1月
23
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4/5(金)京都POP! PIZZA
4/6(土)名古屋東山Studio 246
4/7(日)東京新宿RED CLOTH

ついにDIRT BIKE ANNIE(以下:DBA)が日本にやってくるぞ!えっ誰それ?えっまだやってたの?なんて声も遠くから聞こえてきそうですが…

でも、俺にとっては大事なバンドなのです。元々自分がやってたバンド、それから知り合いのバンドをサポートすることくらいしかしていなかったWaterslide Recordsを、しっかりとレーベルとしてやっていこうと決断するきっかけとなったリリースがDBAとPEACE OF BREAD(以下:POB)のスプリット(『B-Punk Is Good Vol. 3 7″』WS014, 2005)なのです。そこにはPOBとの出会いが絡んできます。

ある夜、今は残念ながら再開発やらなんやらでなくなってしまった渋谷GIGANTICでPOBのライブを見て、音源で聴いていたよりもはるかに良かった彼らのライブに一発でやられて、先も何も考えずにリリースしたい旨を伝えその場でオッケーをもらいました。それでスプリットにしようという話になって、POBの土屋とお互い男女混成ボーカル同士ってことでDBAにアプローチしてみようよって流れになって(多分、俺が土屋に好きだったDBAを聴かせたんだと思うが)、DBAに連絡してみると、彼らはいつか日本にいくのが夢だから絶対にやりたいと言ってくれて実現したのです。そして、ここから国内外の知られていなくても、世の中には良いバンドはこんなにいるんだぜスタイルでリリースしていきお金がどんどん出ていくことになったんです(爆)でも、音源が完成してすぐにDBAは解散してしまい、そこから彼らとは疎遠になってしまったんだけど…

DBAは男女混成ポップパンクバンド。NYCのハドソン川の対面ニュージャージー州ジャージーシティでAdamとDanを中心に95年結成。活動は主にNYC。96年に自主レーベルからデビューシングルをリリース(この時点ではJeanieはまだ加入していない)。その後、97年にMutant Popから2ndシングルをリリースすると、ここ日本でもポップパンクやギターポップを聴いている方を中心に知られ始めていきました。99年にWhoa OhとMutant Pop共同で1stアルバムがリリースされる頃には、GREEN DAYの登場以降、世の中のメインストリームでパンクロックが受け入れられた時代もあり、彼らのそのアルバムは日本国内でもかなりのセールスをあげていたと思います。そして、そのアルバムリリース以降、今やポップパンクを聴いている人で知らない人がいないERGS!の中心人物であるMikeyが加入しているのです。この頃、MikeyはERGS!も同時に始めたばかりで掛け持ちでやっているんですけど、当時の写真とか見るとメンバーの弟的な存在で可愛がられていたようです。完璧なラインナップとなった彼らは、ツアーも行い、2002年にはオランダのポップパンク発信基地Stardumb recordsからPOPSTERSとのスプリットをリリース(この音源ではPOBにも共鳴するメロディック要素も出してきている)、そして翌年にはパワーポップを取り入れたサウンドへと進化しDirtnap Recordsから2ndアルバムをリリースするのです。余談ですが、この時期に、俺がPOBとのスプリットを彼らに打診しています。この時期の彼らは乗りまくっていて、マイクロソフトのゲームソフト『Project Gotham Racing 2』というゲーム中のBGMとして2曲を提供して欲しいと言われてて、そのスプリットの音源はこのゲーム会社がレコーディング代出してくれるから、その時に一緒に録るから問題ないと言われたのを、今この文章を書いてて思い出しました(笑)今、考えるととても恵まれた時代でしたね。

しかし、ツアーを行うなど順調に思えていた活動も2005年になると、結成から10年を迎え倦怠感を迎えた夫婦のようにギクシャクして来たようです(勝手な想像!)。長期のツアーを行うと結構バンド内はギクシャクしたりするのがバンドあるあるですね。まずはベーシストのJeanieが脱退、続けてDanも脱退。残ったAdamとMikeyは、それならばと、一度解散を決断したのです。その後、Adamは、THE IMPULSE INT’Lを結成。Mikeyは、掛け持ちでやっていたERGS!以外にも、UNLOVABLES、THE MESURE (SA)、HOUSE BOATなど様々なバンドで活躍を続け最近ではソロでも活動しているのは皆さんご存知の通り。

