WS253re: NOT “STOP THE WORLD” LP

※2023年7月完成予定
※限定300枚のうち国内100枚
※歌詞対訳付き
※ダウンロードコード付き
※BLUE VINYL(2nd pressing)

予約で完売してしまったNOTのアルバムをリプレスしています!予約受付中です!

最高のCRUZフォロワー現れた!これ完全にALLまんまでここまで完成度高いバンドこれまでいませんでしたよ!しかし、ここまで突き抜けてればパーフェクトじゃないですか?これまで世界中にDESCEDENTS/ALLフォロワーは星の数ほど存在していますが、ここまで自分たちのものにしていたバンドはなかったんじゃないかと思います。まさにパワフルなCRUZサウンドがこのアルバムには詰まっているし、これがALLのニューアルバムとしても成立しちゃうんじゃないかもしれないほどのクオリティー!なら、DESCEDENTS/ALL聞けばいいんじゃないかといった身も蓋もないことは言っちゃダメです(笑)このバンドはサマソニにも出演しているBEAT UNIONや、ハードコアバンドSHARP/SHOCKでも活動していたDave Warsopがやっぱり自分が一番好きなバンドのようなサウンドをやりたいということで結成。当初はスタジオプロジェクトの予定だったが、BAD COP BAD COPにライブを誘われたことから本格的なバンドとして始動して、デビュー音源が14曲入りのフルアルバムです。”Original Me”のような疾走感のある曲、”Breakin’Up”のようなミドルテンポでほろっとさせる曲、”Gnutheme”のようなインスト曲まで全14曲ニンマリさせられる曲が詰まってますよ!実はこのバンドのメンバーDaveとの付き合いは長く、Boss TuneageからリリースしているSHOOTER MCGAVIN、SHORTCUT TO NEWARKのメンバーがやっていたので23年ほどの付き合いでDESCENDENTS大好きなのは知ってたけど、このアルバムを作り上げたことには驚きました。レコーディングエンジニアとしてもGREEN DAY、FOO FIGHTERS、BAD RELIGION、WEEZER、NOFXなどとも仕事をしていて、その仕事のスキルもこのアルバムにバッチリ活かされてるからこそのクオリティーなんですよ。もちろんDESCENDENTS/ALLのBill Stevensonともレコーディングの仕事を一緒にやってます。ってことでメンバーと一緒にDESCENDENTSのバックステージで写真を撮るほどの本家公認のバンドなんでチェックしてくださいね!もちろんしっかりとサンクスリストにはDESCEDENTS/ALLのメンバーの名前がクレジットされてます。さらになぜかイギリスのFUNBUG(ex-IDENTITY)のメンバーの名前も入ってます。

約はこちらから


5月
12

WS257: LONE WOLF “HAZE WAVE” CD

※2023年6月14日リリース予定
※帯付きゲータフォルド紙ジャケ仕様、歌詞対訳付き

感染力のあるキャッチーなポップパンクにインディーロックをブレンドさせた独自のサウンドで、ヨーロッパやアメリカでの知名度どんどん上げている男女混声バンドLONE WOLFの3rdアルバムがついに登場!BAT BITESの女性ボーカルMerelがギター・ボーカルとなり、ex-THE APERS、WINDOWSILLのIvoとACCELERATORSのOxを従えて結成したのがこのLONE WOLF。ある意味オランダのポップパンクオールスターズなバンド。オープニング・トラックの「Begging Me」のイントロの時点であっLONE WOLFだ!とわかるほどに彼ら独特のサウンドスケープを持っている。抜群なポップメロディーセンスに悲しげな世界観、そこにりインディーロックの持つ緊張感を加えたサウンドは健在!1stアルバムの頃のポップパンク度と、2ndアルバムでのインディーロック感の中間をいく今作はこれまでで一番ジワジワと中毒性の高いサウンドになっています。コロナパンデミックは落ち着いた今年彼らはヨーロッパツアーに続いて、常連となったNO IDEAのTHE FESTを含めUSツアーも行う予定。さらに多くのファンを得るのは間違いないだろう。すでにDESCENDENTS、CJ RAMONE、JEFF ROSENSTOCK、THE QUEERS、ME FIRST AND THE GIMME GIMMES、YUM YUMSといったバンドのヨーロッパツアーをサポートしているようにミュージシャンからの人気も高いんですよ。今作もヨーロッパのStardumb recordsとWaterslideの共同リリースです。

