スケートボード少年たちが世界中にムーブメントとして広がり始めていたエモ/インディーロック(彼らの場合は特にSTARMARKET)に触発されエモーショナルメロディックバンドを90年代に結成!1stアルバムが評価され、日本でもお馴染みのスペインのZEIDUNやMAPLEといったバンドと数多くのライブを行い、スウェーデンのKEVLARやアメリカの90 DAY MENのツアーにも帯同するなど順調な活動をしていた。しかし、05年にメンバーの個人的事情により活動停止。2014年に再び活動を再開させるとライブを中心にマイペースに活動を再開。2017年に4曲入りの復活音源「THE 9TH SPRING」リリースし、活動停止前の彼らのサウンドからブレることなく蒼くエモいメロディックパンクサウンドの健在っぷりを披露してくれた。そこに同じくスペインエモーショナルメロディックバンドBULLITTで活動していた新たなベーシストが加入すると早速レコーディングを開始、そして完成させたのがこのアルバム!ってかこれまでの彼らよりも遥かに優れたメロディーを持つこの2ndアルバムでは彼らの長年に渡るヒーローであるSTARMARKETのFredrikが1曲(More than fine)ゲストボーカルとして参加しているってか、もうこれ聴いてもらえば一発でわかるっしょ?!このバンド自体、STARMARKETから大きな影響を受けているんだけど、初期GET UP KIDSも彷彿させるメロディックパンクの疾走感を持ちつつもエバーグリーンな蒼く伸びやかなメロディーは多くの人に受け入れられるはず。恐らく日本ではこのバンドは今まではそれほど知られていないだろう。しかし、今作により確実に知名度を上げるのは間違いない。それほどのクオリティーをこのアルバムで表している。ぜひ聴いてちょうだい!(O)