MUFF POTTERよろしくなドイツのエモーショナルメロディックパンクバンドJUPITER JONESの初期音源のデッドストック発掘でございま!この12曲入りの1stアルバムは、04年にGo-Kart Records Europe(ってヨーロッパ支社があったことすら知らなかったぜ)からリリースされたものの、やっぱりその支社は速攻でなくなってしまったため不運にも廃盤に。07年にドイツのMathildas Und Titus Tontragerというレーベルから2ndアルバムリリースに合わせる形で、2曲追加して14曲でリイシューされた音源が残ってました。はい、まさにMUFF POTTERと同様にUSとUKのメロディックから影響を受けたサウンドを奏でているDeutschpunkなんですが、このバンドは時代の影響かよりエモっぽさを感じるメロディックですね。この1stではギターとかはKNAPSACKやGET UP KIDS(初期)、JAZZJUNEなんかも思わせてくれます。とはいえ、アグレッシブさはあるんで、もちろんナヨナヨはしておりませんし、ドイツ語なんだけど泥臭くはないので渋メロディック、サッドメロディックな人はスルーしちゃダメですぜ!(O)
JUPITER JONES “ENTWEDER GEHT DIESE SCHEU TAPETE – ODER ICH” LP/CD
こちらも再評価のおかげでリイシューされましたよ。BAMBIXの初期音源リリースで90年代メロディックを掘っていた人であればおなじみのドイツのVitaminepillen Recordから97年リリースされていた泥臭い方のドイツ語メロディックパンクKNOCHENFABRIKの23曲入り1stアルバムがリイシューされました。このアルバムはドイツ国内ではDeutschpunk聴くなら絶対に外せないアルバムとまで言われるんでアナログも入荷したかったんだけど、500枚プレスされてるのにすぐに売り切れやがったんだな… オリジナル盤はかなりレアだからと言ってもドイツ国民みんなが買ってんじゃねーのかよと思いたくもなる。4年とかしか活動していなかったバンドで、BAMBIXやSKIN OF TEARSとも当時はツアーしてた。個人的にはすげーかっこいいと思うけど、かなり泥臭いんで苦手な人も多い方だと思う。この音源からとてつもない革新的なことはしてないように思うんだけど、ライブもすげーインパクトあってカッコよかったんだよ、と現地の人は熱を入れて語るんで相当衝撃だったんだろう。俺的にはOne Footリリースみたいな位置付け?(笑)(O)
A TIME TO STAND “LIGHT YEARS” CD
はい、こちらは英語でNOT ON TOURヨロシクなリズムテンポで転がりまくるドイツの現行メロコアバンドA TIME TO STANDの14曲入り1stアルバム。RIVER JUMPERSやWALKING TARGETSとスプリット出してちょっと話題になったのに、アルバムリリースまでにかなりの時間かかりましたね。伸びやかなメロディーに、エモーショナル度もある青春の哀愁を詰め込んだサウンドかカラッとしてて、今回入荷の中じゃ浮いてるかもしんない。けど、好きな人は多いはず。LAG WAGONが20代の若者だったらって思っちゃいました!(O)
イギリスのポップパンク4バンドによる4 Way Split。日本でもおなじみのSKIMMERの新曲2曲も収録だぜ!
まずはMonster Zeroから単独7″にイタリアのPUNK RADUNOにも出演歴のあるロンドンの女性二人、男性二人による直球3コードポップパンクバンドWERECATS。そしてBe A Primitiveからアルバムもリリースしてて日本でもそこそこ知名度のあるサーフポップパンクTHE ATOMS。ここに提供の2曲もいつも通りに安定したグッドポップパンクでサンキュー!そして、我らがフォーエバー17な還暦越えケビン・パウエル御大によるSKIMMER。何も言うことありますまい、SKIMMERでしかないポップパンクとメロディックパンクの間をいく絶妙な曲を収録。特にショートチューンの2曲目があっという間に終わってもう一回繰り返してくれよと思わせるメロディーの曲。そしてこの音源で初めて知ったCRASH MATS。いかにも英国のバンドらしいおふざけ要素もあるサウンド。各バンド3分以内の収録時間という制約の中で2曲づつ提供なのでショートチューンのみで全8曲でございます。(O)
フランスのDEAR LANDROAD、OFF WITH THEIR HEADS、BANNER PILOTことラフポップパンクバンドMALADROITのニューシングルが12″で登場!ヨーロッパでは日本では想像できないほど人気が上がってるようで、この12″も今回入荷分で最後だそうですよ。今作のコンセプトはスティーブン・スピルバーグでのジュラシックパーク、JAWSなどの世界観を題材にした4曲を収録。しっかりとアートワークの月の部分にはETのあの有名なシーンも描かれてますね。あいかわらずのしわがれ声メインボーカルに合唱、掛け合いとテンション高めのポップパンクを披露。(O)
こちらも再入荷!