(収録曲)

  1. Begging Me
  2. Ready To Break
  3. Meet Me In The Middle
  4. Stay Home
  5. Easier Now
  6. Too Many Reasons
  7. Dark Times
  8. Under The Stars
  9. Don’t Wait Up For Me
  10. Wide Awake
  11. Terrible Heartache
  12. Haze Wave

4月
11

WS243: WHAT GOES UP “LAWS OF GRAVITY” CD

※2023年5月17日リリース予定
※帯付き紙ジャケ仕様、歌詞対訳付き

すっごいメロディックパンクバンドが現れた!あれ?でも声聞いたことあると思った方、正解です!過去にLEEWAYというバンドをやっていたメンバーが東京で結成した新バンド!精力的なライブ活動により、あっという間に都内近郊で話題になっているワット・ゴーズ・アップのデビュー音源は11曲入りのアルバム。これむちゃくちゃいいです!イングリッドの透き通るようで力強い女性ボーカルに、マットのタフでありながらも同時に優しさを感じる男性ボーカルの掛け合い、そこに繊細かつ縦横無尽に弾きまくるギターワーク、さらにおもちゃを与えられた子供のように躍動感溢れるドラム!もうこんなの演奏されたら1発でやられちゃいますよ。もちろん曲もめちゃくちゃ良い!ジャンルなんて気にせずに良いバンドに触れまくった90年代を思わせる、メロディックもポップパンクもインディーポップも吸収したサウンドは、メンバーが今尚貪欲に新しい音源に触れ合ってるからこそなせる技でしょう。レコードが終わった後は自然ともう一度再生してしまう。そんなアルバムに仕上がっています。流行り廃りではなく20年後にも確実に愛されるレコードとはこういう音源のこと。

(収録曲)
1 PROFESSIONAL FORGETTERS
2 UNFIT
3 STAGES OF REGRET
4 EVERYTHING’S ALRIGHT
5 KAI
6 WHIMPER
7 HIGH BAR
8 BA-CHAN
9 STUMBLE
10 MY FRIEND
11 BREAKS

レコ発もあります!すっげーめんつですよ。

<WHAT GOES UP first album release show>

2023年5月13日 新宿NINE SPICES
OPEN 17:30 / START 18:00(OPEN/START時間が早くなってます)

(出演)
WHAT GOES UP
falls
TURNCOAT(愛媛)
SHIPYARDS
MEGA X(3)

きてください!


4月
04

WS254: RANDELLS “SINGLES B-SIDES UNRELEASES Vol.1” CD

※2023年4月19日リリース予定
※デジパック、帯、インサート付き

FOR FANS OF: TEENAGE BOTTLE ROCKET、SONIC SURF CITY、PSYCHOTIC YOUTH、HAWAII MUD BOMBERS、KURT BAKER

1stアルバム、2ndアルバム共に想像を超える反響を承りソールドアウトさせていただきました!スウェーデンのバブルガムサーフポップパンクバンド、ランデルズのデジタル含むシングルリリース曲、コンピ提供曲やバージョン違い未発表曲など、CD限界な全27曲をまとめた編集盤を限定300枚でリリース!弾けまくった極上サーフポップパンクは相変わらず最高なわけで、オープニングナンバーからTHE QUEERSの”Surf Goddess”のカバーといきなりテンション上がる内容。軽快かつ不良なサーフポップパンクで、SONIC SURF CITY、PSYCHOTIC YOUTH、HAWAII MUD BOMBERSといったバンドが好きな人にはたまらないサウンド炸裂です。バブルガムサーフポップを軸に、PSYCHOTIC YOUTHにも通じる、ロックンロールなボイズがバッチリハマってます。やっぱり彼らのサウンドは3コードポップパンク好きな人で気に入らない人いるわけないだろな鉄板な内容!今や世界中のレーベルからリリースしてるのも当然でしょう。夏に備えてこのアルバムで盛り上がりましょう!今回初めて公開された極初期のデモではWEEZER/RENTALSみたいなサウンドをやっていて驚き!

