4/6 新宿RED CLOTH with Dumb & SET YOU FREE企画

朝8時に起床。我がファミリー、俺以外スヤスヤ状態(笑)普段と変わらない日常を味わいながら、WSハウスへ9時過ぎに向かう。居間の隣の部屋で寝ていたアダムとマイキーにおはよーと言われるけど、俺はツアーの計算するからまだ寝てていいよと声をかける。でもみんな俺が動いてるのに悪いと思ったんだろうな、シャワー浴びたり動き始める。このファミリー感すげーわ(笑)10時頃にリョウスケも合流して、入りの時間まで、このままダラダラでもいいしどうする?って聞いたら、近所を散歩しようってことになる。じゃ、日本人の普段の生活を知りたいって言ってたから、地元の商店街ぷらぷら歩いて、公園で花見でもしようかって出かける。さあ、出かけようってタイミングで一番先に外に出ていたダンがかばん忘れちゃった!って家に取りに戻る。一同、慣れっこのやれやれ(笑)

街を歩きながら、やっぱり建物も町並みもどれも新鮮らしく、ヨーロッパはそんなに違いがないから日本は全てが刺激的だね、どこも歩いてるだけでワクワクするなんて話してる声が聞こえてくる。


桜並木のある神田川沿いの公園に入った途端、ダンが日焼け止めを塗り始め全員固まる。アダムが帽子かぶればいいんじゃないの?と言うも塗り方が半端なく面白くてみんな撮影タイムが始まった。やっぱこいつ最高!しかも、落ちてきた桜の葉が奇跡的にダンの頭に止まった。日焼け止めが奇跡を起こした瞬間だった。それから、ダンはその後、子供に混じって滑り台を並んで滑ったり自由を謳歌していた…子供の保護者の目が冷たい(爆)。

桜を見ながら1週間で散っちゃうんだよねー、すごいパーフェクトなタイミングに来れて良かったねー。今夜で終わちゃっうんだねーなんて、ちょっと感傷的な感じに。でもそろそろ会場へ向かう時間が来た。さぁ最後もみんなで楽しもうって、一気にライブモードに戻って会場へ向かう。今日はリョウスケに俺はお酒飲んでいいんでと、許しをもらって、メンバーはリョウスケ号に。マイキーは日本のタクシー乗ってみたいって俺についてきた。タクシーの中ではもちろんレコードとラーメンの話(笑)。

昨日も長丁場だけど、今日も長丁場!今日は出演バンドも多く、楽屋は機材置き場になってるので休憩もできないので、疲れたら車でも休めるように会場から近い駐車場にしましょうというリョウスケのスーパーアシスト!(後にこれが正解だった。)

疲れたら会場の前にたまらなければ大丈夫だから、空気吸いに出たり、車で休んだりしても大丈夫、散歩しても呼び込みについてかなければ大丈夫だからって説明してたら、あっという間に、スタート時間はきてしまった。この日は飲みながら純粋に楽しんだので、写真もあまり撮ってないので個別ライブレポートは割愛!いくつかの写真もメンバーなどと共有したものを掲載してます。下の画像のどこかにP.M. SCOPの人いますよ。

初めて見るTHE HUM HUMSにチームDBAもワーオワーオはしゃいでいたり、bedgravityのときはアダムもマイキーも彼女いくつなの?めちゃくちゃハートに突き刺さるすごい声だ!って伝えにきたり(俺はその時ベース職人に徹しているナガサワの姿勢におしっこ漏らしそうになっていた)、SO-CHO PISTONSは海外バンドが見るといつも驚くのと同様にチームDBAはファッキンタイトを連発してた(笑)この2日間同様に、日本のバンドに圧倒されてたよ。

後で聞いたら、マイキーとダンは全バンドちょっとづつチェックしつつ、途中で近くを散策したり息抜きしてて、アダムはスマホで近所のダイソーを見つけ行ってみたり、はやまた歌舞伎町にゴジラの写真を撮りに行ったり、みんな確実に日本に慣れてきていた(笑)ジーニーだけが時差ボケの呪縛から最後まで抜けれなくかわいそうだったな。

