WS228: SATURDAY NIGHT KARAOKE “MILLENNIAL KICKS ” 7″
※到着次第、販売開始です
※mp3ダウンロードコード付き
インドネシアポップパンクシーンを代表するバンドで日本でも人気者SATURDAY NIGHT KARAOKEのニューシングルが登場!今作はバンドが夢に見ていた初の7″シングルでのリリースとなります。昨年末にPiGGiESのカバーをデジタルシンングルでリリースして大盛りあがりになりましたが、待望の新作なります。当初は、彼らの母国インドネシアと日本での人気知名度でしたが、2ndアルバムは日本はWaterslide、ヨーロッパではMonster Zero、アメリカではOutloudからのリリースとなり一気に知名度が世界的に広がりました。NOFXのあのFat Mikeが自転車に乗りながら彼らの曲をコメントしたことで米国でも誰だこいつらとバズったりもしました。さて、この新作はBloated Kat(US)、Monster Zero(Europe)、Quickening(Indonesia)、SP & Waterslide(Japan)というこれまで彼らを支えてきたレーベル勢ぞろいでのリリースです。PiGGiESのカバーが収録されるかもと噂が立っていましたが、今作は彼らのオリジナル4曲で勝負に来てます!期待していた人ごめんなさい!サーフポップなGREEN DAYなSNK節でご挨拶なオープニング曲、そして2曲目はBATTLEBEATS名義でドイツのAlien SnatchからソロアルバムをリリースしているAndresaが初めて書いたSNKの曲。これがDanny Vapid彷彿の哀愁ある曲でSNKに新たな風を吹かせている。3曲目の日本の女の子に想いを寄せたラブソング。そしてラストは彼らの代表曲”Bam Bam Bam”の初のアナログ化!3コードポップパンクファンであれば期待を裏切ることのない新作!国内流通分は100枚です。
(収録曲)
1. Millennial Kicks
2. I Wanna Be Your Lovely One
3. Makiko
4. Bam Bam Bam
WS222: VARIOUS ARTISTS “HEY HO, LET’S GO…SURFING!” CD
※2021年7月21日リリース予定
※帯、歌詞付き
夏真っ盛りの中、ポップパンクの中でもサーフポップパンクバンドだけど終結した格安コンピレーションアルバムをリリースします!今作はWaterslideからリリースもしているドイツのベテランサーフポップパンクバンドDIE SCHNICKERSのメンバーであり、ドイツの老舗ラモーンポップパンクバンドであるPartysprenger Recordsとタッグを組んでのリリースとなります。このメンツを見てくださいよ。SONIC SURF CITYやPSYCHOTIC YOUTHといったベテラン勢から、復活を遂げたBEATNIK TERMITESを含む総勢16バンド収録です。既発曲もありますが、未発表曲やバージョン違いの曲も多数収録です。なかでも、SONIC SURF CITYは初期の名曲「Sun Sex And Fun」を現在のメンバーで再録したものです。曲の並びもバッチリですし、このコンピレーションアルバムからポップパンクをどんどん掘っていただくきっかけになればと思い、お得なプライス設定となっておりますので何卒よろしくお願いします!けど、内容も曲の並びもバッチリだと思う!CDとアナログあるけど、アナログは参加バンドが手売りで販売用で確保してて枚数少ないのでうちだけで販売予定です。アナログは到着次第の販売です。お得な値段にしてますのでまずはCDを買って聴いてもらえたらと思います。それから内容気に入ってくれたらアナログもいっちゃってくれたら本望です。(O)
(収録曲)
1. Randells – Topanga Sand デジタルのみ
2. The Hawaiians – Surfer’s Rodeo 未発表
3. Flanders 72 – 53rd & Surf 未発表
4. Tommy And The Rockets – We’re Taking Off 未発表
5. The Windowsill – All Summer Long (Just Call Me Mario) (taken from Ye Olde Sampler! CD)
6. Andrea Manges & The Veterans – Skeet Surfing 未発表
7. Die Schnickers – Komm, Iass uns surfen geh’n 新曲
8. Beatnik Termites – Beach Girl 再録
9. Burger Weekends – Do It Again.wav 未発表
10. The Evil O’Brians – Back In That Summer 未発表
11. The Flatulinees – Wild Surf (taken from Gimme Gimme Surf Treatment 7″)
12. The Backseat Angels – I Want The Summer Back (taken from Cruisin’ To The Beach digital)
13. Sonic Surf City – Sun Sex And Fun 再録
14. The Hum Hums – Sidewalk Surfers (taken from Back To Front)
15. The Lemonaids – Big Wave (taken from We’re A Happy Surf Family 7″)
16. Psychotic Youth – Goodbye Summer (taken from Forever And Never)
ー歴史ー