(収録曲)
01 Surf Goddess(THE QUEERSカバー)
02 Devil Night
03 Skeet Surfing Hawaii
04 Topanga Sand
05 No.1 in the state
06 Gum In My Hair
07 Karen
08 Kicks
09 I Don’t Wanna Go
10 Holiday In The Sun
11 Shut up (Y.R.M.F)
12 Endless Vacation
13 RFun in the Sun
14 Bubble Gum Girl
15 Surfer Boy
16 Dance Dance Dance(BEACH BOYSカバー)
17 Little Honda(BEACH BOYSカバー)
18 Santas X-mas Day
19 Christmas time
20 Denim Boy
21 Jet Boy Jet Girl(ELTON MOTELLOカバー)
22 No.1 in the State
23 I Don’t Wanna Go
24 Karen(1995 Demo)
25 Surfer Boy(1995 Demo)
26 I don’t wanna go(1997 Demo)
27 No.1 in the state(1997 Demo)


3月
15

WSre015again: malegoat “Plan Infiltration” LP+CD

※2023年4月14日リリース予定
※国内限定200枚のアナログ盤でついに登場!
※同内容のCD付き
※メンバーへのインタビュー掲載のインサート付き

2023年ついにmalegoatの音源を初のアナログ化。これをアナログ化するんだったら海外のレーベルにも共同でリリースしてもらいたいなと思った。で、malegoatと繋がりのある海外のレーベルで、公私に渡って一緒にやってほしいなと思い浮かんだのが、ある2レーベル。EMPIRE!EMPIRE!でスプリットを出しているし、ツアーも一緒にやっているKeithが運営するCOUNT YOUR LUCKY STARS。それと、POHGOHのメンバーが運営しているNEW GRANADA RECORDS。POHGOHは日本ツアーをハジメが招聘したし、そのツアー中にmalegoatのライブを彼はすごく絶賛していたし、この1stミニアルバムの編集盤を聴かせたところ、アナログ作るときは参加するよってツアー中に約束してくれていたんだ。さらにプレス出す直前になってフランスのVOICE OF THE UNHEARD RECORDSも参加してくれるという嬉しい自体に発展!
エモリバイバル以前から活動を続け、Algernon CadwalladerがUSツアーに招聘した唯一のバンド、八王子のmalegoatのデビュー音源に1stフルアルバム発売以前にリリースしたスプリッット、コンピ提供曲をまとめた初期音源集がついにアナログ化!CAP’N JAZZに影響を受けた国内では唯一無二のエモ/ポストロックバンド。2本のトリッキーなギターの絡みに、変則的なリズム、うねるベースライン、感情を爆発させたボーカル。初期ならではの彼らの荒々しい姿が詰まった作品です。個人的には2005年にリリースさせてもらった1stミニアルバムはいろんな思い入れがあります。この作品に収録されている曲は、まだ彼らが八王子の1ローカルバンド時代の作品をまとめたものです。ここ最近マイペースな活動になっていますが、彼らは恐らく解散はせずに、マイペースでやれるときにやる感じで続けてくれると信じています。今作をレコードで欲しかった一枚と思ってもらえることを願っています。(O)

(収録曲)

  1. Transparency
  2. Boredom
  3. Resistance activity of brain
  4. Entire
  5. Osmosis
  6. Cogwheel
  7. Leave(taken from Waterslide-020)
  8. Expression(taken from Impulse Records-13)
  9. Nothingness(taken from Suburbia Works-004)
  10. Ashes(taken from Suburbia Works-004)
  11. Bonus Track(taken from 1st demo cdr

さらにハジメが2011年当時に製作したTシャツをもっかいやってってことで1週間の受注期間でやります。今回のTシャツプリントは抜染または染み込みインクですので、夏でもラバーインクのようにべったりしないものです。このTシャツのご注文は姉妹サイトlatukで本日21:00より3/21(火)まで行います。完全受注生産となりますので、今後の販売は予定しておりませんのでご注意ください!Waterslideとlateukは同梱可能ですので、同梱ご希望の方はご注文時に備考欄に「同梱発送希望」と記載してくださいませ!

