メロディックやポップパンクを掘って行くとカナダ編でBUM以前のバンドで必ずぶち当たるバンドといえばこのNILS!2015年にひっそりとリリースされていた復活アルバムがまだ残ってましたよ。1曲目を聴いてもらえれば、なんでこのバンドが後続の多くのメロディック/ポップパンクバンドへ影響を与えたのかわかってもらえると思います。あのDOUGHBOYSやMEGA CITY FOURも影響を受けてますからね。いっときは落ち着いたサウンドになってたけど、この復活作では疾走感溢れるパワーポップなメロディックを聴かせてくれてます。HUSKER DUやREPLACEMENTSと同様の評価がされてもおかしくないバンドだと思うんだけどね。6曲目とかすっげーワクワクさせられんね。カナダって国は流通の問題があるからね。それさえなければ、もっと一般的に知られ渡ったバンドでしょう。(O)
ISOTOPES “1994 WORLD SERIES CHAMPIONS” LP
ついにアナログ盤入荷!カナダ・バンクーバーのラモーンズコアポップパンクバンドISOTOPESの10曲入り2ndアルバム!”1994 WORLD SERIES CHAMPIONS”とタイトルを付けてるようで相変わらずの野球愛はブレない!曲名には”WHAT WE DO AIN’T SECRET”、”D.O.A.”、”INDIAN SUMMER”なんて80年代を彷彿させてくれるけど、曲は全く関係なく完全なまでの3コードラモーンパンク!もうこれはTEENAGE BOTLEROCKET~LILLINGTONS,NERDY JUGHEADS、MANGESな3コードポップパンクファンからDICKIES~IMPO & THE TENTS好きな人まで大好物なはず!(O)
こういうインタビューが読みたかった!!!マックス・ウォード のインタビュー最高!皆周りに溶け込めない奴等がパンクスなんだよな!625THRASHCOREは日本人パンクスの殆ど言っていいくらい彼が世に出したレコードを好んで聴いていたし、その勤勉さ人柄がこのインタビューから感じ取れるのが読んでてニヤニヤしてしまう。パワーバイオレンスについての彼の見解は読んで是非共感して欲しいですね!やっぱりパンクスの共通は”I hate the Fuckin’ Joks!!!”!そしてメインは大学の話なんですが、読み終わって自分に置き換えてみると、俺は何の為に大学に通っていたんだろう?もっと専門知識を楽しんで勉強すれば良かったなぁと少しだけ思ったりしました!(R)
■小特集: ハードコア・パンクと学術 〔インタビュー〕 ・パンクは常に、「学校」だった/ジェフ・エヴァンス (Skaven, Lachrymose, Asunder) 【80 年代初頭のパンクとの出会いから90 年代ベイエリア・シーンの話、アジア思想研究へ進んだ経緯から、現在のベ イエリアのハイパー・ジェントリフィケーションの話まで】 ・パワーバイオレンスから思想犯罪まで/マックス・ウォード (625 Thrashcore/Plutocracy, Spazz, What Happens Next? Scholastic Deth 他) 【日本のパンクス、スラッシャーズもお世話になったMax 625。「パワーバイオレンスとは何だったのか」という回想から、アメリカの大学制度の基本的情報、日本史研究者として現在の日本社会をどう見ているかまで、24,000 字超のロングインタビュー!】 ・私たちのパンクのアイデアを積極的に再考すべき/スチュアート・シュレイダー (Game of the Arseholes, Shit-Fi.com) 【知る人ぞ知る学者パンクス、スチュアートが見る現代のDIY パンクシーンとは? 過去にリリースもしていたDiscloseについての言及は読み逃し厳禁!】 ・〔付録〕DSA(アメリカ民主社会主義者)について/A. K.アコスタ ・解説―学びの場としてのハードコア・パンク・シーン/鈴木 智士
■レビュー(音源、書籍、映画) ・Henryk Górecki: Symphony No. 3 (Symphony of Sorrowful Songs) Op. 36 /Beth Gibbons and the Polish National Radio Symphony Orchestra /鈴木 智士 ・The Caretaker/Everywhere At The End Of Time/ Terroreye (Kaltbruching Acideath) ・Thergothon / Through the Pits Of Time /鈴木 智士 ・離散者がいずれの国家も選択せず生きる道のり ――中村 一成『ルポ 思想としての朝鮮籍』/新井 一三 ・私たちの物語を ――チョ・ナムジュ『82 年生まれ、キム・ジヨン』/堀エマソン ・「私たちの将来を考えなくてはいけない」――『異国に生きる 日本の中のビルマ人』/どあのぶ