8月
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RAFT-009/WS230: slugger machine “border city” CD

※2021年9月29日リリース予定
※アートワークはNAVELのトミさんが担当

2016年1stミニアルバムをリリースした横浜のサッドメロディックパンクバンドslugger machineが、ようやく1stフルアルバムをリリース。ミニアルバムリリース後、様々なコンピレーション作品に参加、自主企画を含め、とにかく数多くのライブをこなすアクティブな活動を続けながらも、メンバーの吉野はRAFT recordsも運営し横浜のバンドを中心にリリースするなど凄まじい行動力を見せている。しかし、アルバムリリースには5年を要した。変わろうとしている彼らは必死にもがいてる時期もあった。けれど、今作を聴かせてもらった時笑うしかなかったよ。ついに彼ら自身のサウンドを確立してるんだよ!ぶっちぎりのサッドメロディーは感情爆発もので、これまでの彼らも同様といえるものの、全く異なったベクトルを見せ始めているんだ。手数の多いドラマーのツんのめったり急ブレーキをかけたりな性急なリズムが、新生slugger machineのキーポイントになっているのは間違いない。分かる人は聴いてもらえばすぐにわかるのだが、90年代後半のメロディックとエモーショナルサウンドが混沌とした今のようにジャンル分けされていない頃の泣きのメロディックが再現されている。正直、なぜこのサウンドにこれまで日本のバンドが挑戦していなかったのか理解ができないが、ついにslugger machineがその領域に突入!かつてのSnuffy Smileな日本のメロディックサウンド、イタリアのEVERSOR、カナダのTWO LINE FILLER、USのHOUSEBOY、DIG DUG/SORE LOSER、ドイツのSPRING HILLなど90年代後期に世界中で同時多発的に発生していたサウンドを思い出させ興奮せずにいられない。それからLUNESEAファンも迷わず聴いてみよう。貧欲に色んな音源を聴きあさってるからこそこの音が出てくるのだと思う。目的を持った挑戦は無駄じゃないんだよ。メンバーの吉野運営のRAFT recordsと共同リリース。

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(収録曲)
1. louisville
2. just like
3. first boy
4. little prayer
5. knife
6. no love
7. long, wet hair
8. leaf
9. stolen bike
10. feb.25
11. loser joke
12. suckville