malegoat PLAN INFILTRATION White Tshirt

malegoat PLAN INFILTRATION Black Tshirt


malegoat PLAN INFILTRATION Orange Tshirt


malegoat PLAN INFILTRATION Gray Tshirt


malegoat PLAN INFILTRATION Sand Tshirt


malegoat PLAN INFILTRATION Fooded


3月
06
Filed Under (1.WATERSLIDE, 1.関連レーベル情報!) by wsrecords

WS253: NOT “STOP THE WORLD” LP

※2023年4月14日リリース予定
※歌詞対訳付き
※ダウンロードコード付き
※PURPLE VINYL(限定300枚のうち国内100枚)

FOR FANS OF: ALL/DESCENDENTS、BIG DRILL CAR、CHEMICAL PEOPLE、POLLEN

「DESCENDENTSが復活してから、ALLはアルバムをリリースしなくなってしまった。だったら自分たちで作ってしまえ」ということでこのバンドは動き始めた。NOTは、SHOOTER MCGAVIN、SHORTCUT TO NEWARK、サマソニ出演経験のあるBEAT UNION、ハードコアバンドSHARP/SHOCKで活動していたLA在住のイギリス人、シンガー/ソングライター、Davey Warsopのアイデアによるもの。SBAMやLa Escalera RecordsからのリリースでおなじみのメロディックパンクバンドMERCY MUSICのメンバーを誘い結成された。

デビュー・アルバム『Stop the World』は、フックに次ぐフック連発のコーラスワーク、ドライビングリフにパワフルなギターソロ、そして縦横無尽に動きまくるベースのエネルギー、カフェインたっぷりなハイパーポップな14曲が収録!さらにALL/DESCEDENTSのD.I.Yエシックを引き継ぎために、セルフプロデュースで制作されている。しかしセルフプロデュースといってもショボさは一切なくALL同様パワフルなサウンドを可能にしたのはGREEN DAY、FACE TO FACE、THE USED、BAD COP BAD COPなどのバンドの作品をプロデュースとエンジニアリングをこれまでに手がけているDaveyだったからこそ。録音も彼の所有するカリフォルニアのスタジオで行われている。ミックスとマスタリングは、NEW FOUND GLORYやDEATH BY STEREOを手がけているPaul Minerが担当。

多くのバンドがこれまでにCLASHやRAMONESフォロワーなサウンドを堂々とやっているのだから、自分たちは自分たちが最も大好きなDESCENDENTS/ALLへの敬愛を評するといいう理想の元ここに最高のアルバムが誕生した。「僕らは新しいことをやるのではなく、ポップパンクというジャンルの定義を作ったバンドへ敬意を表しているんだ」とメンバーが語るように、NOTは最高のCRUZフォロワー!これまで世界中にDESCEDENTS/ALLフォロワーは星の数ほど存在していますが、ここまで自分たちのものにしていたバンドはなかったんじゃないかと思います。まさにパワフルで完璧なCRUZサウンドがこのアルバムには詰まっているし、これがALLのニューアルバムとしても成立しちゃうんじゃないかもしれないほどのクオリティー!DESCEDENTS/ALLを聴き続けている人にとってはこのバンドはDESCEDENTSよりもALL寄りのサウンドを突き詰めていることがわかると思います。

限定300枚で、アメリカはWiretap Records、イギリスはBrassneck、そして日本はWaterslideで各レーベル100枚づつの共同リリースです。すでに先行してプレオーダー開始したWiretap Recordsは先週末の3日間でソールドアウトしてしまってます。国内分のプレオーダーは近日開始予定です。

(収録曲)

  1. Stop The World
  2. If Only
  3. Hyperactive
  4. Living On The Moon
  5. Alien
  6. Settle Down
  7. Sorry Sometimes
  8. Hella
  9. Unfuck The World
  10. Anxiety
  11. Losing Control
  12. Don’t Make Sense
  13. The Last Time
  14. Something Else


