12月
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WS100: Pelotan “LUCKY OLD SUN” CD

いよいよリリースです!WATERSLIDEのカタログナンバーもついに100を突破しました!レーベルを始める時はこんなにリリースできるとは思わなかったし、考えてもいなかった。だって元々は自分のバンドの7″をリリースするためだけに立ちあげたわけだし、こんなに続くなんて思わなかった。途中には音楽に関わること一切やりたくなくなってライブにも行かなくなった暗黒な時期もあったし(SEE HER TONITEの企画には打ち上げだけ飲みには行っていた)。何が原因だったのか今もってわからないけど、EAGER BEAVERのアキヒロくんと前にこの話をした時に彼もそういう時期があったってことだから男の子にはそういう時期もあるんでしょう(笑)。あまりこの時期のことは記憶に無いんだよな。覚えてるのは都庁の展望台から下を眺めて、働け蟻共と思っていたな。けれど結局会社員として働き始めてて俺がその蟻になって仕事に謀殺される毎日の中でPEACE OF BREADに出会ってやっぱり自分もやりたいと思って再び始めたらこんなにも続くなんてね。
どのリリース作品もやっぱりすごい思い入れはあるわけで、手に入れてくれた人が気に入ってくれていつまでもその音源を手元においてくれていたらってことが一番の願いかな。
まだまだ続けます。なんで100も単に通過点。前にある人に色々なスタイルのバンドをリリースするなって忠告を受けたことがある。2秒考えたけど答えはうるせーっての。自分が好きなバンドをリリースしてるんだからいいだろ別にってかんじです。俺はお前と違って狭い視野で聴いてないっての!だから、まだまだどんどん自分が震えたサウンドであれば何も気にせずにリリースしますので、気に入ったサウンドのバンドのリリースであれば手に入れていただければと思います。
さて、Pelotan。出会いは突然だったね。名前は知っていたし、初期の頃のライブも多分八スタだったと思うけど見た記憶もある。でも全然接点がなくて彼らの望んでる方向は自分と違うんじゃないかなって勝手に思ってた。ある日といってもここ数年で座頭市スタイルのアキラと話してじゃサシで飲んでみようってことになって池袋のENJOY!天狗で飲んでから一気に距離が近づいた。やつは見た目から想像できないけどサウンドだけではなく、活動方法に関しても色々深く考えていてそこに共鳴したことがこのバンドをリリースしたいって思ったきっかけだった。あとは、話は簡単。転がるように今作のリリースが決まった。アルバム用の曲作りの時点で曲が出来たらすぐに送ってくれてそれに対して返事出してっていう作業も面白かったな。丁度、家庭の事情で色々と大変だった時期だったからその作業には希望があって本当に救われた。
基本的に海外のバンドでもそうなんだけど、リリースするバンドってのはやりとりの中であっこのバンド絶対オレがリリースするなって直感がある。メールだけでもなんかこのバンドとは合わないっていうバンドはリリースまで進まないし。それがなんなのかうまく説明出来ないんだけど。もちろんタイミングも大いにあると思うけど。どのバンドも制作過程で曲を聴かせてくれてどう思う?って聞いてくれるバンドが多い。そういうやりとりをしているとそのバンドのメンバーになっている感じがする。それが幸せなんだな。自分は今決まったバンドに属してはいないけど、リリースしているバンドに加われてる気がするから、色々な音に触れられていると思えることがレーベルをやってる楽しみである。だからまだまだその楽しみを追求したいと思うんだ。ってことでPelotanついにリリースです!ぜひDiSGUSTEENSとSONIC SURF CITYと一緒にツアーをやりたいと思います。
同時リリースのBANGERSと合わせて2013年のリリースは終わりです。2014年もよろしくお願いします。


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