DBA自体はその後、復活も何もなかったんだけど、2010年にその頃ポップパンクがまた盛り上がってきて90年代のMutant Pop周辺のバンドも再び脚光を浴び始めていたところでDBAも再評価され、Jeanie抜きで一度限りのライブをInsubordination Festで行ってます。それから、5年後2015年突如、Mikeyがどちらのバンドでもドラムを叩いているTHE UNLOVABLESとのお互い新曲だけでのスプリット12″を突然リリースして湧かせてくれたんだけど、その時、聞いた話ではDBAはもうやらないよとのことで、彼らのライブを見れることはもうないんだなと諦めていました。でもですよ、2022年12月に衝撃の連絡がBloated KatというレーベルをアメリカでやってるServoから入りました。2023年6月にNYCでライブ企画やるから来てくれと。そのラインナップがERGS!、STEINWAYS、CHARLIE BROWN GETS A VALENTINE、SHORT ATTENTION、WHIMSYLAND…そしてDIRT BIKE ANNIE(classic 4 piece line up)!!!ついにJeanie復活かよ!もうこのメンツならこれは行くしかないなと。行きましたよ15歳の長女連れて。

会場に着くと、人人人。こんなにポップパンクのイベントで入るのかよと。Servoは速攻でわかった。他は、うーん、誰だかわかるようなわからないような。Mikeyは速攻でわかって会話。ラーメン大好きらしい。ラーメンとレコードのために日本に行きたいと。STEINWAYSのGrathもすぐにわかった。CHARLIE BROWN GETS A VALENTINEも物販ブースあったからすぐに話せた。YOUNG ROCHELLESのRockyも普通にいておっすーと。DBAはまだ来てないのか?さっきからチラチラこっち見て歩いてる背の高い人誰だろう?なんか見たことあるなこの人、そんな感じでライブ見たりして時間は数時間過ぎた。Grathの物販スペースに日本から持って行ったDBAとPOBのスプリットを置かせてもらっていたら、さっきからチラチラ見てたでかい人がやってきて、もしかしてカズ?と初めて話せました(笑)この日に持って行った10枚のDBAとPOBのスプリットは出した途端にソールドアウトしましたよ。

実はDBAのライブは、どうせ再結成だから好きな曲を聞ければいいかなと思って軽い気持ちで臨んだです。そのほうがフラットに見れるかなと思って。でも、これが、めちゃくちゃテンション高くて、ライブ音源で聴いたり、少ないライブ映像で見ていたのよりもさらに動きまくるステージングでびっくりさせられたしむちゃくちゃ良かった!なんだよ、まだこんなすげーライブするんじゃないかと!会場にいた人も一気にテンションマックスになってるのわかるほどの良いバイブが蔓延していた。ブランクなんて一切感じさせなくて本当に良かったんだよ。

ライブ終了後に、DBAのみんなと話してたら日本に行きたいんだよ、いまだに日本にDBAで行くのが夢だってみんなが言ってて、本気で来るならツアー組むから4人で考えなよってその時は終わった。マジで来るならこんな最高で楽しいライブみんなに見てもらいたいからツアー組むの余裕だぜと思いましたしね。それから、あんま話進まなくて、どうすんの?と問いかけた途端の年末に全員盛り上がって一気に話が進みました。それで実現するのがこのツアー!残念なのは、POBの土屋がこの場所にいないこと。絶対に喜んでくれたし、このツアーを一緒に手伝ってくれただろうな。いや、絶対横で笑って見てるだけだな…

ちなみにAdamはハイスクールの理科の先生。Jeanieはセラピスト。Danはクリエーター。そしてMikeyはミュージシャン(笑)。

もう毎日ワクワクしてる彼らからメッセージも届いてますよ!
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俺はアダムことDirt Bike Adam。DBAではギターとボーカル担当。演奏すること、スケートボードすること、ゾンビにレコード、それから手品が好き。

日本での生活がどんな感じなのか興味がある。土地土地ごとの地元のお店を見たり、公園に行ってみたり、日本人が普段やっていることを何でもやってみたいんだ。

ライブ見に来てくれれば絶対楽しい時間になることは約束するよ。キミの脳みそが落ちるほど激しくロックするぜ!だから、脳みそがこぼれ落ちないように帽子をかぶってきてね。

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俺はマイク、ドラム担当。

日本ではラーメンを山ほど食べ、SHM-CDやSACDを買い込むのを楽しみしてる。もちろんライブするのも!

