1月
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Filed Under (好盤紹介(US)) by onigiri

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ペンシルバニア産POP PUNKバンド!個人的にはSCREECHING WEASEL以来の衝撃を受けたバンド。何っぽいって形容するがホント難しいんだよね。PLOW節としかいいようのないような。恐らく曲も思いつくままに作ってるんだけど、中期から後期の曲が思いっきり初期衝動的な勢いがあったりして普通のバンドの逆を行く音なんだ。
キリスト教系高校の同級生だった3人により92年に結成され93年にNJ州のローカルレーベルCOOLIDGEから待望の1st 7″ “DANCE”をリリースしSHREDDERの名物コンピSHREDDS vol.1に1stシングル収録曲が収録された事により一気に大ブレイク!ってことは当然なく、一部のポップパンクメロディックな人にこのバンドヤバいぞって認識されることになる。このシングルはPOP PUNK史上に残る大名盤だと思うな。さすがSHREDDERのコンピにも登場しただけのことはあるメロディーセンス!メンバーはこのシングルが後々まで彼等のイメージを決めつけられた音になったからってあんまり気に入ってない様子だけど。そりゃそうでしょう、これだけの作品を出しちゃったらさ。
当時ペンシルバニア周辺ではWESTONと並ぶ看板バンドで、お互いに刺激しあってライブもすごい勢いでやっていた。WESTONがメンバーチェンジを経てPOWER POP路線に傾倒していき東海岸の大手インディーレーベルGO KARTと契約した事により活動の幅をローカルシーンからアメリカ国内のみならず、ヨーロッパへと広げて人気を得ていった時期に、反対にこのPLOW UNITEDは地下に潜り、ベースメントショウ中心の活動になりローカルシーンを盛り上げていく事になる。まぁ地下に潜ったというか、恐らくメンバーは学校の数学の教師もいたから、バンドだけに専念するつもりがなかったんじゃないのかな。でも2回くらいはカナダまでツアーに行ってる。リリースも声をかけたら恐らく断らなかったんじゃないかと思うほどいくつものローカルレーベルから7″を連発していたしコンピまで数えるとコンプリートはかなり難しい。
実際、P.A. ローカルシーンでカリスマ的人気を誇っていたのはPLOW UNITEDだと思う。みんな別格扱いをしていたし。でもメンバーは普通に兄ちゃんみたいですごい気さくな人たちでした。サウンドも初期の頃の彼等の音とくらべると後期ではポップさは残しつつもハードさとスピードを増していっている。ライブではドラムが突っ走りすぎて(恐らくわざと)ギターボーカルの歌が演奏のスピードについていけていない時もあったりwww解散理由もそろそろ辞めよっかみたいなあっさりとした理由だったようだし。
笑える話として何人の人が知ってるかわからないけど、1stアルバムと2ndアルバムをカップリングして天下のAVEXからメジャーデビューしてるんだよね。多分全然売れなかったと思うけどw
ちなみに95年に同名バンドからクレームをつけられてPLOW UNITEDに変名。
デモシングルを集めた編集盤のデッドストックを発見したので恐ろしい数を入荷します。しかもたくさんの人に聴いて欲しいので安く出します。
http://www.myspace.com/plowunitedforever


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