2月
28

WS: FAT HEAVEN “TRASH LIFE” LP

※2023年3月上旬リリース予定
※COLOR VINYL

DEAD KENNEDYS、LEFTOVER CRACK、OFF WITH THEIR HEADS、MIKEY ERGとの対バン、FESTやPOUZZAといったフェスにも声がかかるほどノリまくっているNYC、ブルックリンの男女ポップパンクトリオ!7年ぶりとなる2ndアルバムを日本国内流通をサポートする形で共同リリースに参加しました。今作は19年カセットオンリーで即完売してしまったミニアルバムから現在もライブでやっている4曲に、デジタルプラットフォームオンリーでリリースされてるTRASHYとのスプリットの2曲に、新曲4曲を加えた10曲入りアルバム。まだまだこのバンド日本では知る人ぞ知るバンドですが、これ確実に日本人の琴線に触れるサウンドなんでチェックを!もろに90’s回帰なポップパンク/メロディックパンクを鳴らしてます!GREEN DAYのようなポップパンクに、DOLLYROTSのようなパワーポップパンク、BOUNCING SOULSのような全員合唱のオーオーコラースもありますよ!だって収録の新曲4曲はBOUNCING SOULSのギタリストPete Steinkopfがプロデュースですから。だもんでモッシュピットの盛り上がりも当然でしょう。でもそれだけじゃない、ハイスクールプロムを彷彿させる甘酸っぱい50’sロックンロールあったりとラモーン的なポップパンク好きな人も気に入ってもらえるやつ!おそらくキャッチーなパンクロックが好きな人は、きっとハマるサウンドって感じっす!Fearless Records、Honest Don’sあたりのバンドにも通じる良い意味でのチープさを持つこのバンド、これから頻繁に名前が聞かれるようになりそうなので、ぜひチェックしてください!

(収録曲)

  1. Quarter Life Crisis
  2. I Am Trash
  3. Doomsday Clock
  4. Miracle
  5. Tarantula
  6. Crybaby
  7. Never Needed You
  8. Suburban Nightmare
  9. Fashionista
  10. Narc

2020年4月に予定されていたMoving Targetsの初来日ツアーは残念ながら、コロナパンデミックの影響で延期となっておりましたが、ついに2023年実現することになりました!やったーーーーー!ついに彼らの動く姿が生で見られるなんて最高!招聘はもちろん2020年に計画をしていたCRADLE TO GRAVEとSPY MASTERでベースを弾き、SQUIRRELFOXというレーベルを運営しているヒデちゃんでっす。

再始動後はこれまでに3枚のアルバムをリリースし、現役バンドとして精力的に活動している彼ら。俺が彼らの音楽に最初に出会ったのは、DOLL No.84(1994年8月号)に、現Snuffy Smilesの栄森さんが寄稿した『メロディック狂必聴ディスク40選』で紹介されたことや、同氏が当時DJをしている時に流していたレコードからだった。そこから、手に入る音源は片っ端から手に入れて、初期の荒々しいサウンドではそのスピードにぶっ飛ばされて、中期以降のアルバムでは聴くごとに感じられる渋さとアレンジ能力の高さを堪能させてもらった。

Moving Targetsの歴史は、1982年の夏、ケニー・チェンバーズとパット・レナードが前身バンドIron Cross(1979 -1980)とは違うことをやるためにMoving Targetsを結成したことで始まる。結成当初はBad BrainsとMission Of Burmaに影響を受けていたが、83年2月にリリースされたHusker Duミニアルバム「Everything Falls Apart」のギターサウンドに大きな衝撃を受け、そのサウンドも攻撃性を増し、そのことがきっかけとなり、ボストンではProletariat、Necros、Negative Approach、Toxic Reasonsなどといったハードコア勢とも一緒にライブをやるようになる。ここまでは、ただの1ローカルバンドに過ぎなかったのだが、Conflict Recordsのコンピレーションアルバム「Bands That Could Be God」に誘われて録音した”Changing Your Mind”、”Waiting For The End”、”Selfish”が各方面から絶賛され一気に彼らの名は知られることになっていく。