日本で新しい人々とたくさん出会い、君らの国で一緒に遊ぶことを待ちきれない!

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おっす、俺はDirt Bike Dan Paquin!ベース弾いて、歌ってる。アダムが、みんなの脳みそを揺さぶるのに夢中になるだろうから、ライブ前にはちゃんと喘息の薬を吸入して心臓発作を起こさないように一生懸命やるよ!

日本に行くのは初めてだからむちゃくちゃ興奮してる!ゴジラのアジトを一目見たいし、村上春樹の生家にも行ってみたい。それに新幹線も乗ってみたい。それ以外は、面白い場所を見つけるベストな方法は地元の人と一緒に歩き回るってことなのはわかってる。だから、美味しい食べ物(特にラーメンと寿司)と、友人のカズが連れってくれるであろう秘密の場所の発見を楽しみにしている!

日本のみんな、俺たちをこの国に迎えてくれることにありがとう。平和と愛とロックンロールを! ✌️☮️🎸

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こんにちは!ジーニーことDirt Bike Jeanieです。私は歌いながらエクスプローラーを演奏してる!普段の私は、大好きなセラピストとして過ごしていて、DBAのときとは全然違うの!私の人生の中のDBAである部分が再び光を放つことができて、私たちはとても幸運だと感じてる!

私にとっても初めての日本!私の家族はすごい羨ましがってる。桜を見ること、食べ物、ファッションをチェックするのが楽しみ!私も旅で学んだ最も重要な教訓は、地元の人に従うこと!日本に行けるってことまだ実感がない!!本当に日本のみんなありがとう!みんなと色々話したり楽しい時間を過ごすことが待ち遠しい!

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ようやく彼らの夢であった日本ツアーを手助けできる機会が訪れた。とにかくこのツアーを彼らは楽しみにしてる。最初で最後の日本ツアーになるだろう。本当にライブは楽しいものになると確信している!だから、かつてDIRT BIKE ANNIEの音源で楽しんだ人には是非彼らのライブを見に来て彼らと話をしてほしいよ!お願いしまっす!ある意味このバンドのツアーを組むことは自分の人生の統括になっていると思います。だから、今回は(も)思いっきり楽しみたいと思います。

各会場の時間や対バンなど詳細は決定次第、随時アップします。初日の京都はスタート時間遅めで終電の時間を考えて早めに終わるように考えています。2日目の名古屋は土曜日なのでスタート早めで東京からもバンドいくつか向かってまたフェスのような感じで早めに終わるように考えてます。最終日の東京はポップパンクファンには喜んでもらえるようなジョイント企画になると思います。まじでお楽しみに!

2024年1月20日SICKOのEan主催のThe Seattle Pop Punk Festivalでもライブを行い、めちゃくちゃ盛り上がってましたよ!


8月
02
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WS256: ASTRONUTS “DARK MATTERS” LP+mp3

※2023年8月23日リリース予定
※限定200枚(国内分は40枚)
※ダウンロードコード付き
※Red/Black Smoke VinylとRed Vinylあります

