Tシャツと言えば来週からいよいよスタートするMOVING TARGETSを召還&一緒に周るCTG(CRADLE TO GRAVE)ヒデキの7 SECONDSコレクション載ってれば良かったのに!とんでもないコレクションだから!前号に続きTシャツ特集第二弾!EL ZINE vol.60!PRIVATE JESUS DETECTORの新作期待したい所!(R)
[内容]
■バンドTシャツ特集『PUNK T-SHIRTS: THE (DOMESTIC) COLLECTION』 (日本のパンクス14人が、ご自慢のTシャツをエピソードと共に紹介[合計91枚!!]。激レアなヴィンテージから、そこらで売っているけど大切な思い出と汗と安酒が染み込んでいるもの、美品からズタボロまで、色んなTシャツが出揃いました) ・SO/HARDCORE SURVIVES ・JACKY/FRAMTID ・KOMATSU/ESPERANZA,XIDENTITY ・KUBOTA/SLIGHT SLAPPERS ・ツヨッシー/FUCK ON THE BEACH ・狂介/THE GALZE ・まりちゃん/経血 ・Yoshi Yubai/写真家 ・掟ポルシェ/ド・ロドロシテル, ロマンポルシェ。 ・東 陽一/水銀チャイナ, ex脳不安 ・大越よしはる/フリーライター ・240key/DISCRETE RECORDS ・Shutopia/Nu-CA, 想考舎, DAYBYDAY COLLECTIVE ・森下 篤/Overthrow records
■PRIVATE JESUS DETECTOR (メンバーが再集結し今年、ニュー・アルバムをリリースする予定の90’sベルギー産ロウ・ハードコア・パンク・バンド、PRIVATE JESUSDETECTORへのインタヴュー)
スペインから要注目のキラキラトゥインクルエモバンド現れた!さすがAINAを生み出した国。このバンドはタッピングギター全開でホーンも導入してたりしてる。MARIETTA、MOM JEANS、MODERN BASEBALL、MIDWESTERN EMOからの影響大ですが、やはりそこはスペインのバンド独特のメロディーがクセになる!AINA、UNFINISHED SYMPATHY、ZEIDUNを世に送り出したレーベルB-COREを中心に、同じくスペインのLa Agonia De Vivir、ドイツのThrough Loveなど総勢10レーベルがリリースに絡んでることからこのバンドの注目度の高さが証明されてるよね。もちろんレコーディングはスペインエモ/インディーロック界の重鎮Santi GarciaとVictor Garcia兄弟が手がけてます。ALGERNON以降のエモ世代を生きるサウンドをSPORT、I LOVE YOUR LIFESTYLE同様ヨーロッパで鳴らしているバンド。確実に日本でも注目されることは間違いない!(O)
WHIMSICAL “MELT” LP
インディアナ州のシューゲーズ/ドリームポップバンドWHIMSICALのニューアルバム!今作はShelflife RecordsとドイツのThrough Loveの共同リリース。90年代初期のインディーロックの再燃とも言える煌びやかなギターサウンドと、女性ボーカルによる太陽のようなメロディーが天から降り注ぐようなドリームポップ!この女性ボーカルが本当に気持ちいいんだよな。シューゲイザーとドリームポップの教科書のようなサウンドで完全に溶けまくります。このバンドを好きな人が望んでいる要素が完全に昇華されたのが今作だろう。アップテンポな曲での高揚感とスローテンポな曲でのズブズブ感が対になってるしね。POHGOHのようなエモ/インディーロック好きな人も聴いてみてほしい!”CRUSH AND BURN”揚がりまくり!(O)
MONDAZE “LATE BLOOM” LP
