11月
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WS054: BEN GRIM “RETRO” CD
※2010/12/17リリース予定
※日本で一、二を争うBEN GRIMを愛しているであろう人物による愛溢れるラーナーノーツ付き。
FOR FANS OF: DESCENDENTS、ALL、BIG DRILL CAR、DOUGHBOYS、MEGA CITY FOUR、SCARIES

エバーグリーンなメロディーがつまったUSメロディックパンクの名作!まだまだ聴いてもらいたいので再発!!
1995年から1998年という僅か3年間と短い期間の活動ながら世界中のメロディックパンクファンを未だに虜にしているアメリカ、ウィスコンシン州のメロディックパンクバンド BEN GRIM。彼等がこれまでにリリースした4枚の7″シングルに1枚のCDのオリジナル盤の入手はかなりの困難。そんな状況もあり2003年にBOSS TUNEAGEが彼等の全音源に加えて未発表曲であったデモ音源8曲を加えた完全ディスコグラフィー作品としてバンドの歴史を詰め込んでリリースをするも、2ndプレスまでもあっという間に売り切ってしまったのだった。そして最近この音源がeBayなどのオークションサイトで高値で取引されていることもあり、DESCENDENTSでこの手のサウンドを知りこのバンドまで辿り着いたが、再発されないのかと多くの人に質問されることが増えている。まだまだ、この作品を聴きたいと言ってくれる人がいる。その気持ちが本当に嬉しかったので、今回Waterslideから再発をします!

DESCENDENTS、ALL、BIG DRILL CARから多大なる影響は一聴しただけではっきりしているのだが、そこにメンバーの趣向であるDOUGHBOYSやMEGA CITY FOURに通じるとことん突き抜けた伸びやかなメロディーを3人のボーカルのハーモニーで聴かせてくれる青春メロディックパンクの傑作がついに蘇ります!数年前に再結成するというニュースが流れたものの一向に活動を再開しない彼等。この音源を多くの人に聴いてもらい彼等が重たい腰を上げることを切に願います!

そしてメンバーのPETERがボーカルをとるKING FRIDAYも奇跡の復活そして新作リリースがされるようです。こちらも大期待!
(収録曲)
1. Grim Hymn listen!
2. The Summer’s Really Over listen!
3. Brick
4. The Adventures of Pumpkinhead
5. Sad Ass
6. The Boys’ Night Out
7. Bichel
8. Kid Again
9. My Fantasy listen!
10. The Serial Killer
11. Cloud Nine
12. Knuckle Sandwich
13. In The Air
14. Civilizations Dying (ZERO BOYSのカバー)
下記は隠しトラックでのボーナストラック
15. Our Painted Faces
16. Something New
17. The Mystery Machine
18. Get It All (To Matter)
19. The Best Part of Breaking UP
20. Promise Me
21. Angie
22. 22

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(歴史)

BEN GRIM1995年アメリカウィスコンシン州ニーナという街でPeter SaturdayJayme Johnsonにより結成。Peterは、G-WHITZとのスプリットリリースでもお馴染みなKING FRIDAYでボーカルを担当、JayneSEVEN POUND FROM OSHKOSHというローカルバンドでボーカルを担当というボーカリスト2人が開始したというのも面白い。

二人はJayneの家で好き勝手にジャムセッションを楽しんでいたのでが、こんなセッションも彼等がこれまでやっていたバンド同様、長くは続かなかった。ある日Peterが暇つぶしにモールをぶらついていたらJoel Wegeに出会い、一日中音楽について語り合い親友になったのだそうだ。その時にJoelは自分も曲を書いていることを話しいていたそうだが、当時彼はデスメタルバンドEXPERIMENT FEARでボーカルをやっていたから、彼がちゃんと歌えるということは全く想像していなかった。だからPeterJayneはバンドにJoelを迎えても叫んでいるだけじゃないかと思っていたし、実際に彼のバンドのライブも何度も見ていたからなおさらだった。

しかし、そんな思いも、Joelが作曲した曲を歌う姿を目にしてすぐに消え失せた。彼等はJoelのウルトラキャッチーなパワーポップチューンに一瞬でぶちのめされたんだ。Joelは躊躇していたものの、最終的にはなんとか一緒にセッションすることに持ち込むのだった。Peterはギターを諦めベースを担当することになり、Jayneは真面目にドラムに取り組むことになった。二人は毎日夕方にPeterの家の地下室で1ヶ月間文字通り練習に真剣に打ち込むことになるのだった。彼等はJoelを迎え入れ、真剣なバンドとして活動できるよう完璧なリズム隊を目指していた。

セッションを開始して、JoelPeterのアイデアで二人がリードボーカルをやることになり練習を重ねていく。曲は彼等で作り上げていたが、すぐに何かが足りないことを気付いた。彼等にはもう一本のギターが必要で、その誰かはすでに彼等の頭の中にあった。

すぐにPeterJoel Wege二人の友人でもあるJoel O’brienに連絡をした。彼は二人が共通してお気に入りのアコースティックソングを作っていた。すぐにJoel O’brienはアコースティックギターからエレキギターに持ち替え3番目のボーカリストになることになった。彼はBEN GRIMの曲の中でもベストソングをいくつも作曲している。

4人は学校が終わるとすぐに毎日練習に明け暮れていた。ライブが出来る状態になると、すぐにDOUGHBOYSATARISDILLINGER FOURPEGBOYFACE TO FACEなどといったバンドのオープニングアクトをつとめる存在になっていく。

USツアーは仲の良かったバージニアの伝説のメロディックパンクバンドFUN SIZEと二度行った。1998年末、彼等は僅か3年間の活動だけで解散してしまう。

これまでにリリースされたのは4枚の7”シングル、1枚のミニアルバムCD、いくつかのコンピレーションアルバムに参加している。そして2004年にイギリスのBOSS TUNEAGEからディスコグラフィをリリース。Maximum Rock’n’Roll誌上では「90年代の最高にアップテンポなベストポップパンクバンド!」と当時レビューされた。数年前に彼等は再結成をして、盟友FUN SIZEとスプリット音源をリリースすると宣言したが、現在も完全沈黙のままである。。。


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