俄然、やる気を出した彼らはついに85年アルバム「Burning In Water」を制作し、Taangと契約を結び、2ndアルバム「Brave Noise」(89年リリース)、3rdアルバム「Fall」(91年リリース)と続々と作品をリリース。そこからの彼らの活躍はみなさんご存知のように世界中に影響を与えるまで徐々に上り詰めて行くのだった。しかし、このすぐ後にバンド内部は色々変わっていってしまったようだ。93年にリリースされた4thアルバム「Take This Ride」ではこれまでのメンバーはケニー以外いなくなり、この作品は実質、彼のソロアルバムのような感じになってしまった。そして、活動停止。その後ケニー・チェンバーズはソロとして活動していくことになる。けれども多くの人はMoving Targetsの復活を待ち続けていたのだった。ただ、ケニー・チェンバーズ自体はオリジナルメンバーの死などもあり、Moving Targetsを再び動かすことに興味はなくなっていたそうだ。

2016年Boss Tuneageが彼らの初期を含めたデモ音源をリイシュー。すると、Moving Targetsが大好き過ぎて全ての曲を完璧に演奏することができるカナダの若者2人がケニー・チェンバーズの心を動かしたのだった。そして、ついにその若者2人と共に新生Moving Targetsは始動。

2018年にヨーロッパツアーを行い圧倒的なライブパフォーマンスで賞賛された新たなMoving Targetsは、現在進行形のバンドとして完全復活を遂げる。その翌年である2019年に25年ぶりとなる復活第一弾フルアルバム「Wires」を世に送り出した。これはマジで感動した。あのMoving Targetsがリアルタイムで復活して新作をリリースしてくれるなんて。

翌年、コロナパンデミックにより全米ロックダウンのわずか数時間前にアメリカを旅立ちカナダで制作された「Humbucker」。もしかしたら当分再入国できないかもしれない状況で、飛び出ちゃうってすごい行動力だよな。

そして2023年現在、彼らは一切歩みを止めていない。J.Robbins (JAWBOX、BURNING AIRLINES、etc)を迎えてMagpie Cage Recording Studioでレコーディングを行い産み落としたのは復活後3枚目のフルアルバムとなる「In The Dust」。この最新作は、ぱっと聞きだと地味な印象を受けるかもしれない。だが、聴くごとにどんどんその良さが染み込んできて気付いた時にめちゃくちゃハマるアルバムだ。

彼らのレコードを聴くたびに思うことは、多くのバンドがHusker Duと並び、Moving Targetsに影響を受けていることがわかるだろう。特にDrive、Exit Condition、Midway StillといったUKメロディックバンドの音源も聴き直してみて欲しい。かなりパクってんじゃんと思うフレーズもあったりするんで。

こうして精力的に活動を続けているMoving Targets。今回の日本ツアーはバンドが切望し実現するもの。過去に比べるとぽっちゃりしたケニー・チェンバーズだが、歌声は全く衰えることなく、より説得力を増している。3年待たされましたがついに実現するんだ。これは絶対に見逃せない。

MOVING TARGETS “JAPAN TOUR 2023”

5/3(水)東京ー鶯谷WHAT’S UP

5/4(木)大阪ー難波BEARS

5/5(金)京都ー京都POP! PIZZA

5/6(土)愛知ー名古屋246

5/7(日)横浜ー天王町OLIVE

5/8(月)東京ー新代田FEVER

前売予約の詳細は招聘元のSQUIRREL FOXへ。伝説のメロディックパンクバンドの初来日見逃さないでほしい!
https://squirrelfox.wixsite.com/squirrelfox

ちなみに復活後にドラムを叩いているEmilienは、現在のNILSにも参加しているし、WaterslideでリリースをさせてもらったTHE LAST MILEでも活動中というわんぱくぶり。

復活後のMoving Targetsの音源はこちらから


2月
14

RGF-166/WS252: RAGING NATHANS “STILL SPITING BLOOD” CD

※2023年3月8日リリース予定
※帯付き紙ジャケ仕様、歌詞対訳付き(CDバージョンはジャケの色が異なります)

