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WS174: JAMIE 4 PRESIDENT “The Heartbreak Campaign” CD

※2017年10月18日リリース予定

FOR FANS OF: GUIDED BY VOICES、CURE、THE SMITHS、BIG STAR、THE PROMISE RING、WILD ANIMALS、インディーロック/エモ、パワーポップ

2017年4月に日本ツアーを行ったWILD ANIMALSのギターボーカルJamie R.Greenによる別プロジェクト。元々はJamieとPablo(このPabloはWILD ANIMALSのPaulaちゃんの従兄弟)がマラガという街でやっていたエモ/インディーロックバンドNOTE TO MYSELFを母体で、2人がマドリードへと移住しバンド名をJAMIE 4 PRESIDENTへと変更。現在のメンバーはWILD ANIMALSのJamie、FUCKAINEのPablo,BULLITTのXavi、PLEASE WAITのBorjaと現行スペイン・エモ・シーンのバンドのメンバーが在籍。ってことなんで思いっきり所謂エモなサウンドなのかと思いきや、彼らの敬愛するThe Beach Boys、American Football、Guided by Voicesからの影響が色濃く出されたサウンドなんだな。80年代で言えばTHE SMITHS、CUREを彷彿とさせ、90年代で言えばGUIDED BY VOICES、THE PROMISE RINGといったエモ/インディーロック/パワーポップをブレンドし極上のメロディーを搭載した清涼感のあるサウンド。どのバンドも共通してるのはウタを大事にしてるってこと。元々はイギリスからの移民であるJamieの血のためか、UKインディーロックバンドに通じる陰りがある切ないメロディーがこのバンドの特徴になっている。この哀愁がMILES APARTやJUNE AND THE WELL好きな人にも受け入れられるんじゃないかと思う。スペインの老舗エモ/インディーロックレーベルBCore Discとの共同リリース。そしてNO MORE LIESのメンバーで現在数多くのエモ/インディーロックバンド(Jeremy Enigk aka Sunny Day Real Estate、Daïtro、Fireside、The Van Pelt)を手がける現在進行形スペインの最重要レコーディング職人Santi GarciaとVicotr Gariciaが兄弟がバンドを気に入り自らプロデュースを手がけているということで、スペイン国内におけるこのバンドの注目度が現れているだろう。エモ/インディーロック/パワーポップを同時に愛聴している方はぜひこの作品を聴いて欲しい。目を閉じるとスペインというよりも英国の空が思い浮かぶ。WILD ANIMALSと通じるメロディーももちろんあるけど、全く別のベクトルのサウンドを奏でてるところが面白い。CHOPPER解散後に始めたPYLONにも通じると思うよ。

(収録曲)
1. The Day I Fell for a Gypsy Girl
2. Candyfloss
3. Everything Fades
4. Power Ballad Prince
5. Secret World
6. Mexico 86
7. Far from Blue
8. The Mystery of Amy Woo
9. 3 Years and Counting
10. Somewhere on the Costa Brava


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