いよいよ、DIRT BIKE ANNIE日本での最後のライブ。アダムは相変わらず喉つらそうだけど、もう今日はやれるだけやるって気合い入れてた。ダンもマイキーもこの日はライブ前のお酒を控えていた。彼らが夢見ていた日本ツアーの思いをぶちまけたかったんだろう。

すっげー良かった!ホント会場内すごい良いバイブに溢れてたよ。彼らも本当に楽しそうにやってた。
「Battle Lines」でアダムとマルコの共演。これ俺のアイデアじゃないよ。DBAのアイデア。マルコがHUM HUMSの「Battle Line」って曲はDBAの曲名から取ったの知ってたし、HUM HUMSのこの日のライブで「Battle Line」やる時に出だしを「Battle Lines」パロったの見てて思いついたんじゃないかな。DBAのライブの前にマルコ捕まえて歌詞を教えてたし、グループチャットでその時立ち位置どうするみたいなやり取りもしてたしね(笑)

後半の途中アダムが汗拭いてたけど、あれちょっと泣いてたっしょ?(笑)連日毎日彼らがステージで子供のような顔で心の底から楽しそうにやってる姿見れてよかったな。日本にまた来るのは簡単ではないと思うけど、DBAを続けていればまたライブ見れるから今の思いまま続けてほしいなと思って見ていた。なんだか現実なのか夢のなのか不思議な感覚だったな。知り合いのバンドたくさん見れるから、アメリカに見に行くぞって長女の社会科見学な気分で行ったわけだけど、自分がDBAを呼ぶなんて流れになるとは。やっぱり偶然の出会いってのはないんだなぁなんて思っちゃいました。いつもだけど(笑)

しかし、PRICEDUIFKESとIqual Idiotsのツアーと合同でやれてよかった。PRICEDUIFKES前回見たときと全然違ってさらにすごいバンドになっていた。もっと日本でも知名度が上がってほしいなと思えるほどのライブだったな。ってかIqual Idiotsだけ観に来てたベルギーからの観光客ファミリーもいたもんな(笑)、ジーニーが、Iqual Idiotsのインスタをチェックしてフォロワー数が半端ない人数なのを知ってこのメンツで私達がトリなの?!ってビビってたり(爆)。

ようやく、コロナも落ち着いてきて、日本に多くのバンドがツアーしに来て色々なバンドを日本のバンドと並べて見れるのはうれしい。俺が音楽に出会ってライブを見たくてたまらないがために、西新宿の某所で売っていた個人が撮影したのをダビングしただけのブートのライブビデオに大枚払っていた頃を思うと、小さなバンドも日本にやってきてくれるこの状況は本当にありがたい。そして、それが普通の状況になってきた。正直、この日本に来るバンドが多くなるとそりゃライブの日かぶっちゃうよねー。今回は、PRICEDUIFKESとIqual Idiotsのツアーとかぶってしまったけど、幸いにも合同でやれたこそ特別感もあったし、奇跡が起きましたね。あーほんとに良かったし、これからもそういうこともあるかもしれない。去年2023年にThe Hotelier、Oso Oso、Prince Daddy & The Hyena、Origami Angelの4バンドによるJapan Tourだってアメリカですら一緒に見れる機会がないようなミラクルも日本だと起こるしね。

ライブ終了後、ライブハウスが閉まる時間までメンバーも、残ってた色々な人と写真を撮ったり楽しい時間を過ごせた。4人共本当に幸せそうだったな。みんなで家に戻り打ち上げ。最初は日本のデニーズかホープ軒に行こうって話もあったんだけど、家でみんなで過ごそうって感じに自然となった。それに彼ら日本のセブンイレブンはやばいって気に入ってたし(笑)。今回のツアーの話や、DBAの今後についても話した。楽しくて解放されて俺すげー酔っ払った。そして、ついにアダムが約束してくれた「わかった。新曲を作ってお前にリリースしてもらう」と。残りの3人はそれ聞いてアダムが約束した!って言ってた(笑)下の写真は俺がアダムにくだ巻いてるときの証拠!同級生なのに正座(爆)まだまだ彼らとの繋がりは終わらない。そして、俺にとって今回が海外のバンドのツアーサポートをする最後の予定だったけど、マイキーが「もう1回だけやってくんない?」ということで、もう1回はやります!次回、やるときもみなさんお願いします!