このところ、どの音楽ジャンルも90’s回帰が止まりませんが、ドイツからも良質な90’sメロディックフォロワー現れた!と思ったら、実はこのバンドMonster Zeroからもリリースしている3コードポップパンクバンドTHE BARBECUTIESに、Yo-Yo recordsからUSELESS I.D.とのスプリットをリリースしていたSPYHOLEのメンバー2+2が2018年に結成したバンド!コロナパンデミックの収束とともにツアー開始を決意した今アナログで1stアルバムをリリースです。今作は4レーベル共同で限定200枚!NO USE FOR A NAMEを思わせるメロディックパンクにATRISなどを思わせるポップパンクをブレンド、そこにもちろんヨーロッパメロディックパンクの持ち味でもある哀愁のメロディーを乗せた大注目のサウンド!伸びやかなメロディーと合唱一歩手前のハーモニーの具合も抜群だし、2本のギターのアンサンバルもこのアルバムを爽快なものにしてくれてる。そしてなんというか、垢抜けてないショボさがほんと最高!歌詞は英語のため、雰囲気的にはスウェーデンのバンドを思い起こさせてくれるんでMILLENCOLINやNO FUN AT ALL好きな人ってかB級もの好きな人には気に入ってもらえると思う!

(収録曲)

  1. Light upon dark matters
  2. I defy
  3. Escapologies
  4. The grand detour
  5. Fate left to the waves
  6. Leviathan
  7. Drifters
  8. Hello trouble
  9. Time flies
  10. Siren calls

予約はこちらから


4月
28
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WS261: REVERSE “BEHIND THESE WALLS” CD

※2023年7月中~下旬リリース予定(完成次第発売予定)
※帯/歌詞対訳付

UK メロディックシーンが最も脚光を浴びていた90年代初頭。1990年にストークオントレントにて結成、デモ音源をリリースし地道に活動開始。すぐさま御大EXIT CONDITIONに発掘され、そしてEXIT CONDITIONが自らレーベルを設立し、彼らとスプリット7″シングルを93年にリリースしたことにより、ここ日本でもすぐさま多くのUKメロディックファンが「REVERSE」の虜になった。これまでに正式にリリースした音源も非常に少ないながらも、どの音源も非常にクォリティーが高く時代を経ても未だにUKメロディック界の奇跡として語られるバンドの2023年の新作アルバム。
2019年突如復活し、シングル、アルバムをリリースし彼らの持ち味であったドライビングメロディックに泣きのサッドメロディーは健在であることを証明してくれましたが、今作は1曲目からまさに原点回帰とも取れるメロディック狂が心を奪われた95年から96年にかけてDAMAGED GOODSから連続でリリースされた3枚のEPを彷彿させる曲に!!!当時とはレコーディング機材からレコーディング方法まで変化しているはずなのに、この音の質感といいこれぞREVERSEらしさはまさに90’sメロディックサウンド!素晴らしい!バンドは常に新しいモノを生み出す派に対して、このバンドにしか出せない古き良き音を望む派にはたまらないアルバムになっている事は保証致します。昔の焼き直しと言われても結構。俺達がバンドに求めてるのは最高期の音だろ?

(収録曲)

  1. THAT SUMMER
  2. OUR FAVOURITE SONG
  3. NOT DEAD YET
  4. THIS DISAPPOINTMENT
  5. GOT IT WRONG
  6. TWO POINT FIVE DEGREES
  7. BEHIND THESE WALLS
  8. ANGRY ON THE INSIDE
  9. SAY SOMETHING ELSE
  10. ANN WITHOUT AN E
  11. NEAR MISSES
  12. TIME

BTRC12-157-J: REVERSE “BEHIND THESE WALLS” LP

※2023年7月中~下旬リリース予定(完成次第発売予定)
※ランダムMIXカラーVINYL国内流通限定帯/歌詞対訳付
※同内容のアナログ盤

(収録曲)
A1. THAT SUMMER
A2. OUR FAVOURITE SONG
A3. NOT DEAD YET
A4. THIS DISAPPOINTMENT
A5. GOT IT WRONG
A6. TWO POINT FIVE DEGREES
B1. BEHIND THESE WALLS
B2. ANGRY ON THE INSIDE
B3. SAY SOMETHING ELSE
B4. ANN WITHOUT AN E
B5. NEAR MISSES
B6. TIME