Bridge Nineの姉妹レーベルとしてCHAIN OF STRENGTHのRyanが運営しているQuiet Panicをはじめとして世界中からの5レーベル共同で登場のイタリア産ヘビードリームポップまたはヘビーシューゲイズバンドMONDAZEのデビューアルバム。元々パンクやハードコアからメタルやスクリーモバンドといったバックグラウンドを持つメンバーが集い結成されたバンド。とにかく音の塊のようなシューゲイズサウンドを聴かせてくれる!ほんと深海のような音ですよ!ボーカルの気だるさも特徴的で、ダークでありながら美しいサウンドスケープ、タイトで重いドラム、揺れまくるリバーヴサウンドとヘビーなギターサウンドの層はホント引き込まれるぞ!破壊力がありながら天に昇るような高揚感が同時にあってすげーすげー!(O)
cold winterのチダさんが立ち上げたレーベルの第二弾作品がcold winterと同時リリース。盛岡の激情ハードコアバンドMEIANの2ndシングル!わずか30秒という序章とも言えるインストの1曲から一気に爆発する2曲目。1st音源でも感じさせた00年代国内の激情系バンドへのリスペクトはそのままに、より緻密なギターワーク、絶叫とスポークンワードの間の取り方は一層迫力を増している!DAÏTRO、SUIS LA LUNE、Killieといったバンドが好きな人はチェックを!(O)
昨日もCHEERS! PUNK RADIO聴いていただいた方ありがとうございます!まだアーカイブ残ってるんで聴けると思います。視聴者プレゼントの7″セットは終了していますが、CDセットはまだ残り2セットあります! 本日はカナダからの荷物到着!カナダからの送料がマジで地獄なんですが、アメリカまで持っていって送ってくれたのでなんとかセーブできました。最初カナダからだとアナログ5000円超えで震えたわ!CRUZフォロワーな90’sメロディック好きな人はHELLAPHANTチェックしてね!今夜も20時にアップします。
HELLAPHANT “CRUMBLE AND RISE” LP+mp3
2021年にリリースされた5曲入りミニアルバム「CRUMBLE」に6曲加えてアナログ化!CURZフレーバーも感じさせるカナダ、オンタリオのメロディックパンクバンド。このバンドのフロントマンは90年代のカナダのメロディックを代表するバンドの1つであるTRIGGER HAPPYでベースやってたGaryで他にもDoghouseから1枚のシングルをリリースしたのみで消えてしまったLEFTOVERSもやっていたよ。しかしこのバンドのドライビングしまくるギターはいいね。Garyのボーカルの熱量もSAMIAMみたいだけど、もっとCRUZ寄りなサウンド。TRIGGER HAPPYといえばSimonさんはRED FISHERや2 LINE FILLERもやってましたね。このバンドはTRIGGER HAPPYというよりもDEAD SEASONとか、KID WITH MAN HEADとかの方が雰囲気近いかも。曲によってはフロリダのSLAP OF REALITYも感じさせる、90’s渋メロディック好きはチェックした方がいいと思うよ。(O)
HELLAPHANT “CRUMBLE” CD
デジタルのみでリリースされた4曲入りのデジタルシングルに1曲ボーナスを追加して限定100枚でCD化。CURZフレーバーも感じさせるカナダ、オンタリオのメロディックパンクバンド。このバンドのドライビングしまくるギターはいいね。ボーカルの熱量もSAMIAMみたいだけど、もっとCRUZ寄りなサウンド。DEAD SEASONとか、KID WITH MAN HEADとかの方が雰囲気近いかも。曲によってはフロリダのSLAP OF REALITYも感じさせる、90’s渋メロディック好きはチェックした方がいいと思うよ。(O)