Mutant Popは、1995年3月にTimboことT.ChandlerことTim Davenportが立ち上げたポップパンクレーベル。このレーベルはLookout!、Epitaphといったインディーだけど巨大レーベルとは異なり、アメリカのローカルシーンで活動していた新しいバンドを中心にリリースし、アメリカ国内のみならず日本でもレーベル買いをする人が続出するほど人気があった。とにかく、Mutant Popリリースなら見かければ手に取った。それもそのはず、インターネットも電子メールもない時代、あの広大なアメリカ大陸の各都市に点在するシーンの若手の良質バンドを知ることのできる貴重なレーベルだったのだから。だって、レコードの後ろに長文のライナーノーツでそのバンドがどういうバンドなのかわかる仕様なんだぜ。そんなMutant Popリリース作品で知ったバンドの他の音源を掘りまくって、そこのThanks欄に記載されている別のバンドを掘り続けるという無限ループに陥り、レコード代のため1日の食費100円に切り詰めた結果、体重を10kg近く落とし毎日めまいがしていた人間もいた。でもBORIS THE SPRINKLERは個人的に苦手で、Mutant Popリリースっていうだけで手に入れてたので針すら落としていない(爆)
Mutant Popは、ポップパンクシーンの中でも入手困難なコレクターズアイテムとなっている作品がたくさんあり、特に過去に日本でも某レーベルが模倣した基本メールオーダーオンリーのShort Run CDRシリーズは今じゃほぼ入手困難。これは、プロコピーCDRではなかったので手に入れてもデータが消えてしまっている可能性も高いので状態の良いものは余計希少。これ当時、日本で扱ってくれてたのBaseくらいだったよな。
Tim自身、70年代のレーベルからインスピレーションを得て、統一されたデザインを特徴とするコレクター向けのシリーズを作ることを目指し、限定版やカラービニールを殆どのタイトルで制作している。レーベルは個人的な事情では2002年に活動を停止。しかし、2008年にヨーロッパと日本からのまたやれやというラブコールを受けて復活するも、多分本業(対応が良くて評価の高い町の靴屋)が忙しくなり短期間の復活のみでまた完全沈黙。
しかし、ここ数年。SNSでTim Davenportが再び音楽について発信を開始。WaterslideがTimに許可を受けてリリースしているMutant Popオマージュジャケでの日本のポップパンクリリース作品のレビューを開始。The Hum Humsの1stアルバム「Teenage Looser」を数あるMutant Popオマージュジャケのリリースの中でも最高と褒めてくれたり、Pelotanや、Piggiesの新作までもチェックしてくれてることが判明。また、音楽に興味持ち始めたんだ。やり始めないのかなぁと密かに思っていた。
5月某日、Timからまたレーベルやろうと思うんだけど手伝ってくれないか?と連絡が来た。そこから、数時間チャットで近況やら色々話しまくった。2008年の復活以来だから、12年くらい音信不通だったから話すことは山ほどあった。Timから出て来るアイデアは実現できるかどうかはさておき、とにかく面白かった。こりゃ、完全復活だぜって思った。その中で、彼がWSで日本の販売をやってくれないかと。俺は素直に嬉しかった。前回の復活のときは、沈黙までの経緯を知っているので、できる限り協力する。過去の残っている音源も売って新作負担なくリリースできるようにしていこうとなり、今後、旧作も含めてMutant Popリリース作品を扱うことになりました。旧作はもちろん在庫ある限りね。
当初、俺は純粋なMutant Popリリース作品の1ファンだった。みんなMutant Popというと3コードポップパンクレーベルと今だに思っている人が多いが全然違う。だって、あのDILLINGER FOURも、East BayなPULLOUTSにROUND NINEも、エモいCHARLIE BROWN GETS A VALENTINEも、それにBORIS THE SPRINKLERも(笑)かなり音としては幅広いラインアップでリリースしてる。共通してるのはメロディーが良くて無名でもカッコイイバンドってこと。Mutant Popはレーベルとしてスタートし、その後、自分がリリースしたバンドの別の音源や、当時アメリカでは誰も見向きしなかったイタリアをはじめとするヨーロッパのバンドのリリース作品を扱う、”1000 Flowers”というディストリビューションを開始。俺が当時働いていたレコード屋の入荷で頻繁にTimにFaxを送って入荷していた。もう20年以上の知り合いだ。彼のレーダーは常に敏感で間違いがない。いや、たまにある(笑)当時から、Mutant Popと見ればときめいていた人も、ここ最近この手の音が好きになった人も、Mutant Pop Recordsを通してどんどん音楽の世界を楽しんでもらえればと思います。とはいえ、何よりMutant Popの再びの復活に俺がワクワクしちゃってますんで。
ではTimからのメッセージを。すっげー復活待ってたんだけどやっと戻ってきたね。今回復活に至った理由は?もう我慢しきれなくなったの?(笑)
Tim「2008年頃から研究とか歴史本を書いたりしてて、2008年に復活することが当初予定になかったんだよ。だけど、ここ最近100以上のネット上のデジタルコンピレーションアルバムを聴きあさっていたら、すげー良いバンドばいっぱいいることに興奮しちゃったんだよ。そしたら、そんなところにTHE TEEN SENSATION GLASSESのRyanが15曲送って来てくれて、それで完全に抑えられなくなった。2002年当時のTHE TEEN SENSATION GLASSESも好きだったんだけど、Short Run CDRシリーズでやることができなかった。それに、今の彼の音源の方が断然良い!ということで、昔からの願いを叶えるためにレーベルを再始動して、そのバンドの音源をリリースすることに決めたってわけ。1、2ヶ月かけて、たくさんの質問を色んな人にして、くだらないアイデアを人にぶつけて、今や、ほとんどのレーベルがLPにこだわっている世界で、CDのリリースだけを行って、一部の人に販売は任せることで、リリースをポンポンできるようにする感じで復活しようと考えたんだ。CDフォーマットオンリーでのリリースがどこまで受け入れられるのかってとこが唯一の謎なんだけどね。今のところ問題なさそうだし、以前とはやることも違うし、やってみないとわからないし。これまでは、7″リリースのレーベルとして知名度があるわけだけど、2021年の今の時点ではアルバムだけをリリースする予定。まあ、どうなるかはそのうちわかるでしょう。」
やってみないとわからないからね。何か他にある?