12月
05
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KAHUNA SURFERS『Magical surfers』

interviewed by Axel M. Gundlach

このインタビューはドイツのOX-FANZINE #165に掲載されたものを許可を得て対訳して掲載しています。

https://www.ox-fanzine.de/

カフナとは、ハワイ語に由来し、伝統を培い、技を極めたマジシャンの総称。スウェーデン南部クリッパン出身のKAHUNA SURFERSは、才能あるサーファーなのか?それともスウェーデン出身の偉大なサーフポップパンクバンド先駆者たちの伝統を受け継いでやっているのか? このことを、ベーシストのジョニー・ウィークエンド、キーボードのシンチラ・バニラ、そして2人のギタリスト、ニック・ネイルとアンディ・コロナへ質問してみたかった。ドラマーのケニー・ブレイクは、残念ながら体調不良でインタビューには欠席。このバンドは11月上旬にデビューアルバム「Kahuna Wave」をリリースしたばかりだ。

気を悪くしないでほしいのですが、皆さんはもう25歳ではないですね。ある程度の年齢がいってからバンドを結成した理由を聞かせてください?

ニック:25歳でも、ずっと年上でもいいんだよ。年齢なんて関係ない。いくつになっても同じことで、一緒に音を出して、一緒に楽しく良い時間を過ごすということ。それが若さとフレッシュさを保つことじゃないかな。

あなたたちの曲は、とてもプロフェッショナルで完璧なアレンジがされています。KAHUNA SURFERSがこれまでの人生で初めてのバンドではないですよね?

ジョニー:そうだね、みんな他のバンドでやってたね。100種類くらいのバンドをやってきたような気がするよ。

アンディ:でもみんな、スウェーデン南部の地元でしか知られていないような小さなバンドだったんだ。それに、それぞれのバンドはパンクロック、ロックンロール、60年代ビートなど、異なるスタイルのバンドだったね。

シンチラ:ソロのシンガーソングライター的なものもあったわね。

ニック:俺が一番最初に結成したバンドなんて、もう40年近く前だよ。

シンチラ:私はまだ27だから、そんなに音楽キャリアがあるわけじゃないわ。

ジョニー、ニック、アンディ:嘘つけ、お前も変わりないだろが!(笑)

ほとんどの曲はサーフィンをテーマにしたものですよね。このデビューアルバムには、「Non Surfer」と「Surf King」といった対称的な2曲が収録されています。実際のところ、サーフィンできるんですか?

ジョニー:基本的に俺たちは丘サーファー。陸上ではボードに乗るけど、水中では乗らない。波に乗れるようになりたいというのは、夢というか、みんなの憧れだね。

シンチラ:でも、いつかはやってみたい。日本やスペインのツアーに行った時とかに!

すでに年齢のいったお子さんをお持ちの方もいらっしゃいますよね。バンド活動については、お子さんからどのように言われていますか?お子さんたちは親がバンドをやってるという誇りと、恥ずかしさ、どちらが勝っていますか?

アンディ:いくつかのバンドで演奏してきていて。時によっては俺の子どもたちは恥ずかしいと思ってたときもあるけど、KAHUNA SURFERSにおいては、恥ずかしさよりも誇らしさが勝っていると思うよ。

ジョニー:2人の息子たちは、本当にこのバンドが好きでいてくれてる。下の子は俺らのライブやスタジオで一緒にトロンボーンを演奏したこともあるんだよ。恥ずかしいと思ってたら、彼はそんなこと一緒にやらないだろうしね。

シンチラ:私は娘から、サーフバンドをやっていることは彼女の友達には内緒にしてくれと言われた(笑)彼女からすれば、サーフっていうテーマはスウェーデンのバンドには合わないと思ったんでしょうね。娘は22歳で、「サーフパンク」っていう言葉があまりピンとこないみたい。でも、最近、私たちのライブを観て、本当に良かったって言ってくれた。

スウェーデンには、本当に素晴らしいサーフポップパンクバンドを産みだすお家芸的な伝統がありますよね。SONIC SURF CITYやPSYCHOTIC YOUTHのようなバンドもいますし。

