イタリアはトリノのメロディックハードコア97年の1stアルバムがひっそりと再発されてたよーーーー!リマスタリング済みで音もクリアになっているし、当時の未発表曲も1曲追加されて11曲入り。世間的にはKINAから影響を受けたであろうバンドなんだろうけど、1曲目はイタリアンFAST POP PUNK好きならひっくり返るであろう”NA NA NA”コーラスが最高な名曲が潜んでたりするから見過ごせない!!!曲によってはMINOR THREAT解散後のイアンマッケイが中期DC期に色々やったバンドを感じさせるエモーティブなハードコアにイタリアのファニーさを混ぜたサウンド(時々NOFX)が好ポイントでもあったりする!兎に角それぞれ曲に統一感がないってのも一つのジャンルに絞れない、というか絞る必要のない音源なのだ!確かに今回追加されたボーナストラックはKINAっぽいわ。北欧メロディック好きも聴こうぜ!ジャケはオリジナルに忠実にやって欲しかったけどw(O)
東京の原始的 Raging Punk/ハードコアパンクバンドPATROLTIMEが自主でリリースしていた12曲入りCDを7″化!ドラムボーカルによる3ピースとは思えない爆発力のあるショートチューンが炸裂!CDでリリースされていた音源を7″化したいと思わせるのも頷ける衝撃。シンガロングできるキャッチーさもありで、JOHNS TOWN ALOHA、EXCLAIMからCRUDOSといったロッキンで速いハードコア好きな人はチェックだぜ!(O)
AGNOSTIC FRONT “FIRST WARNING: THE ‘UNITED BLOOD’-ERA RECORDINGS, NEW YORK CITY, 1983” LP
3度目の再プレス!初期NYHCの金字塔『UNITED BLOOD』をはじめ、同時期に録音された音源をまとめた編集盤!95年にGTAがリリースした編集盤から84年のリハーサル音源だけど抜いたものだけど、これはアナログで持っておいて欲しいやつ。2枚組で47曲収録ですよ。初期NYHCらしい粗さとバンドの歴史を知れる音源。歴史的名盤『VICTIMES OF PAIN』直前にレコーディングされた84年のデモはスピードも格段に上がり計り知れないエナジーが詰まった音源でこれは震える!やっぱ燃えますわ!当時のピットがどんだけ熱かったか!こんな音聴いちゃったら大暴れですわ!まさに初期衝動が詰まっていて、これは歴史的価値も高く教科書的なやつですよね。当時の生のエネルギーを感じられる作品。NY ハードコアの起源・原点を感じたければぜひ手に入れとこ!(O)
ADRENALIN O.D. “THE WACKY HI-JINKS OF ADRENALIN O.D.” LP
Beer Cityも2022年にリイシューしましたが、イタリアでも再びリイシューっす!オリジナルは84年にリリースされたニュージャージーHCの傑作1st!15曲入り。SCREECHING WEASELやNOFXが影響受けたのを公言してるだけあってPOP PUNKやメロディック好きからも支持されるバンドなのはハチャメチャでも抜群のPOPさとオフザケな歌詞あってのもの。ただTHRASH METALな刻みとザクザクギターの音色&重いギターリフとスピード感はやはりハードコアアルバムとしての評価の方が高いのは確実。D.R.I.の”DEALING WITH IT!”より先にリリースされていたのは歴史的にも重要な一枚であるだろ!なによりもとんでもないスピード感こそこのアルバムの最重要ポイント!いつ聴いても最高!SCREECHING WEASELの「BOOGADA」好きなら聴こう。メロディック派なら86年の2ndね。(O)
ADRENALIN O.D. “HUMUNGOUSFUNGUSAMONGUS” LP
CHEERS PUNK!HxC CLASSICもリイシュー!NJから登場したポップセンスも光るファンファストコアバンド!はっきりいってバカですよ~ もう恐ろしく速い速い怒濤のファストコア!これはポップパンクバンドの初期作品にも通じるつんのめりっぷり!地元での神格化っぷりもうなずける。今作は86年の18曲入り2ndアルバムでクロスオーバーの傑作なんだけど実はこのアルバムはポップパンク/メロディック好きな人も絶対聴いたほうがいい名曲収録ですから。オリジナルのUS盤と同年に出たUKライセンスオリジナル盤!あの時代のポップパンク/メロディック好きな人はFLAG OF DEMOCRACY同様絶対に避けてはダメなアルバム!DESCENDENTS好きな人も聴いてね!SCREECHING WEASEL派は84年の1stね。(O)
COVENTRY AUTOMATICS “DAWNING OF A NEW ERA” LP
Boss Tuneageが2019年に変名Free Range Product名義でリイシューしたけど、それもまた値段が上がっているので今度はイタリアでリイシューっす!これTHE SPECIALS好きな人はマストな音源!THE SPECIALSの前身バンドTHE COVENTRY AUTOMATICSのデモ音源集です。オリジナルは93年に英国Receiver Records Limitedからリリースされ、2005年には国内盤もメジャーからリリースされてましたがかなりの年月に渡り廃盤になっていました。SPECIALSが自らのレーベル2 TONE RECORDSからデビューシングル「GANGSTERS」をリリースする以前に、THE COVENTRY AUTOMATICSとして録音していたここに収録されている楽曲はSPECIALSでも披露されてるお馴染みのナンバーがずらり。けれど初期衝動溢れる荒々しい演奏に異なるアレンジに新たな発見もあったりする。ここには後にSPECIALSとして全世界を熱狂させた原石が詰まっている!全ての2 TONE SKA、SKAミュージックラバー・マストアイテム!クラブヒットにもなったTHE COVENTRY AUTOMATICSバージョンの”Little Bitch”ももちろん収録されてますから!(O)
F.Y.P. “FINISH YOUR POPCORN” LP
Recessのショボカスポップパンクバンドの92年の1stアルバムもHey Suburbia!がアナログリイシュー!転がり続けるつんのめりローファイパンクサウンドはRecessサウンドと呼ばれ多くの人のハートを鷲掴みにし、多くの後続のバンドに影響を与えた!マジでロウだし勢い重視のスピーディーなパンクロック!でもめっちゃポップ!これがクセにならせるんだな。のちのTOYS THAT KILL、UNDERGROUND RAILROAD TO CANDYLANDといったバンドも全てここから始まったんだ。(O)
F.Y.P. “MY MAN GRUMPY” LP
RECESSのショボカスポップパンクバンドの98年作4th!これは2023年にアナログリイシューされてたのを入荷漏れてた。初期の頃の荒さは薄れ、Todd Congelliereのソングライティングスキルも成熟し、サウンドやアイデアが洗練されてきている時期のもので、かなりご機嫌なポップパンクに仕上がっているので人気も高いアルバム。ショートチューンで18曲と多くの曲を詰め込む構成で、かといって一曲一曲のインパクトが強いので、アルバム全体として聴き通すとテンションが途切れにくく、F.Y.P のライブ感がとても現れてるよ!この時点でTOYS THAT KILLの原型っしょ。6曲目なんて最高!(O)