WS241: WEAK “A GUIDE TO ADULT DESPAIR” LP
※到着次第リリース予定
2018年結成のスペイン産メロディックパンクロックバンドWEAKの2ndアルバムがようやく完成!いやープレスに1年近くかかりました… 前作リリース後はヨーロッパ各地の大きなフェスへの誘われて各地でツアーをするほど嬉しい反響がありました。その自信や勢いが現れた今作は前作以上にのびのびとし感情豊かなサウンドでめちゃくちゃ良いです!全10曲どの曲にもフックがありベストな曲を選ぶのが難しいほど。これまでに多くのバンドで活動してきたメンバーですが、10代の頃にパンクロックにのめり込むきっかけとなったNOFX、LAGWAGON、NO USE FOR A NAME、GOOD RIDDANCEのようなカリフォルニアのスケートパンクをやっぱりやりたいという思いで結成されたのがこのバンド。しかし、そこにアメリカからヨーロッパに飛び火し登場したNO FUN AT ALLやSATANIC SURFERSのようなヨーロッパのフィルターが入るわけで哀愁度も加わってユーロメロディック好きな人の琴線に触れる作品に仕上がってます。圧倒的な90’s感あるサウンドですので90年代にメロコアで熱くなった方、その後の高速メロディックに夢中になった方、ただ単に哀愁メロディックを愛する方、みんなにオススメできるバンドです。歌詞のいたるところに、影響を受けたバンドのアルバムのタイトルや曲名が散りばめられているので、その辺を頭に入れて歌詞に目を通していただければ、また楽しみも増えると思います。
(収録曲)
BTRC154/WS250: MOVING TARGETS “IN THE DUST” LP/CD
※2023年1月下旬リリース予定
※限定200枚
FOR FANS OF: MOVING TARGETS、HUSKER DU、 REPLACEMENTS、LEMONHEADS、NILS、MIDWAY STILL
復活第2弾アルバム「HUMBUCKER」から短いスパンで、早くもニューアルバムがリリースです!25年の眠りから覚めた後は、むちゃくちゃ精力的に活動しています!今作はJ.Robbins (JAWBOX、BURNING AIRLINES、etc)を迎えてMagpie Cage Recording Studioでレコーディングを行いました。ケニー・チェンバースの高度なソングライティング能力と、MOVING TARGETSを再始動させたイヴとエミリアンの鉄壁のリズムセクションを組み合わせた強力なバンドサウンドは健在!今作もMOVING TARGETSに求められるものが完璧に備わった作品だ!めちゃくちゃ渋い!このジワジワ来る感じこそこのバンドの真骨頂ですよ!やっぱり、DRIVE、EXIT CONDITION、MIDWAY STILLをはじめとした多くのUKメロディックバンドたちは多くの影響をこのバンドに受けていたのは間違いなしです。今作リリース後は、ついにMOVING TARGETS初となる日本ツアーが決まって欲しいぞ!
(収録曲)
1 WIPER
2 MAKE IT EASY
3 SACRIFICE
4 OVER MY HEAD
5 DECADENT SIDE
6 ORDINARY SUMMER
7 TO THE SEA
8 MILES AWAY
9 VICTIM OF LOVE
10 STATION
11 E BOW
12 END OF THE LINE
KAHUNA SURFERS『Magical surfers』
interviewed by Axel M. Gundlach
このインタビューはドイツのOX-FANZINE #165に掲載されたものを許可を得て対訳して掲載しています。
カフナとは、ハワイ語に由来し、伝統を培い、技を極めたマジシャンの総称。スウェーデン南部クリッパン出身のKAHUNA SURFERSは、才能あるサーファーなのか?それともスウェーデン出身の偉大なサーフポップパンクバンド先駆者たちの伝統を受け継いでやっているのか? このことを、ベーシストのジョニー・ウィークエンド、キーボードのシンチラ・バニラ、そして2人のギタリスト、ニック・ネイルとアンディ・コロナへ質問してみたかった。ドラマーのケニー・ブレイクは、残念ながら体調不良でインタビューには欠席。このバンドは11月上旬にデビューアルバム「Kahuna Wave」をリリースしたばかりだ。
気を悪くしないでほしいのですが、皆さんはもう25歳ではないですね。ある程度の年齢がいってからバンドを結成した理由を聞かせてください?
ニック:25歳でも、ずっと年上でもいいんだよ。年齢なんて関係ない。いくつになっても同じことで、一緒に音を出して、一緒に楽しく良い時間を過ごすということ。それが若さとフレッシュさを保つことじゃないかな。
あなたたちの曲は、とてもプロフェッショナルで完璧なアレンジがされています。KAHUNA SURFERSがこれまでの人生で初めてのバンドではないですよね?
ジョニー:そうだね、みんな他のバンドでやってたね。100種類くらいのバンドをやってきたような気がするよ。
アンディ:でもみんな、スウェーデン南部の地元でしか知られていないような小さなバンドだったんだ。それに、それぞれのバンドはパンクロック、ロックンロール、60年代ビートなど、異なるスタイルのバンドだったね。
シンチラ:ソロのシンガーソングライター的なものもあったわね。
ニック:俺が一番最初に結成したバンドなんて、もう40年近く前だよ。
シンチラ:私はまだ27だから、そんなに音楽キャリアがあるわけじゃないわ。
ジョニー、ニック、アンディ:嘘つけ、お前も変わりないだろが!(笑)
ほとんどの曲はサーフィンをテーマにしたものですよね。このデビューアルバムには、「Non Surfer」と「Surf King」といった対称的な2曲が収録されています。実際のところ、サーフィンできるんですか?