VARIOUS ARTISTS “PROBABLY HOUSE TRIBUTE” 7″
カナダの同じシーンというかハウスショーで活動してたポップパンク5バンドによるコンピ7″。運営していた人物の引越しにより無くなってしまったのでそのトリビュートのために制作されたそうだ。Ramonescore Radio Recordsのコンピ”ROCK AGAINST CANCER”に参加してたDAVE ROCKET AND THE JOBBERSはかなり勢いのある3コードポップパンクでかっこいい!HORROR SECTION好きな人はこのバンド好きなんじゃないのかな?サビの盛り上がりもいいね。続いてこの作品で初めて知ったWired Wrong。出だしのリフがBLTと同じ(笑)でも曲が始まると、このバンドはメロディック寄りのサウンドでこれはいいぞ!続いてはアルバムリリースで知名度もそこそこあるSCOOL DAMAGE!やっぱりこのバンドはかっこいいぞ。D4っぽいサビの曲はテンション上がるし拳も上がる。BAD WORDSも歌心あるメロディックパンクバンドってかGREEN DAYじゃんか(爆)そしてラストのPROBABLYは90’s SoCalメロディックで飛ばしまくる。アートワークはシーンの大先輩であるJimmy Vapidが手掛けてる。こういう繋がり良いね。(O)
SPLIT THE FOLLOW UPS / DAVE ROCKET AND THE JOBBERS 7″
カナダのラモーンパンク2バンドによるスプリット。両者ともにお互いのカバー1曲とオリジナル1曲を収録した4曲入り。THE FOLLOW UPSは1stアルバムに続く新作で、DAVE ROCKETの曲とは言え、やっぱりMcRACKINSのようなポップパンクに仕上げてるのが彼らのセンスだな。もう1曲はアルバムに収録されてた”Love Letters From The Black Lagoon”のアコースティックバージョン。コロナパンデミック中に録音のためでしょう。DAVE ROCKET AND THE JOBBERSはRamonescore Radio Recordsのコンピ”ROCK AGAINST CANCER”に参加してたバンド。1曲目はFOLLOW UPSの曲をRAMONESCOREに仕上げている。もう1曲のオリジナルはこちらもアコースティックなんだけど、この感じはアコースティック版NERDY JUGHEADSみたいで良い曲!しかし歌詞がドラッグのことばかり(爆)(O)
SCREECHING WEASEL “ANTHEM FOR A NEW TOMORROW (30TH ANNIVERSARY EDITION)” LP
CDで先行リリースされ、アナログ盤の1stプレスは直販予約分で完売でしたが2ndプレスも同じ仕様で登場しました。今回はしっかりプレス前に予約してたので入荷できました!オリジナルはLOOKOUT、一度目の再発はASIAN MAN、そしてRECESSからとリイシューされてきたSCREECHING WEASELの1993年リリースの5枚目のアルバム。リリース30周年記念ってことで今回はオリジナル録音源からリミックス、リマスタリングを経てのリイシューです。リミックス、リマスタリングされた全18曲に、”Every Night”と”Totally”のオリジナルバージョン、それから”Panic”と”Thrift Store Girl”のボーカル別テイクバージョンがボーナスで収録!オリジナルバージョンと比べると全然違う!ギターの音も全然変わってる!コーラスの感じも違う!さすがミックスをやり直してるだけはある。いやオリジナルはオリジナルの良さあるけど、この新バージョンも悪く無い!オリジナルで感じる冷たい感じもいいけど、この新バージョンの温かみもいいぞ!
