1月
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4/5(金)京都POP! PIZZA
4/6(土)名古屋東山Studio 246
4/7(日)東京新宿RED CLOTH

ついにDIRT BIKE ANNIE(以下:DBA)が日本にやってくるぞ!えっ誰それ?えっまだやってたの?なんて声も遠くから聞こえてきそうですが…

でも、俺にとっては大事なバンドなのです。元々自分がやってたバンド、それから知り合いのバンドをサポートすることくらいしかしていなかったWaterslide Recordsを、しっかりとレーベルとしてやっていこうと決断するきっかけとなったリリースがDBAとPEACE OF BREAD(以下:POB)のスプリット(『B-Punk Is Good Vol. 3 7″』WS014, 2005)なのです。そこにはPOBとの出会いが絡んできます。

ある夜、今は残念ながら再開発やらなんやらでなくなってしまった渋谷GIGANTICでPOBのライブを見て、音源で聴いていたよりもはるかに良かった彼らのライブに一発でやられて、先も何も考えずにリリースしたい旨を伝えその場でオッケーをもらいました。それでスプリットにしようという話になって、POBの土屋とお互い男女混成ボーカル同士ってことでDBAにアプローチしてみようよって流れになって(多分、俺が土屋に好きだったDBAを聴かせたんだと思うが)、DBAに連絡してみると、彼らはいつか日本にいくのが夢だから絶対にやりたいと言ってくれて実現したのです。そして、ここから国内外の知られていなくても、世の中には良いバンドはこんなにいるんだぜスタイルでリリースしていきお金がどんどん出ていくことになったんです(爆)でも、音源が完成してすぐにDBAは解散してしまい、そこから彼らとは疎遠になってしまったんだけど…

DBAは男女混成ポップパンクバンド。NYCのハドソン川の対面ニュージャージー州ジャージーシティでAdamとDanを中心に95年結成。活動は主にNYC。96年に自主レーベルからデビューシングルをリリース(この時点ではJeanieはまだ加入していない)。その後、97年にMutant Popから2ndシングルをリリースすると、ここ日本でもポップパンクやギターポップを聴いている方を中心に知られ始めていきました。99年にWhoa OhとMutant Pop共同で1stアルバムがリリースされる頃には、GREEN DAYの登場以降、世の中のメインストリームでパンクロックが受け入れられた時代もあり、彼らのそのアルバムは日本国内でもかなりのセールスをあげていたと思います。そして、そのアルバムリリース以降、今やポップパンクを聴いている人で知らない人がいないERGS!の中心人物であるMikeyが加入しているのです。この頃、MikeyはERGS!も同時に始めたばかりで掛け持ちでやっているんですけど、当時の写真とか見るとメンバーの弟的な存在で可愛がられていたようです。完璧なラインナップとなった彼らは、ツアーも行い、2002年にはオランダのポップパンク発信基地Stardumb recordsからPOPSTERSとのスプリットをリリース(この音源ではPOBにも共鳴するメロディック要素も出してきている)、そして翌年にはパワーポップを取り入れたサウンドへと進化しDirtnap Recordsから2ndアルバムをリリースするのです。余談ですが、この時期に、俺がPOBとのスプリットを彼らに打診しています。この時期の彼らは乗りまくっていて、マイクロソフトのゲームソフト『Project Gotham Racing 2』というゲーム中のBGMとして2曲を提供して欲しいと言われてて、そのスプリットの音源はこのゲーム会社がレコーディング代出してくれるから、その時に一緒に録るから問題ないと言われたのを、今この文章を書いてて思い出しました(笑)今、考えるととても恵まれた時代でしたね。

しかし、ツアーを行うなど順調に思えていた活動も2005年になると、結成から10年を迎え倦怠感を迎えた夫婦のようにギクシャクして来たようです(勝手な想像!)。長期のツアーを行うと結構バンド内はギクシャクしたりするのがバンドあるあるですね。まずはベーシストのJeanieが脱退、続けてDanも脱退。残ったAdamとMikeyは、それならばと、一度解散を決断したのです。その後、Adamは、THE IMPULSE INT’Lを結成。Mikeyは、掛け持ちでやっていたERGS!以外にも、UNLOVABLES、THE MESURE (SA)、HOUSE BOATなど様々なバンドで活躍を続け最近ではソロでも活動しているのは皆さんご存知の通り。

DBA自体はその後、復活も何もなかったんだけど、2010年にその頃ポップパンクがまた盛り上がってきて90年代のMutant Pop周辺のバンドも再び脚光を浴び始めていたところでDBAも再評価され、Jeanie抜きで一度限りのライブをInsubordination Festで行ってます。それから、5年後2015年突如、Mikeyがどちらのバンドでもドラムを叩いているTHE UNLOVABLESとのお互い新曲だけでのスプリット12″を突然リリースして湧かせてくれたんだけど、その時、聞いた話ではDBAはもうやらないよとのことで、彼らのライブを見れることはもうないんだなと諦めていました。でもですよ、2022年12月に衝撃の連絡がBloated KatというレーベルをアメリカでやってるServoから入りました。2023年6月にNYCでライブ企画やるから来てくれと。そのラインナップがERGS!、STEINWAYS、CHARLIE BROWN GETS A VALENTINE、SHORT ATTENTION、WHIMSYLAND…そしてDIRT BIKE ANNIE(classic 4 piece line up)!!!ついにJeanie復活かよ!もうこのメンツならこれは行くしかないなと。行きましたよ15歳の長女連れて。

