WS275: Bécquer “Bring Back My Summer” LP
※2024年10月中旬リリース予定(到着次第の発売となります)
※ダウンロードコード付き
※歌詞+対訳付き
1999年、スケートボード少年たちが始めたSkate punkバンドを母体とし、その後音楽的成長を続けていた彼らは世界中にムーブメントとして広がり始めていたエモ/インディーロック(彼らの場合は特にSTARMARKET)に触発されエモーショナルメロディックバンドへと変わっていく。これがこのバンドの歴史のスタート。2003年にリリースした1stアルバムが評価を受け、日本でもお馴染みのスペインのZEIDUNやMAPLEといったバンドと数多くのライブを行い、スウェーデンのKEVLARやアメリカの90 DAY MENのツアーにも帯同するなど順調な活動をしていた。しかし、2005年にメンバーの個人的事情により活動停止。2014年に再び活動を再開させるとライブを中心にマイペースに活動を再開。2017年に4曲入りの復活音源「THE 9TH SPRING」、ベーシストが抜けてしまったが2021年には5曲入り「The Break」をベースレスでデジタルリリースし、活動停止前の彼らのサウンドからブレることなく蒼くエモいメロディックパンクサウンドを聴かせてくれていた。そして、JAWBREAKERやJEALOUS SOUNDのようなサウンドのスペインエモーショナルメロディックバンドBULLITTで活動していた新たなベーシストが加入すると早速スペインエモ/インディーロック界の大御所Garcia兄弟とともにレコーディングを開始、そして完成させたのがこのアルバム。この2ndアルバムでは彼らの長年に渡るヒーローであるSTARMARKETのFredrik Brändströmが1曲(More than fine)ゲストボーカルとして参加している。
当然ながら彼らのサウンドは、このバンドを結成することを決断させたSTARMARKETから大きな影響を受けている。しかし、初期GET UP KIDSなども彷彿させるメロディックパンクの疾走感を持ちつつもエバーグリーンな蒼く伸びやかなメロディーを持っているので、今のようにメロディック/エモなどと細分化されたカテゴライズとは無縁だったあの時代のサウンドは多くの人に受け入れられるはず。恐らく日本ではこのバンドは今まではそれほど知られていないだろう。しかし、今作により確実に知名度を上げるのは間違いない。それほどのクオリティーをこのアルバムで表している。スペインの現在進行系エモメロディックレーベルSaltamarges Recordsと Navalla Discosによる共同リリース。
(収録曲)