ジョニー:今、名前の挙がった両バンドとはすでに連絡を取り合っていて、SONIC SURF CITYとは、すでに一緒にライヴをやっているし、PSYCHOTIC YOUTHのヨルゲンとは、かなり仲良くさせてもらっているんだ。ヨルゲンは俺たちのために曲を書いてくれていて、その曲もこのアルバムに収録されているよ。実はこの2つのバンドこそ、俺にとって重要なインスピレーションの源だったんだ。

アンディ:俺は数年前からジョニーとバンドをやってて、サーフバンドを始めようという話は、おそらく7年以上前から2人でしていた。ジョニーはKAHUNA SURFERSの原動力で、クリエイティブな気持ちを持って、ついにその温めていた構想を始めたんだ。このバンドをやる前はサーフミュージックは聴いてなかったな。ジョニーがこのバンドで長年の夢を実現し、俺たちはそのメンバーとなることができたんだ。

ジョニーには、みんなをバンドに引き込むための説得力があったんですか?

ニック:そうそう、でも返事するには5秒はかかったな(笑)。いずれにせよ、誘われた時は興奮した。俺は90年代にサーフポップパンクバンドをやっていたんだけど、そのバンドにはちゃんと歌えるバンドメンバーがいなかった。

このバンドはみんな歌が上手いです。ステージに立つ5人が、ドラマーも含めて全員歌いますよね。巧みなヴォーカル・アレンジを完璧に実現していて、メンバー全員が素晴らしいシンガーですね。バンド内で誰が何を歌うかで議論はあったりするんですか?

ジョニー:まさにそのことがこのバンドの全てだと思うよ。楽しく歌い、常に完璧なハーモニーを追求しているんだ。

アンディ:5人の良いシンガーがいるバンドってなかなかないよね。誰が何を歌うかについては議論もない。ニックが主にメインボーカルで、ジョニーがファルセットボイス、僕が中音域を担当している。

ドイツでは現在、カルチュラル・アプロプリエーション「文化の盗用」に関する議論が盛りがってます。アロハシャツを着ることは、ハワイの先住民への抑圧を容認するといったことになりヒンシュクを買うことさえあるのです。あなたたちは、アロハシャツを着て、ハワイ先住民のティキカルチャーをモチーフにしたバンドロゴも使用していますね。スウェーデンではこのことに関して何か言われたことはありますか?

ニック:スウェーデンでは、まだそういった議論は起きていないかな。黒い服を着ることで統一したバンドや、ジーンズにTシャツっていう感じのバンドが多いんだ。KAHUNA SURFERSではアロハシャツを着るのが、俺たちにはそれがぴったりだと思う。

ジョニー:楽しさや生きる喜びを表現することでもあるね。それに、俺たちはハワイの文化を純粋に美しいと思っているんだ。ポジティブなエネルギーも溢れているし。服のことであって、政治的な態度のことではないから。僕らはメタルバンドとはルックスも違うし、それでいいと思っているよ。武骨なビジュアルは僕らのサウンドには合わないしね。

ニック:こういった議論ってどこに繋がっているんだろうか?白人のミュージシャンに、ジャズを演奏すべきではないってならないでしょう。

KAHUNA SURFERSfacebook: fb.com/swedenpoprules


10月
05
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WS244: KAHUNA SURFERS “KAHUNA WAVE” CD

※2022年11月30日リリース予定
※帯付き紙ジャケ仕様、歌詞対訳付き

FOR FANS OF: SONIC SURF CITY、PSYCHOTIC YOUTH、HAWAII MUD BOMBERS、WIMPY’S、RAMONES

SONIC SURF CITYとPSYCHOTIC YOUTHをフェイバリットにあげるこの男女混成バンド、まさにその通りのサウンドで、声質もSONIC SURF CITYのオラを感じさせてくれるし、何と言ってもその2つのバンドをハイブリッドさせたサウンドで100%間違いないやつ!キーボードもあり、パパパコーラスもあり、ポップパンク版ビーチボーイズなサマーアンセムもあり、50’sロックンロールの甘酸っぱさもりで、この手のバンドのサウンドに必要な要素は全て抑えてある!これ新人バンドとは思えないクオリティーの高さだぜ!しかも、SONIC SURF CITYとPSYCHOTIC YOUTHが全面的に彼らの活動をバックアップしてるところもこのバンドへの期待の高さも伺えるしね。PSYCHOTIC YOUTHに至っては、”Summer Of Love”っていう曲はヨルゲンが曲を提供していますぜ!アップテンポでスィンギンなサーフコーラス全開のパワーポップパンクが好きなら失神間違いなしなアルバム!これから、寒くなる時期だけど、このアルバムを聴きながら乗り切ってください!しかし、サーフィンできないスウェーデンなのに、この手のサーフポップパンクバンドのレベルの高さは恐るべし!てかスウェーデンのバンドはほんと昇華がうまいよね。ラストのTHE RIPTIDESのカバー”Goodbye Hawaii”もむちゃくちゃハマってるぞ!