ジョニー:基本的に俺たちは丘サーファー。陸上ではボードに乗るけど、水中では乗らない。波に乗れるようになりたいというのは、夢というか、みんなの憧れだね。
シンチラ:でも、いつかはやってみたい。日本やスペインのツアーに行った時とかに!
すでに年齢のいったお子さんをお持ちの方もいらっしゃいますよね。バンド活動については、お子さんからどのように言われていますか?お子さんたちは親がバンドをやってるという誇りと、恥ずかしさ、どちらが勝っていますか?
アンディ:いくつかのバンドで演奏してきていて。時によっては俺の子どもたちは恥ずかしいと思ってたときもあるけど、KAHUNA SURFERSにおいては、恥ずかしさよりも誇らしさが勝っていると思うよ。
ジョニー:2人の息子たちは、本当にこのバンドが好きでいてくれてる。下の子は俺らのライブやスタジオで一緒にトロンボーンを演奏したこともあるんだよ。恥ずかしいと思ってたら、彼はそんなこと一緒にやらないだろうしね。
シンチラ:私は娘から、サーフバンドをやっていることは彼女の友達には内緒にしてくれと言われた(笑)彼女からすれば、サーフっていうテーマはスウェーデンのバンドには合わないと思ったんでしょうね。娘は22歳で、「サーフパンク」っていう言葉があまりピンとこないみたい。でも、最近、私たちのライブを観て、本当に良かったって言ってくれた。
スウェーデンには、本当に素晴らしいサーフポップパンクバンドを産みだすお家芸的な伝統がありますよね。SONIC SURF CITYやPSYCHOTIC YOUTHのようなバンドもいますし。
ジョニー:今、名前の挙がった両バンドとはすでに連絡を取り合っていて、SONIC SURF CITYとは、すでに一緒にライヴをやっているし、PSYCHOTIC YOUTHのヨルゲンとは、かなり仲良くさせてもらっているんだ。ヨルゲンは俺たちのために曲を書いてくれていて、その曲もこのアルバムに収録されているよ。実はこの2つのバンドこそ、俺にとって重要なインスピレーションの源だったんだ。
アンディ:俺は数年前からジョニーとバンドをやってて、サーフバンドを始めようという話は、おそらく7年以上前から2人でしていた。ジョニーはKAHUNA SURFERSの原動力で、クリエイティブな気持ちを持って、ついにその温めていた構想を始めたんだ。このバンドをやる前はサーフミュージックは聴いてなかったな。ジョニーがこのバンドで長年の夢を実現し、俺たちはそのメンバーとなることができたんだ。
ジョニーには、みんなをバンドに引き込むための説得力があったんですか?
ニック:そうそう、でも返事するには5秒はかかったな(笑)。いずれにせよ、誘われた時は興奮した。俺は90年代にサーフポップパンクバンドをやっていたんだけど、そのバンドにはちゃんと歌えるバンドメンバーがいなかった。
このバンドはみんな歌が上手いです。ステージに立つ5人が、ドラマーも含めて全員歌いますよね。巧みなヴォーカル・アレンジを完璧に実現していて、メンバー全員が素晴らしいシンガーですね。バンド内で誰が何を歌うかで議論はあったりするんですか?
ジョニー:まさにそのことがこのバンドの全てだと思うよ。楽しく歌い、常に完璧なハーモニーを追求しているんだ。
アンディ:5人の良いシンガーがいるバンドってなかなかないよね。誰が何を歌うかについては議論もない。ニックが主にメインボーカルで、ジョニーがファルセットボイス、僕が中音域を担当している。
ドイツでは現在、カルチュラル・アプロプリエーション「文化の盗用」に関する議論が盛りがってます。アロハシャツを着ることは、ハワイの先住民への抑圧を容認するといったことになりヒンシュクを買うことさえあるのです。あなたたちは、アロハシャツを着て、ハワイ先住民のティキカルチャーをモチーフにしたバンドロゴも使用していますね。スウェーデンではこのことに関して何か言われたことはありますか?
ニック:スウェーデンでは、まだそういった議論は起きていないかな。黒い服を着ることで統一したバンドや、ジーンズにTシャツっていう感じのバンドが多いんだ。KAHUNA SURFERSではアロハシャツを着るのが、俺たちにはそれがぴったりだと思う。
ジョニー:楽しさや生きる喜びを表現することでもあるね。それに、俺たちはハワイの文化を純粋に美しいと思っているんだ。ポジティブなエネルギーも溢れているし。服のことであって、政治的な態度のことではないから。僕らはメタルバンドとはルックスも違うし、それでいいと思っているよ。武骨なビジュアルは僕らのサウンドには合わないしね。
ニック:こういった議論ってどこに繋がっているんだろうか?白人のミュージシャンに、ジャズを演奏すべきではないってならないでしょう。
KAHUNA SURFERSfacebook: fb.com/swedenpoprules