JAGGER HOLLY “IT’S CHRISTMAS SOMEWHERE” LP+mp3 THE YOOHOOS “UP GOES THE ROCKET” LP+mp3 THE YOOHOOS “UP GOES THE ROCKET” CD
DAVOVA PSYCHOZA “EMANCIPACIA” LP/CD THE FIALKY “PUNKROCK RADIO” LP/CD THE FIALKY “JE TI TO MALO” CD HOUBA “NICEHO NELITUJEM!” CD/LP V.T.MARVIN “NENI DULEZITE VYHRAT, ALE PROHRAT” LP
キラキラの新人登場!LATTERMANにINSURGENTなどなど数々の名バンドを産み出しているニューヨークのロングアイランドからまたもや注目のバンドがやってきました。しかもドラマーが女の子っていうのもポイント高いよね。これまでに2本のカセットと10″をリリースしているMACSEALが6131から11曲入りの1stアルバムをリリース。このバンドの耳にこびりつくメロディーと、心地よいリズムはエモ、メロディック好きな人はもちろんのことインディーロックしか聴かないっていう人にも訴えかけてくるものあるんじゃないだろうかね。2曲目なんてWEEZERの「Blue Album」好きな人ドンピシャのメロディー展開っしょ!今作はSEBADOH、DINOSAUR Jr、PIXIESも手がけたジャスティン・ピッツォフェラートさんが関わったことでこのバンドのポテンシャルを最大限引き出してる。すっげーテクニカルなことしてるわけじゃやなく、シンプルでハーモニーなんかで繰り返し何度も朝でも昼でも夜でもその時の気分に合った世界観に華を添えるような感じ。これってすごいことだと思うけどな。I LOVE YOUR LIFESTYLE、TIGERS JAW、DOWSING、WEAKERTAHNS、BONADUCES、それから日本のsummermanやgood luck with your fun好きな人もチェックしましょうね!(O)
NATO COLES AND THE BLUE DIAMOND BAND “FLYOVER” LP+mp3
THE MODERN MACHINES、USED KIDS、RADIO FECESのNATE COLESによるNATO COLES AND THE BLUE DIAMOND BANDの2ndアルバム。アナログはDon Giovanni Recordsからで、CDはRum Barから入荷中。ブルース、カントリーといったルーツミュージックを取り入れながら現在進行形でパンクロックをかき鳴らしている。やっぱくそ渋いね。俺らのボス!6曲目の”Demolition Man”では日本のYOUR PEST BANDがコーラスで参加してるようだよ。日本でも熱心なファンベースを持つバンドの6年ぶりとなるスタジオアルバム、待ち望んでた人も多いんじゃないですか?(O)
LISA PRANK “PERFECT LOVE SONG” CD/LP
HELEN LOVEへのアメリカの返答的な打ち込みTweeポップパンクLISA PRANKがSOFTIES、TIGER TRAP、GO SAILORのRose Melbergプロデュースですっげー進化遂げてます。1stアルバムのチープでラフな宅録感は思いっきり90年代しててよかったんだけど、録音状態が良くなった今作はバンド感が濃くなってFASTBACKSファンも必ずチェックしてほしい。そんなアルバムになっちゃってますよ。1stでも確かにFASTBACKSっぽさあったけど、このアルバムの方がほんとそれだね。このユニットとREMEMBER SPORTSはポップパンクファン絶対チェックしといた方がいいバンドだからね!(O)
LISA PRANK “ADULT TEEN” CD
HELEN LOVEへのアメリカの返答的な打ち込みポップパンク!シアトルのRobin Edwardsによる1人ユニットで現在進行形でCHUBBIES、CUB、GO SAILORのようなポップパンクとTweeポップの中間のようなサウンドをやってるよ。このバンドのサウンドがPRIMITIVESっぽかったり、FASTBACKSを彷彿させるのはやっぱりSub Popのお膝元シアトルだからでしょね。ライブはギター片手にドラムマシーンで一人でやってるらしい。2ndアルバムはSOFTIES、TIGER TRAP、GO SAILORのRose Melbergプロデュースで日本でも注目されるだろうから、これはもしかすると来日したりするかもしんないね。今作は彼女の友人であるTACOCATのEricプロデュース。90年代のあの時代のガールズバンド好きな人はこのユニット懐かしくて気にいるんじゃないでしょうか。(O)
