CHINA DRUMの編集盤のCDをリリースしているイギリスのSerial Bowl Records(なんとサンダーランドのレーベル!)から新作が到着!いかにもイギリスらしいサウンドを持つバンドです。今後このSerial Bowlとは何か一緒にやるかもしれないのでレーベル名を覚えておいてくださいね。今夜20時にアップします。 今週は全然荷物届いてませんが、FASTBACKSの新作や、CYLSやその他色々日本に向けて飛びったってますので到着をお待ち下さい!それからラジオ放送でゴニョゴニョ言ってたJAILCELL RECIPESのリイシュー音源の国内流通に、最近ソロでばっかり活動していたイギリスの御大がついに活動を始めたバンドの音源などリリース作業も進めていますんでお楽しみに! それでは今夜はインドネシアのエモ/インディーロックバンドeleventwelfthが無事東京に戻ってきて今夜は吉祥寺、明日はツアーファイナルを下北沢であります。ライブすっげー良いバンドなんでお時間ある人は是非!ここんところ足の不調でライブに行けてなかったんだけど、今夜頑張って挑戦してみます!
SLALOM D “WALTZ INTO ANARCHY” LP
LEATHERFACEを産んだイギリス・サンダーランドで2018年から活動を続けているメロディックパンクバンド。と書いてみたものの、このバンドの存在全然知らなかった!レーベルのDarrenから教えてもらうまで全く知らなかったんだけど、2021年に1stアルバムリリース(CD飲みのリリースですでにソールドアウト)してて今作は2023年にリリースの2ndアルバム。メンバーは若くないし、Rebellion Festにもすでに出演しているから過去にやっていたバンドなど探るもこのバンド以前には特に名の知れたバンドはないようだ。メロディックではあるけど、それ以前のパンクロックから影響が顕著で、DAMNEDやTV SMITH/THE ADVERTS、SKIDSやSTIFF LITTLE FINGERSの要素を感じるも現在進行系バンド故に70’sパンクロックとも異なっているな。曲によってはTERMINUSなんかも思い出させるけど、思いっきりNew WaveというかCHINA DRUMのニューアルバムにも通じる感じもする。気を抜いていると”L’appel Du Vide”のようなキャッチーでフックのある曲もあったりとなかなか掴みどころのないサウンド。ってか聴いてて気づかなかったんだけど女性ボーカルでした。しわがれた渋い声で全然気づかなかった!個人的に好きなスタイルの曲はドイツのBAMBIXっぽいかも!(O)
SLALOM D “MEDUSA” 7″
2024年作となる2曲入りシングル。アルバムのコメントでも書いたように、出演したRebellion Festで強烈な爪痕を残したようで、その期待に答えるべく制作された新作。タイトル曲は、彼らの個人的に好きなスタイルのメロディックとSTIFF LITTLE FINGERSのようなパンクロックを合わせた力強い曲。そしてB面の曲はやっぱり中期以降のCHINA DRUMを感じさせるようなサウンド、そこにシンセもあるのでポストパンクを合わせたよう。サビでの伸びやかなメロディーにフックがあるので、これ両サイド共に楽しめます。ってか今やイギリス北東部ですげー注目されてる存在だそうです。(O)
SOUTHPORTではなく現在はソロとして活動を続けているサイモンのソロアルバム第2弾が2024年リリース。ようやく入荷!今作はレーベル名がCrime Pays Recordingsに変わってるけど前作同様、自主でリリースです。めっちゃプレス代上がってるから卸値も高くてごめんみんな!と言ってます(笑)それに、どうやらSOUTHPORTも解散してしまったようでマイペースでやれるからソロに専念と言ってますよ。前作でもやってましたが、このアルバムでもSOUTHPORTカバーありで”Should’ve Done”のセルフカバーやってますが、1stアルバムよりもより彼のルーツを遡っている感じで、ケトル民謡のような曲調なのもあったり、SNUFFでもカバーしていたSPECIALSの”Do Nothing”もカバーしちゃってますぜ!サイモンが初期SNUFFのカバー曲の選曲のメインだった通り、彼の音楽の引き出しの広さを感じられる。ノーザンソウルも感じられるしね!ってかマジで円熟味のある激渋なアルバムです。すでに次作の構想にも入ってるようだし、ソロとして長期ツアーも打診されてるようで楽しそう。でも、いつかまたバンドとしての活動もしてもらいたいぞ!ってかダンカンと仲直りしてSNUFFに戻って欲しいよね。(O)
本日はこちら到着!いやー待たされました。3ヶ月待ったわ(笑)しかし、ずっと探しててもまずは見つかることのなく、夢の中に出てきたこともあるKRUPTED PEASANT FARMERZの1stデモカセットがついにリイシューされました!リリースはKPFの未発表曲音源をFARMERZ OF THE APOCALYPSEでリリースしたRatgirlです。このレーベルはUSELESS IDの1stデモ音源や入手困難だった2ndアルバムもリイシューしてくれたりと良い仕事してくれます!今夜20時にアップします。
先日、FARMERZ OF THE APOCALYPSE名義にて、USELESS IDのメンバー協力の下、未発表曲などをレコーディングして発表したKRUPTED PEASANT FARMERZですが、彼らの音源の中でも最も入手困難だった90年リリースの12曲入り1stデモがついにCDとカセットでリイシューしてくれました!これまでにリリースされた編集盤にもこのデモ音源の曲は収録されていません(このデモ収録の1曲だけがバージョン違いで他の音源に収録されてる)でしたが、ついにこのリイシューにて全て聴くことが出来ます。未だに世界中に根強いファンが存在する彼らですが、ようやくこの音源リイシューでファンの欲求が補完されることに!うれしー!オリジナルはメンバーの家でMTRを使用してのレコーディングなんでマスター自体がカセットなのでマスター由来の若干音の歪みが生じてしまっているのが残念だけど、でもそのおかげで逆にカセットでデモを聴いてるような錯覚に陥れます(笑)でもリマスタリングされてるからYouTubeに上がっているやつよりも音がクリアですよ。いずれにせよKPFファンは問答無用で手に入れなきゃなやつですよね。アメリカ初のTrallpunkとも言われたりしてますが、イーストベイスタイルなメロディック好きもこのバンド大好きな人多いんで、普通にかっこいいんですよ。10代で最初の音源なんでめっちゃ勢いあって、SCREECHING WEAELの1st&2ndアルバムの世界観好きな人も絶対好きなはず!もうこのデモの時点で彼らの音楽性は完成してますぜ!インストの曲もギター単弦でのメロディーラインが最高っ!カセットバージョンはオリジナルのデモに忠実のインサートでThanks欄があります。CDバージョンは省かれちゃってます!Lookout!もこのバンドをコンピ「CANS OF PORK」で収録してるし、あのSHREDSもコンピ7″でこのバンドを収録してるんだよ。もっと多くの人に再評価してもらいたいわ!CDのみでリリースされたFARMERZ OF THE APOCALYPSE名義での未発表音源を手に入れてない方はお早めにどうぞ!このバンドの後にANGRY FOR LIFE、WHISKY SUNDAY、UTTER FAILUREと続いていったのです。(O)