RAGING NATHANS 5枚目のアルバムで再びWaterslideへカムバック!残念ながら日本での知名度はまだ低いですが、圧倒的なツアー数でアメリカ、ヨーロッパではかなりの人気を博しているバンド。ギターボーカルで中心人物のJoshはDOPAMINESでも活動していますし、運営しているレーベルRad Girlfriend Recordsでは、LEATHERFACEの1stアルバム”Cheery Knowle”のリイシュー盤を一緒に共同リリースしています。前作『Waste My Heart』から引き継いだ、よりメロディアスでポップな側面にOi Punk/ストリートパンクばりのシンガロングなサビを前面に出し、より盛り上がり必死なパンクロックを奏でている。ほんと1曲目からラストまで、次々と名曲を繰り出して来ているんだよ!これ、相当貪欲に色々な音楽を聴いているからこそ出せる音だと思います!アップビートなテンポと、戦闘的なギター、リードと全員合唱のサビ、全てがバンドの最高傑作。これは、過去の作品を非難しているのではなく、彼らはアルバムを出すたびにどんどん良くなっていくバンドなんですよ。ほんとアルバムごとにさらに良くなっていくってのは謎!PROPAGANDHIのアグレッシブなソウルに軽いひねりを加えたようなギターと歌詞、そしてラモーンズが続くシンプルなポップなロックンロールサウンドが完璧にブレンドされており、このアルバムは最初から最後まで全ての曲が聴きごたえのあるものになっている。ポップだけどその前にパンクロック!

(収録曲)

  1. Head In A Hole
  2. And You Know I Know
  3. Fucked Olympia
  4. Doubt
  5. The Lime Pit
  6. Still Spitting Blood
  7. Nothing I Can Do
  8. The Answer (Smoke Em)
  9. Waste Of Time
  10. This World

2月
08

WS231: SINGING LUNGS “COMING AROUND” LP

※2023年2月24日リリース予定
※歌詞対訳付き
※COLOR VINYL

エモリバイバルレーベルCount Your Lucky Stardsとともにこれまでリリースされた音源に注目していたミシガン州の90’sメロディックギターリバイバルバンド、SINGING LUNGSの2ndアルバムをアナログオンリーでリリース!後期HUSKER DU~SUGARやLEMONHEADSなサウンドを鳴らしていたCHEAP GIRLSのBenが地元の仲間たちと、青春時代に聴き漁っていた90年代のオルタナティブ/グランジシーンのようなサウンドを求めて結成したのがこのバンド。まさに、90年代のパンクロック、パンクロックがまだアンダーグラウンドでありながら、当時みんながCMJなどで毎月チェックしていて、ブレイクしそうだった頃を思い出させてくれます。ギタートーンは80年代のミネアポリスサウンドを感じさせ、REPLACEMENTSやもちろんHUSKER DUな感じです。さらにこのバンドの特徴は、あの時代のUKメロディックパンクバンドのDNAも強く感じさせるもので、個人的にはLOVEJUNKやEXIT CONDITION、STOKOEといったバンドが好きな人にも受け入れられるだろう。もちろん、NILS、後期DOUGHBOYS、LEMONHEADS、SMOKING POPES、SUPERCHUNKやGIN BLOSSOMSといったバンドも思い浮かびます。これはあの時代リアルタイムにその周辺のサウンドを聴いていた方は、懐かしいでしょう!もうほんと渋くてじわじわ染みてくる感じです。

ゲストボーカルとしてLaura Stevenson、Rick Johnson (MUSTARD PLUG)、Jamie Woolford (THE STEREO)が参加。さらにゲストギターにはMiski Dee Rodriguez (CITY MOUSE)も参加。レコーディングはRick Johnson(MUSTARD PLUGのベーシスト)、マスタリングはJustin Perkins(SCREECHING WEASEL、RIVERDALES)。そしてアートワークは89年からLookout! Recordsで働き始め、97年にレーベル権利を買取り、レーベル終焉まで運営していたChristopher Appelgrenによるもので、全てにおいてまで90年代に拘った作品づくりです!今作はCount Your Lucky Stars (US)、Sell The Heart Records (US)、 Engineer Records (UK)との共同リリース。

(収録曲)

  1. Where I’m At
  2. How Could I Know
  3. Around Again
  4. Come Down Hard
  5. See You
  6. Static
  7. Present Tense
  8. Better Than Nothing
  9. It Gets Better
  10. Read a Book and Take a Nap
  11. What You Hide Behind