静岡でCup Run 320というディストロをやっている酒井君が面白い事をしでかしてくれました。これを怪盤と言わずにどう表現したらいいのだろうか?!ちなみにおれの言う怪盤というのは、レアであったり高価であったりするものではなく、何の情報なく自分のインスピレーションで手に入れた音源の中で気に入ってるものを指しています。なので当然、本当に失敗している本当の意味での恐ろしい怪盤な塩ビ盤がうちには恐ろしいほど転がっていますw。おれの知り合いの家にもたくさんあり、同じ切ないレコードを友達の家で発見すると面白いですね。
余談はそこまでにして、今作は日本で地道に活動している23バンド27曲収録のCDRなのにZineのおまけで無料!し-か-も-このZine+CDRを手に入れるためには、当然の事ながらチェーン店やお店等には出回っていないので、直接、酒井君にメールを出すのみ!本当に参加しているバンドが好きで、リリースしたって感じですごい事だと思いますよ。だって実際、部数や枚数を多く捌きたいのであればお店に卸せばこの内容ならば確実ですからね。でも実際はそんなに入手方法は大変ではなく、ネット上でCup Run 320のページを探して、メールを出して封筒を送ればいいだけなんですけどね!ここまでネットが一般的になる前と言えば、好きなバンドがいればバンドやレーベルに手紙を出してたっけな。テープトレードとかもやったな、なんてほんの10年前だったら普通にやっていた作業を、便利になる世の中で忘れてる自分を思い出す事が出来たりと、色々な意味で新鮮なリリースです。
さて怪盤紹介ページなので気になる音の方はというと、収録バンド23バンドなので全部のバンドのコメントできないんだけど、なのでNavelはあえてコメントしませんwww。とみさんノークレームで!個人的には”talk about why he is”にやられました。確実にEmo通過後のサウンドなんですがGrumpus EightやTokyo Adventure、Parkを思わせる泣きのポップパンク!また富山でがんばっているベテラン”Sub Stream”!このバンドすっげーStarmarket、Chester Copperpot、Miles Apartとおれの中で同列です。ベースがまたかっこいいんだよ。三重のSad Punksタケモリアルが率いた短命に終わってしまった”The Last Last One”のデモ音源からの2曲。泣けるぅ、いつも泣けるけどこの曲も泣けるぅ。ちなみにデモの音源を再録したものです。ここでしか聴けませんね。千葉のWonderful Happenesは一太郎のおかげで心情的にコメントしたくないですけどw 男女混成の純ポップパンクバンドでここにはライブでお馴染みのモータウンパクリソングで参加してます。Fast Kissとのスプリットも楽しみだ!それと”AllTheGoodNumbers”がVacant A Lotの2ndアルバムを思わせるようなPOP PUNK/POWER POPサウンドでテンションあがる。で、締めくくりが個人的に”Short Story”の今までの作品の中でベストな楽曲で終わるところがこの作品個人的に気に入っています。
全体を通してスタイルこそ違うけどMELODIC/POP PUNKバンドが殆ど、そしてまだ活動中のバンドばかりなので気に入ったバンドが見つかればすぐにライブに行ける!それがうれしいですね。またこの方法でリリースしてる価値があるってものです。あっちなみにZineがですね、収録されているバンドの人が書いていたり、酒井君関連の友人が書いていたりしてパーソナルな内容で面白いです。でも知り合いかぶってんのねwww。Navelの巧さんがかなり力入れて書いているんですけど、やっぱりコメント控えます。。。
そんなこんなで酒井君とひょんなことから、ドランクトークをしたところ特別に数枚だけWaterslideで扱わせてもらえる事になりました。恐らく、これが最後のプレス分とのことです。矛盾しているのは分かるんですけどこの作品はWaterslideのShopの方に掲載して無料でばらまいてしまうって方法はどうしても取りたくないのです。本当に欲しい、聴いてみたいとこれを読んで思った方だけ、下記にメールをください。入手方法を返信させていただきます。あっでもオーディション(笑)とか、敷居を高くするってことではないの、そんなに構えないで気軽に連絡ください。収録されているほとんどのバンドは自身でデモCDR等リリースしてるので、聴いてみて気に入ったバンドがいれば、メールや手紙を出して音源を手に入れてください。もちろん近くでライブがある際は、実際の演奏も見てくださいよ。
連絡先: info@watersliderecords.com