個人で海外のバンドをツアーサポートをやるのは本当に体力的にというよりも精神的に大変。でも、個人でやってる人たちは自腹を切ってもやってると思う。お金よりもこういった出会いやライブに来てくれた人の喜んでいる姿を見ることができることが活力になってやっているハズ。つまり、自分が好きな音楽を共有してくれる人がいるってことを感じられる幸福感っていうのかな。なので、もし人生で一時でも救われたりしたことがある音源をリリースしているバンドがやって来たときは、可能な限りライブに行けるタイミングであれば行ってほしいし、そのバンドに直接声をかけてあげてほしい。来ているバンドも、こんな離れた国に住んでいる人たちに自分たちが認められていると知ることでそのバンドを継続していく上での大きなモチベーションになるし、現在のように、多くのバンドが日本ツアーをしていく状況が定着するんではないかと思う。今の状況、本当に幸せだと思うよ。実際にSONIC SURF CITYも最初の日本ツアーが最後だったはずなのに、その後も活動を続け3回も日本に飛行機代保証なしで来てくれてますので。次の世代に続けるためにも何卒よろしくおねがいします!

このツアーに関わってくれた全てのバンドや友人に感謝しています。会場で一緒に歌って騒いで遊んでくれたみなさんにも感謝しています。いつもありがとうございます。

DIRT BIKE ANNIEのツアーTシャツは2024年4月18日深夜まで受注生産で販売してますので、仕事や用事などで会場に来れなかった方最後のチャンスですのでよろしくおねがいします。

DBA ツアーTシャツはこちらから

(後記)

翌朝アダムは早朝のフライトで一人だけ先に帰国しました。高校の先生なので準備があるから少しで早く帰らないと行けないということで。来る直前まで仕事してたらしいし。空港で別れの時アダム泣きそうでした(笑)ダンが一緒に行ったんだけど、アダム涙堪えてたよねって別れた後に盛り上がったわ!
ジーニーとダンは午後のフライトなので、家に戻って今度はみんなで池袋にお土産などを買いに繰り出しました。

二人のフライトの時間が近づいたので、俺は空港に見送りに。マイキーは明日のフライトなのでリョウスケと渋谷、下北のレコード屋へと向かった。

ダンは泣くかもしれないと昨夜言っていただけど、ジーニーとダンは空港へ向かう車中ですでに眠気が襲っていた。二人共、飛行機乗った瞬間眠りそうだと終わった達成感から疲れがどーっと押し寄せたようだ。さすが同年代(笑)別れのときはきた。眠さが勝ったようだった(笑)。普通にまたねと別れる。これでいいんだよ。続けてくれれば今回のようにいつかまた会えるし。

それから、車を置いて下北でマイキー、リョウスケと合流!マイキーの知り合いでERGS!のブッキングとかしてくれた人が日本に観光で来てて、下北に滞在してるから挨拶してってもいいっていうんで、付いていって俺も挨拶したんだけど、あれなんか見たことあるな?声も聞いたことある?そんで普通にそのまま話してたら、あれ?俺ら知り合いじゃね?ってお互いに気づいて、マイキーに俺らすでに知り合いだぞって話たら、「えっまじで?」って再びミラクル勃発。俺がフィラデルフィアに住んでたときの知り合いでしたというオチ。あー繋がりで始まって繋がりで終わるという。最後まで面白かったな!っと。生きてると面白いこともあるんだよ!


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