Timもレビューで書いているように、オープニングナンバーが疾走感抜群なメロディックチューン。これ、まじかよ、90年代UKメロディックっていうかTRAVIS CUTじゃねーかよ!と驚くことでしょう。全編がこういう感じだったら、クッソヤバいことになるんだけどそうはならず、MIDWEST BEATなジャングリーなロックンロールをポップパンク寄りにしたような曲もあったり、FOUNTAIN OF WAYNE風のパワーポップあり、また後期JAWBREAKERなオルタナ感ある曲もありと、さすがベテランならではの引き出しの広さ!メロディックナンバーも随所に散りばめられてるので、パワーポップの曲とメリハリがついてて聴きやすい。こういうところもまた、90’sなメロディックなギターバンドを思い出させてくれて大好きです。アナログオンリーなんだけど、このKyleはアナログレコーディングにこだわってる人なので、レコードで聴くのが一番ベストと思われる質感とバランスで各楽器の音もすげー良い。キッズは何度も聴かないとこのアルバムの面白さは気づかないかもしれないけど、30代後半以降の人は、ジワジワと虜になるでしょう!もちろん、ダウンロードコード?そんなのはついてねーよ!と、言ってもらいたかったんだけど、しっかりと付属しています(笑)(O)