(収録曲)
01 Teahupóo Beach
02 Summer Bay
03 Surfin’ The Dog
04 Go! Go! Go!
05 Surfer Girl
06 Surf King
07 Hey Sue
08 Non Surfer
09 Summer Of Love(ヨルゲン作曲)
10 Goodbye Hawaii(THE RIPTIDESのカバー)


8月
11
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2019年9月感動のJAPANツアーを行ったフロリダのエモ/インディーロックバンドPOHGOHが、世界的なパンデミックの最中、JAWBOX、BURNING AIRLINESでおなじみのJ. Robbinsと再びスタジオに篭り3枚目のアルバムとなる「du und ich」を制作!キャッチーなリフとダイナミックな世界観、Susieの存在感のある歌声と世の中をチクリと風刺する歌詞が前作以上にバンドの現在の充実感が現れている。4人編成のバンドサウンドにJ. Robbinsのハモンド・オルガンに、JAWBREAKERのチェロによるカバーをやったGordon Withersも加わっているという豪華な布陣となってますよ。「du und ich」の歌詞の世界観は、ここ近年の世界的な問題だけでなく、Susieの数十年に渡る多発性硬化症(MS)との闘いについても反映されています。
90年代に結成されたこのバンド、27年経ても、ぶれることなく自分たちが信じているサウンドを再構築しながら続けている。「du und ich」は前作以上に、希望に満ち溢れていて、今の世の中の嫌な空気感への反するメッセージが込められている。めちゃくちゃSusieの姿勢かっこいいぞ。12曲収録で、11月4日にSpartan Records、Thirty Something Recordsとともにリリース予定です。


WSディストロでもデモが大好評な岡山のobstinacyの企画!今週末です!

DDが2名ほどいる津山最凶DEATH DUST EXTRACTORやex-SICKのメンバーもいるthe GOも出ますよ!

近隣の方々は是非!!!検索ワード野郎も来るのかな?

2012.9.8(sat) 朋友館
岡山県新見市高尾2488-1

OPEN/17:30 START/18:00
TICKET 1500yen 高校生以下 500yen

出演:
AKKA(四国)
DEATH DUST EXTRACTOR(津山)
MOLD(岡山)
THE GO(津山)
OBSTINACY

FOOD:川口さんカレー FREE日本酒、テキーラ有り!


8月
15


2012/8/18(sat) at 新宿antiknock

haavavfall present『TOTAL DESTRUCKTION 4th panic』

-BAND

Haava
Avfall
D-Clone(aichi)
False Insight(shizuoka)
Atf
Life
Vendetta!
The Last Moment

-DJ

So
Killing Yourself To Live

open 17:30 / start 18:00
adv  ¥1700 / door  ¥2000

TAKAHASHI GUMIやWSのライブでもお世話になってるHAAVEとAVFALLが共同企画をやりまーす!今週の土曜日新宿ANTIKNOCK!!


9月
17

各コンテンツの左側の下に、最近のコメントを表示するようにしてみました。WordPressは1週間ほど前に2.2.3がリリースされているけどそれは放っておいてあって、まだ 2.2.1のまま。2.2以降であればプラグインをインストールしなくても最近のコメントは表示できたんだけど、タイトルとかがなんか変だったのでプラグインを入れてみた。調べてみて評判がよさそうだったBrian’s Latest Commentsにしたんだけど、他に何かお奨めがあれば誰か教えてください。