この音源の当時のコメントは、この時期GREENDAYが大爆発して、このアルバムのリリース前にBEN先生がコンパイルしたコンピ「PUNK USA」では、友人であるGREENDAYのブレイクを妬む歌詞でなんとまあ人間臭さを披露してくれてました。な、もんでどんなアルバムになるかすごい楽しみにしてたの覚えてます。蓋を開けてみたらSCREECHING WEASELそのもののメロディーだけど、ショートチューンに大名曲のインスト”Talk To Me Summer”を含む作品で「WIGGLE」を軽く超える作品で「MY BRAIN HURTS」の次に人気のあるアルバムになりました。全18曲だけど本当にあっという間の時間って感じのショートチューンの連打がある。”Peter Brady”ではNOFXのFat Mikeが、”A New Tomorrow”ではJAWBREAKERのBlakeとVINDICTIVESのJoeyがゲスト参加っていううれしいサプライズもあり。個人的にもやっぱりポップパンクを求める人には「MY BRAIN HURTS」の次にこのアルバムをオススメします。未だに頻繁に聴きますね。俺の青春です。多くのポップパンクバンドがやってる「とぅなーい」のメロディーは” I’m Gonna Strangle You”からっしょ。このアルバム以降多くのポップパンクバンドもキーボードをアレンジに入れたりするようになりましたね。(O)
THE MANGES “ALL IS WELL” LP
2014年にリリースされた4枚目のアルバムがようやくアナログでBadman Recordsが再発!この時期には来日ツアーも行って圧倒的なライブを見せてくれました。積極的に若手バンドのプロデュースをしたり、現在ではフェスやレーベル運営とイタリアンシーンを支えている彼ら。今作はこれまでのラモーン直系パンクだけでなく、ボーカルのAndreがやっているサイドプロジェクトTHE VETERANSで培ったサマーポップパンクを融合させたこれまでより軽やかで遥かにポップに仕上げてきているのが個人的に大歓迎です!とはいってもMANGESなんでラモーンパンクなのは間違いない!アメリカのフォークシンガーMELANIE SAFKAの”I Tried To Die Young”のラモーンパンクバージョンは俺の中でアンセム!この疾走感でこのメロディーずるいわ(笑)さらにDAN VAPIDが作曲した”Secret Agent Super Dragon”まで収録!外せねーだろこれは。ジャケのカラーも一新して再登場っと!(O)
DIGNITY FOR ALLのゴトウさん運営の札幌のSoul Ameria Recordsの90年代にTree RecordsがやっていたPost Marked Stampsをオマージュしたスプリットシリーズ第三弾!今作はイギリス・ロンドンのOlderと、新宿Nine SPicesの店長、藤村JAPAN在籍のSEMENTOSによるスプリット!東京のSEMENTOSはJAWBOXやDISCHORD、グランジ的でバックの音はまさに洋楽なんだけど、そこに日本のロックなメロディが日本語詩で乗る感じ。でもEASTERN YOUTHやBUTCHERSともちょっと違ってる。ラストの曲はスポークンワードっていうかラップみたいでこの曲もバックは本当にシカゴのポストロックっぽさがあってかっこいい。ロンドンのOLDERはTouché Amore、La Dispute、Birds In Row、On might of Princesからの影響を受けた正統派スクリーモバンド!静と動、バーストするテンション、メロディックでありながら絶叫するパート、そして全員合唱とイギリスのDog Knight Productionのスクリーモバンドが好きな人は気にいるだろう。(O)
SPLIT CUTHBARTS / WE ARE ON FIRE (Post Marked Stamps #2) CD+mp3
DIGNITY FOR ALLのゴトウさん運営の札幌のSoul Ameria Recordsの90年代にTree RecordsがやっていたPost Marked Stampsをオマージュしたスプリットシリーズ第二弾!今作はドイツ・ブレーメンのWe Are On Fireと、札幌のCuthbartsによるスプリット!ドイツのブレーメンといえばRUSTY JAMES、ASSAY、AGEといったバンドが90年代に存在していた由緒正しいところ!このWe Are On FireはCAP’N JAZZライクなヘロヘロボーカルが最高です!曲調も90’sエモ路線でこれはみんな好きなんじゃない?ベースレスだけど、そんなことも感じさせないくらいにコーラスがそこを埋めています。スポークンワードなパートもあったりとスペインのLOSS LEADERとも共通項を感じる。札幌のCUTHBARTSも90’sエモ叙情派エモサウンドを日本語でやってる感じで、MINERAL、POP UNKNOWN、APPLESEED CASEなどの初期DeepElmサウンドが好きなら絶対ツボだと思いますよ!特に2曲目は素晴らしい!ってかこの手のサウンドを今やってる現行のバンドあんまいないよなと気づいた。(O)