(収録曲)Talk About Why He Is「I Found」「Photograph」/Sub Stream「Hate Me Hate Me」「The Sound Of Slaughter」/The Last Last One「Our Hero Get Drunk And Narcist」「Driving After All」/Meat Stick Brothers「Black Ass Hole」「Put on the Melody」/Vista「Check The Rhyme」/AllTheGoodNumbers「A Rainy Day」/First Of All「I Wanna Do The Live」/Comeonfeel「Reglet Reglet」/Navel「Wish」/Linecut「Cellular Phone」/Sleepwalk (pre-Linecut)「Self-hate」/Does It Float「Wonderful Tonight」/Wolfgang Japantour「Hide-And-Seek」/Fracture「Startend」/Wonderful Happens「Disco It Up」/Last Show Of Distance「Time Is Cool」/Shade Tree「Shooting Star」/Matter「Deadlines」/Polodick Shirt「Lovely」/No People「My Value」/Tang Pong Man「What Can I Do?」/Three Under「Change」/Short Story「Downner」
全く情報がないんですよこのバンドについては。ドイツのバンドだってことがインナーの住所からわかるくらい。誰か知ってる人がいたら教えて。コメントも何もなかったのに何故このレコードを買ったんだろうか。ジャケからハードコアかもしれないけど、もしや?と期待して手に入れて寝かせておくこと数ヶ月。あれっこれなんだっけ?と思って針を落とした瞬間、おぉぉぉーっと絶叫したのはホントの話。
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マリオ画伯の個展ついに昨日7/20から開催されました。昨日は即興のJAZZ的ジャムセッションとライブペインティングとのコラボレーション!これがまじで鳥肌立ちました。佐々木彩子さんと渋さ知らズオーケストラの斉藤さんと岡村さんによるトリツメギツスの演奏も歪んでいたり、爆発したりで迫力があってすさまじかったです。そこに何もない黒い壁におもむろに白いペンで思いつくままに、音に合わせ、ペンでマリオ画伯が世界を繰り広げていくんです。正直、絵画に全くないおれですけど、これはホントに面白い。マリオ君の絵も相変わらず変態まっしぐらだし、無料なので興味がある方はぜひどうぞ!
こんな感じで描き始めたものがあっという間に最初の写真のようになります。変なの。すげーや。
さあお酒も回ってきたところで本日の怪盤紹介は泣き虫POP PUNK怪の王様AMATEUR GYNECOLOGISTS a.k.a. THE AG’Sです。あくまでも個人的主観ですが。。。
1985年にアメリカのニューハンプシャー州の郊外で結成され3枚のシングルと1枚のアルバムをリリースしたNERDなルックスで初期のDESCENDENTSからの影響が大きいんではないかと思う神です。アルバムは何故か某D-Uで捨て値で売られていますね。何故に。。。でも未発表曲も含めたお得なコンプリート盤がCDででていますよ。このバンドの面白いところは Read the rest of this entry »
7inchレコードというフォーマットはそれ自体他の媒体とは異なる特殊なパワーを持っているのだけど、Split 7inchは1+1が10にも100にもなるような魅力を持っているよね。CDと違って、今からこっちのバンドを聴きマースって自分の中のスイッチも入るし。確かに片方のバンドを目的で買っていままでまったくノーマークだったもう片方がえらいかっこよかったなんてことも多々あるので、ぜんぜん違ったバンドのスプリットも好きなんだけど、同じような音のバンドがそれぞれの個性を放出しながらバトルするようなスプリットは、各バンドの単独音源以上の魅力を放つことも少なくない。そんなことをぼんやり考えながら、ちょっと前までは 1/4くらい残ってたような気がした Smirnoff Vodkaがなくなりそうになっているところを寂しげ見つめながら今思いついた3枚のスプリット7inchを紹介。
Reverse / Exit Condition
