実は、なぜしっかりと録音されていたものが、あのグシャーっと潰れていたかの理由も教えてもらえました。オリジナル盤持っている人ならわかると思いすが、この音源のベーシストはクレジット上はDickieですが実際は違います。レコーディングは後にRUGRAT、RANで活動することになるStuart Raymondが殆どやっていて、あとは、H.D.Q.のRobです。Stuがメンバーだったんだけど、LEATHERFACEの当時の飲みっぷりに嫌気がさして、レコーディング終了後すぐに脱退した。その後の後任を探すも誰もStuのベースラインを弾くことができなかったので、そのためにフランキーが動いているベースの音が聞こえないように、当時の技術でミックス処理をしたために、繊細なギターリフの大半や、ドラムの細かい部分も消えてしまったというのがその理由だったようです… 今回のリイシューでは全ての音が復活して完全系で蘇ったんです!すごくね?まさにHERESYの「FACE UP TO IT!30周年記念盤」と同じなんですわ。それくらい、驚きのサウンドだよ、マジで!アートワークは、当時のDIYクオリティーで、タイプライターみたいな読めない曲名や、歌詞もちゃんと読めるようにして、ドット画だったアートワークも修正、さらに、タイトルになっていて今は取り壊されてしまったチェリーノウル病院の外観をインサートに掲載し、レーベル面はフロントアートワークの元画像が使われ、当時メンバーがやりたくてもできなかったことが全て実現したものとなってます。