会場に着くと、人人人。こんなにポップパンクのイベントで入るのかよと。Servoは速攻でわかった。他は、うーん、誰だかわかるようなわからないような。Mikeyは速攻でわかって会話。ラーメン大好きらしい。ラーメンとレコードのために日本に行きたいと。STEINWAYSのGrathもすぐにわかった。CHARLIE BROWN GETS A VALENTINEも物販ブースあったからすぐに話せた。YOUNG ROCHELLESのRockyも普通にいておっすーと。DBAはまだ来てないのか?さっきからチラチラこっち見て歩いてる背の高い人誰だろう?なんか見たことあるなこの人、そんな感じでライブ見たりして時間は数時間過ぎた。Grathの物販スペースに日本から持って行ったDBAとPOBのスプリットを置かせてもらっていたら、さっきからチラチラ見てたでかい人がやってきて、もしかしてカズ?と初めて話せました(笑)この日に持って行った10枚のDBAとPOBのスプリットは出した途端にソールドアウトしましたよ。

実はDBAのライブは、どうせ再結成だから好きな曲を聞ければいいかなと思って軽い気持ちで臨んだです。そのほうがフラットに見れるかなと思って。でも、これが、めちゃくちゃテンション高くて、ライブ音源で聴いたり、少ないライブ映像で見ていたのよりもさらに動きまくるステージングでびっくりさせられたしむちゃくちゃ良かった!なんだよ、まだこんなすげーライブするんじゃないかと!会場にいた人も一気にテンションマックスになってるのわかるほどの良いバイブが蔓延していた。ブランクなんて一切感じさせなくて本当に良かったんだよ。

ライブ終了後に、DBAのみんなと話してたら日本に行きたいんだよ、いまだに日本にDBAで行くのが夢だってみんなが言ってて、本気で来るならツアー組むから4人で考えなよってその時は終わった。マジで来るならこんな最高で楽しいライブみんなに見てもらいたいからツアー組むの余裕だぜと思いましたしね。それから、あんま話進まなくて、どうすんの?と問いかけた途端の年末に全員盛り上がって一気に話が進みました。それで実現するのがこのツアー!残念なのは、POBの土屋がこの場所にいないこと。絶対に喜んでくれたし、このツアーを一緒に手伝ってくれただろうな。いや、絶対横で笑って見てるだけだな…

ちなみにAdamはハイスクールの理科の先生。Jeanieはセラピスト。Danはクリエーター。そしてMikeyはミュージシャン(笑)。

もう毎日ワクワクしてる彼らからメッセージも届いてますよ!
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俺はアダムことDirt Bike Adam。DBAではギターとボーカル担当。演奏すること、スケートボードすること、ゾンビにレコード、それから手品が好き。

日本での生活がどんな感じなのか興味がある。土地土地ごとの地元のお店を見たり、公園に行ってみたり、日本人が普段やっていることを何でもやってみたいんだ。

ライブ見に来てくれれば絶対楽しい時間になることは約束するよ。キミの脳みそが落ちるほど激しくロックするぜ!だから、脳みそがこぼれ落ちないように帽子をかぶってきてね。

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俺はマイク、ドラム担当。

日本ではラーメンを山ほど食べ、SHM-CDやSACDを買い込むのを楽しみしてる。もちろんライブするのも!

日本で新しい人々とたくさん出会い、君らの国で一緒に遊ぶことを待ちきれない!

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おっす、俺はDirt Bike Dan Paquin!ベース弾いて、歌ってる。アダムが、みんなの脳みそを揺さぶるのに夢中になるだろうから、ライブ前にはちゃんと喘息の薬を吸入して心臓発作を起こさないように一生懸命やるよ!

日本に行くのは初めてだからむちゃくちゃ興奮してる!ゴジラのアジトを一目見たいし、村上春樹の生家にも行ってみたい。それに新幹線も乗ってみたい。それ以外は、面白い場所を見つけるベストな方法は地元の人と一緒に歩き回るってことなのはわかってる。だから、美味しい食べ物(特にラーメンと寿司)と、友人のカズが連れってくれるであろう秘密の場所の発見を楽しみにしている!

日本のみんな、俺たちをこの国に迎えてくれることにありがとう。平和と愛とロックンロールを! ✌️☮️🎸

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こんにちは!ジーニーことDirt Bike Jeanieです。私は歌いながらエクスプローラーを演奏してる!普段の私は、大好きなセラピストとして過ごしていて、DBAのときとは全然違うの!私の人生の中のDBAである部分が再び光を放つことができて、私たちはとても幸運だと感じてる!