UK Melodic対決。初めてこの音源で Reverseを聴いたんだけど、抑揚にとんだスピード、圧倒的な哀愁のメロディーに押しつぶされそうな衝撃をうけた。Exit Conditionもハードドライヴィンなちょっぴりメタリックなギターな1stアルバム路線のStrong & True、完全に別次元への進化、深化を遂げた激渋メロディーが印象的なFurnanceを収録。
Weston / Digger
Pennsylvania Pop Punk対決。Westonはいずれもこの後にリリースされるアルバムに収録されている曲なんですが、やっぱりこの切ないポップソングは誰にも負けない。Eat Magazineのレビューで栄誉ともいえる0点を取った初期のアオッチョロイ薄っぺらな魅力ももちろん素晴らしいのだけど、この頃の成熟した楽曲センスもまたちょっぴり趣きは異なるかも知れないけど、スピードに頼らない分メロディーのよさが前面に出て、胸を締め付ける切なさが素晴らしい。スプリットシングル収録曲を含むこの後のアルバムの直後のFOEのコンピに参加するまでの頃の Westonは、僕の中での US Pop Punkの最高峰。Diggerもこれまた1stアルバム路線の最高の2曲で文句なし。1st~この辺のスプリットまでのDiggerは最強だね。Westonから流れる胸キュンポップメロディーにこの心躍るスピード感。僕みたいなカラービニールジャンキーは頑張ってホワイトビニールを探してください。
Psycotic Youth / Riches
Bubblegum Pop Punk対決。僕はPsycotic Youth目当てで当時購入したんだけど、やっぱり彼らの音源ははどれもはずさない。Sonic Surf Cityと双璧をなしここでも他の追随を許さない相当クォリティーの高いキラキラビーチポップパンクをぶちかます。それでここで見逃せないのは Richesの 1曲目 I’m Free。ポップで切ないメロディーで、夏真っ盛りというよりは夏の終わりを感じさせるようなサウンドですが、Psycotic Youthサイドに全く引けを取らない楽曲。歌詞はよわっちくてしょぼいんだけどね。これからの季節に一家に一枚必ず常備しておきたいと改めて認識。
うまい具合にUS, UK, EUROと分かれたのですが、これは偶然です。
うーんまさにPC使い始めましたってなCGを駆使した感じなだめなUK INDIEっぽいジャケなんですけど、内容は凄まじく極上なUK MELODIC GUITARバンドです。初期CHINA DRUMに一番近い感じもあるけど緊迫感はそこまでやっぱり出せていないし軽い感じ。そこがまたなんか、がんばれーって応援したくなる感じで個人的には好きなんだけど。DRIVEにも同じような感情湧くけどさ。ベースがんばれみたいな(笑)。しかしこのバンドもっと注目されても良かったと思うんだよね。かなり哀愁℃も高いしさ。。レコーディングの作り自体はREVERSEを思わせるギターを全面に出したりしてE気持ち。ジャケが普通だったら絶対UK MELODICファンが見逃さなかったと思うんだ。まあジャケとルックス悪いとくれば内容に期待が持てるっていうのがジャケ買いの定番だしな。だろうSP?
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WATERSLIDE初の怪画個展イベントの協力らしいよ!大学時代からの友人でもある田内マリオ画伯(画伯って言い方山下清っぺーな)による実験的な個展が7/20(金)から7/27(金)まで江東区清澄のMAGIC ROOM ?(最寄り駅は清澄白河駅)にて開催されます。協力っていってもたいしたことしないんだけど。。。各日ライブ演奏、DJ+VJ、ポエトリーリーディング、カレークッキングとのコラボによりライブペインティングを試みる面白い企画内容になってます!夜の19:00-21:00で入場料は無料なので仕事帰りにでもふらっと遊びにきてください。ぜってー面白いぜ!ちなみ画伯はWaterslideRecordsの新しいロゴを作ってくれた偉大なるドランカーでもあります!
マリオ画伯のページ
http://www.sukimaweb.com/mario-mandala/
個展の詳細
http://mario-mandala.seesaa.net/article/47217596.html
本当は1stシングルのジャケを使いたかったんだけど持ってないんだよ。誰かトレードしてください。
そんなこんなで始まった本日の怪盤はおフランスの超トリオ(嘘)ことLEGITIME DEFONCE!長文だよ。覚悟してね。このバンドを知るきっかけとなったのは西新宿にある現在はビジュアル専門店となってしまったエジソンのようなというレコード屋さんでフランスのNOFXというコメントで当時メロコアキッズだった僕はもう有頂天で、 Read the rest of this entry »