Tim「日本の人は世界で最も音楽に対する愛情があることは世界中で知られている。これは事実だ。お世辞とかで言ってるんじゃないよ。うん、シンプルな事実だね。
Mutant Popと聞いて懐かしいと思ってくれた方へ:サポートしてくれてありがとう。レーベル第二章は過去よりも面白いものになると思う。これからリリース予定の興奮するものが驚くほどたくさん予定しているけど、今はよりハーモニーを前面に出したミドルテンポでRAMONES経由のポップパンクのリリースになるだろう。これまで通り、品質は落とさないようにしていくんでよろしくお願いします。
これまでMutant Popに触れたことのない方へ:ぜひ過去のリリース作品をいくつか聞いてみてほしい。きっと気に入ってもらえると信じてやっているので。
最後にカズへ。変わることなくずっと信頼してサポートしてくれてありがとう。」
はい、今回は続けてくださいっと。あえてアナログじゃなくCDオンリーでということだけど、いかにもTimboらしいひねくれたセンスじゃないでしょうか。過去にもリリースフォーマットを7″からショートランCDRシリーズに変化したり。でもね、レーベルをやるということはとてもお金のかかることなんです。特にMutant PopもWSも、無名のバンドで良いのに埋もれているバンドを中心にリリースしていると全部をレコードでリリースしてくことは不可能。良いバンドだけど無名だと高いレコードだと買ってくれる人もそう多くはない。それにレコードの製作費に加え、送料もすごい負担で海外のレーベルや流通に送る時点で赤字なんですよ。それに個人的には全ての音源がレコードであるべきだとは思えないんですよ。CDはやっぱり気軽に手に入れられる音源として残されるべきじゃないかなと思ってるよね、ということもTimboと話したんですよ。というわけです。
では、今後決まっているリリース作品の一部を紹介します。
MP-523: The Teen Sensation Glasses: Focused CD
THE TEEN SENSATION GLASSES “Focused” CDの速報。25年前、ポートランドにあるCDプレス会社のCravedog RecordsのToddは、俺がやりたかったピンク色のプラケースを、それまで製作を依頼してきたプレス会社がそのケースにするには$1の追加料金がかかるという回答をくれる前に、同じくらいの価格を提示してきた。色付きのケースで工場でパッケージングを機械でやれるのか試すために、実は”今日”サンフランシスコから取り寄せたんだ。水色とオレンジも今後使うかもしれなから一緒に検査してもらおうと思って取り寄せたよ。とにかく、見た目は良かったよ…。つまり、過去にリリースできなかった音源をリリースする。
7月リリース予定で、MP-2001でTHE TEEN SENSATION GLASSESの別のアルバムも同時リリース予定だよ。別のハーモニーが最高のバンドはMP-524で9月レコーディング予定なので秋にはリリースができるんじゃないだろうか。THE TEEN SENSATION GLASSESがアホみたいにどんどん曲ができてきてるから、どんどんリリースしていく予定。とにかう、Ryanの仕事の速さは異常で誰にも予測できない。
-T. Chandler
MP-2001: The Teen Sensation Glasses: Fuzzy CD
MP-2001となるTHE TEEN SENSATION GLASSESの音源は現在の彼らの作品。MP-523のTHE TEEN SENSATION GLASSESの音源と同時リリース予定。
-T. Chandler
MP-2002: 17 Years: Please CD
具体的な内容は検討中だけど、「アンダーグラウンドなアーカイブ」というコンセプトで発表してどんだけ自分が間違っていないか把握してみたいから、これは自信があるリリース。
-T. Chandler
Mutant Popリリース作品はこちらから