私にとっても初めての日本!私の家族はすごい羨ましがってる。桜を見ること、食べ物、ファッションをチェックするのが楽しみ!私も旅で学んだ最も重要な教訓は、地元の人に従うこと!日本に行けるってことまだ実感がない!!本当に日本のみんなありがとう!みんなと色々話したり楽しい時間を過ごすことが待ち遠しい!

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ようやく彼らの夢であった日本ツアーを手助けできる機会が訪れた。とにかくこのツアーを彼らは楽しみにしてる。最初で最後の日本ツアーになるだろう。本当にライブは楽しいものになると確信している!だから、かつてDIRT BIKE ANNIEの音源で楽しんだ人には是非彼らのライブを見に来て彼らと話をしてほしいよ!お願いしまっす!ある意味このバンドのツアーを組むことは自分の人生の統括になっていると思います。だから、今回は(も)思いっきり楽しみたいと思います。

各会場の時間や対バンなど詳細は決定次第、随時アップします。初日の京都はスタート時間遅めで終電の時間を考えて早めに終わるように考えています。2日目の名古屋は土曜日なのでスタート早めで東京からもバンドいくつか向かってまたフェスのような感じで早めに終わるように考えてます。最終日の東京はポップパンクファンには喜んでもらえるようなジョイント企画になると思います。まじでお楽しみに!

2024年1月20日SICKOのEan主催のThe Seattle Pop Punk Festivalでもライブを行い、めちゃくちゃ盛り上がってましたよ!


1月
12

WS270: ACTION PATROL “ON PATROL 1993-96” CD

※2024年1月下旬〜2月上旬リリース予定(完成次第リリース予定)
※限定300枚
※帯付き紙ジャケ仕様、メンバーとのインタビュー掲載インサート付き

ACTION PATROLの始まりと終わり。そしてついにあのオレンジ色のジャンプスーツの秘密が明らかになる!ハードコア、エモ、ポップパンク、民族音楽。好きなら全部混ぜちゃえばいい!

93年から96年。わずか3年しか活動しなかったにも関わらず、一部の人から熱狂的な支持を集め、解散後に口コミでその知名度がどんどん知られるようになった伝説的なヴァージニア州リッチモンドの奇才・発狂・ナードポップ/メロディックパンク/ハードコアバンド ACTION PATROL!彼らのディスコグラフィー音源がリマスタリングを経てついにリイシュー!そのCDバージョンをリリースさせてもらえることになりました。年を経るごとにさらに神格化していっているバンドなので、97年Whirldからリリースされた編集盤CD音源もレア盤化してたのでグッドタイミングです。しかも今回のリマスタリングは現代の技術のおかげでサウンドがよりクリアになりパワフルになっているので、彼らが当時やっていた細かい仕掛けもわかりやすくなってます!ドラムの抜けもかなり変わっています。アートワークはメンバーが担当。さらに、活動していた頃の情報がないので、結成から解散のことや、みんなが気になっていたオレンジ色のジャンプスーツのステージ衣装のことなども含め当時のことをいろいろメンバーに聞いたインタビューを掲載したインサート付き!同郷のAVAILとも親交を厚く、AVAILのほうが知名度は高いですが、このACTION PATROLのカルト性は聴いたことある人ならわかりますよね!この中毒性はすさまじい!とにかくポップなんだけどめちゃくちゃ練られたアレンジワーク、時にいきなりヒステリックにバーストするボーカルがひねくれまくってて最高!1曲の中で何曲か分の展開が繰り出されてるにも関わらず、21曲収録で収録時間はわずか39分ですよ。ポップパンク、メロディック、エモ/カオティック、ハードコア問わずパンクロックの全ての要素が詰まった、このギリギリのハイテンションインマイルームを耳に刻んで欲しいです。個人的に大きな影響を受けた大事な大事な90年代のバンド。ぜひみんなにも今一度聴いていただきたいです。1stシングル、2ndシングル、唯一のアルバムを収録してます。ってことでシンディーローパーのカバーも当然収録されてます。こうやってこのバンドが評価される時代になったのはうれしい!

注:97年にリリースされた編集版に収録されていたラストライブの音源は今回のリイシュー盤にはメンバーの意向により収録されていません。

(収録曲)

  1. Tube (Up and Running 7″)
  2. Golden Wings (Up and Running 7″)
  3. P.C.A. (Up and Running 7″)
  4. Clock (Up and Running 7″)
  5. EQ45 (The Weak Force LP)
  6. In The Name Of (The Weak Force LP)
  7. Small (The Weak Force LP)
  8. Don’t You Know (The Weak Force LP)
  9. Work Ethic (The Weak Force LP)
  10. Hustle (The Weak Force LP)
  11. On High (The Weak Force LP)
  12. Boxing (The Weak Force LP)
  13. Friend (The Weak Force LP)
  14. Closed Doors (The Weak Force LP)
  15. Time After Time (The Weak Force LP)
  16. 21 (The Weak Force LP)
  17. Worthless (The Weak Force LP)
  18. Brains (‘B’ is For Bombard 7″)
  19. Benign (‘B’ is For Bombard 7″)
  20. B Plus (‘B’ is For Bombard 7″)
  21. Bike Cop (‘B’ is For Bombard 7″