あほだったーこの曲の視聴をアップしてなかったとは。SKIMMERのニューアルバムに収録されている”THREE STARS FROM JOHN”。イギリスのBBCの人気番組のDJとしてパンクロックを普通にかける男として、世界中に信者がいるジョン・ピール。惜しくも2004年に心臓発作で亡くなった彼に捧げた曲。前身のSECTの頃から、ジョン・ピールに気に入ってもらってラジオで流してもらっていたものね。それに多くのイギリスの若者がずっと聞いているラジオ番組としてそりゃ思い入れもあるよな。ということで、対訳しているときに「おっ」と気づいたこの泣きの名曲。ジョン・ピールがどういう人だったかわかるとすごい泣けるんじゃないかと思って歌詞も載せてみました。すごいケビンの歌詞が的確だと思うので。彼等も本当にジョン・ピールの番組で育ったんだなと思って。
恐らく30代以上の人でロックが好きな人なら、この人の名前を聞いたことはいないと思う。ジャンル問わずに殆どのイギリスのインディーズ界のヒット曲はこのジョン・ピールが影響しているんだよ。ってか国営放送なのにすごくない？NHKもやるべきだよ。ってかやらせて欲しい（笑）。
多くのパンクバンドも、このジョン・ピールに気に入られたバンドはJOHN PEEL SESSIONとして、BBCのスタジオでしっかりとレコーディングされて、ラジオで流した後に音源として発売されているので、見たことあるんじゃないかな？STRANGE FRUITリリースものとか。
ちなみに、STUPIDSはジョン・ピールが初めてラジオで流したハードコアバンドで、その後にEXTREME NOISE TERRORやBOLT THROWER、UNSEEN TERROR、NAPALM DEATHなどなど。そして80年代後半には数多くのUKメロディックバンドもジョン・ピールのサポートで名前が知られるようになった。で、このジョン・ピールのすごいところは、送られてくる凄まじい数のレコードとかをちゃんと自分で聴いて気に入ったものしか流さないんですよ。だから彼が大プッシュしなくても、彼の番組で一度でも流れるだけでもすごい栄誉なんですよね。聞いてる人達は自分の知らないバンドが流れると誰だこいつら？ってなるわけなんで。
そもそも日本だと成立しないことをやっているんですよ。まず、国営放送ってことでスポンサーを気にしないで、自分の気に入った曲を流せる。さらに国営放送がそれを認めている。すごい羨ましい環境ですよね。

JOHN PEELの訃報をアナウンスしたニュース
CD JOURNAL

“THREE STARS FROM JOHN”　※listen

“THREE STARS FROM JOHN”（ジョンからの三つ星）
斬新さかオリジナル、勇気の評価基準。
あなたは衛星だった。
誰もが知らない曲を奏でるために定期的にやってきた。
今夜は二度目。
「この曲、君たちは絶対聴くべきだよ。」
そしたら「速度を間違えちゃった。」だって。

深夜、路上で、そして音の中に
あなたは絶対に失望させなかった。
家で僕は夢中で聴いていた。
僕らの曲にあなたが共感した時もあった。
あなたはたった一人で僕らの曲をサポートしてくれた。
あなたなしでは、共感は得られなかった。

僕らが支払い続けている全ての賛辞。
ジョンから3つ星を得たのは栄誉だったよ。
ジャケットにその格付けが記されてさ。
それは僕らが達成した進化のリトマス試験紙のようだ。

面白くて意味が深い。
あなたのような存在は今やいない。
あなたは近くにいないんだ。

深夜、路上で、そして音の中に
あなたは絶対に失望させなかった。
家で僕は夢中で聴いていた。
僕らの曲にあなたが共感した時もあった。
あなたはたった一人で僕らの曲をサポートしてくれた。
あなたなしでは、共感は得られなかった。

そして君は僕の青春期の音楽の定義付けを支えてくれた。
君は他の誰も選ばないだろうその曲を放送する唯一の人物。
あなたは絶対に情熱を失うことはなかった、
僕は自信を持って言うことが出来る
僕はあなたに会って、大きな借りを作っている。

僕は当時知っていた、そしてずっと。
日々はあなたと僕のものだった。
あなたのショーは僕に絶対に忘れたくはない思い出をくれた。
共感がある。

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