いやっほー俺がポップパンクファンに激推ししてるのシカトされちゃってるジャングリーガールポップバンドREMEMBER SPORTSが2014年にカセットオンリーでリリースしてた1stアルバムがついにリイシューされました!これはデータなんてクソ派なんでうれしい。しかもオリジナルに収録の8曲に加えて、Addieちゃんによるベッドルームポップバージョンでの5曲にデモバージョンの3曲も収録されちゃってます。彼女たちの初期衝動が詰まった今作は個人的には彼らの作品の中ではダントツに好きですね。メロディーはすでにここで完成されてるし、スカスカ気味なギターもたまらない。Rose Melberg、CUB、CARS CAN BE BLUE、GO SAILORから、LOOKOUT!、またはSHREDDER好きなポップパンクファンもこのバンド好きになってください!ベッドルームポップバージョンもトイピアノの音が最高だと思うんだけどどうでしょうか?!(O)
Sing Sing Recordsから2014年にリミックス&リマスターされた最強の編集盤がうれしいことにRerun RecordsとBachelorの共同リリースでリイシューされましたよ!CDバージョンは今回初なんでCD派の人も、アナログとの両フォーマット買いもいけますね。80年リリースの7″が正規リイシューも瞬殺でソールドアウトしてしまうのも当然なガールボーカルパワーポップパンクの大名盤!この作品を彼らの1stアルバムと言っても問題ないでしょう。Sing Sing盤を逃してしまった人は再びこの編集盤を手に入れられるチャンス到来に狂喜ですよね!Sing Sing盤もレア化してましたしね。内容については触れるまでもないでしょう。もう1曲目の”TEENLINE”を聴けば全てのパワーポップ、ポップパンクファンがマストなのは当然でしょう!なるべくこのアルバムはプレス続けてこのバンドを知った人がいつでも聴けるようになるといいなと思います。それくらい教科書的なバンド。(O)
今夜はCHEERS! PUNK RADIOでっす!19:30から本放送ですが、18:30くらいから始めると思います。飲み物片手にお時間を一緒に過ごせたらアーバン!
WS205: LIFEWENTPEAR “About About” CD
定期的にドイツという国はLEATHERFACEフォロワーを産み出しますが、このバンドはすごいです。何も言わずに聴かせたら確実にLEATHERFACEの新譜だと思うのではないでしょうか?SAD DAYS INDEEDというよりも、ストリートパンクバンドなのに日本ではメロディックパンクファンに話題沸騰中のスペインのCRIMに続き、新たに注目に値するバンドが現れました!彼らが衝撃を受けたレコード3枚に挙げているのはLEATHERFACEの「Mush」、JAWBREAKERの「Bivouac」、PEGBOYの「Strong Reaction」。まさに、あの当時のメロディックパンクを聴いている人にはドストライクなレコードを挙げてますね。正直言うと彼らのサウンドはガチなLEATHERFACEフォロワーです。もう、誰が聴いてもLEATHERFACE。MUSHにMINXライクな、再結成する前のみんなが一番衝撃を受けた頃のLEATHERFACEサウンドなんだよ。2本のギターもよく頑張ってるなと言うほどにフランキーとディッキーの絡みのようで、歌い方も大好きすぎて過去のフランキーのようです(笑)掛け声こそBEAR TRADEを彷彿させるんですが。でも、かっこいいからしょうがないです。2010年以降、新作を発表しないLEATHERFACEの穴を埋める存在となれるのか。今後さらに期待のバンド。1stアルバム全10曲に、2016年リリースの6曲入りの1stデモテープの音源も全部収録して登場です。最後にアメリカのPUNKファンジンRazocake Fanzineのコメントを。「これLEATHERFACEの新作かと思って聴いてたよ!違うのかよ!」やっぱり、このサウンドは誰かが引き継いで次の世代に知らせなきゃいけない。
Gremlin “NIBBLES” CD
※プレオーダー(3/21発売開始)
徳島のエモ/メロディックバンドGremlin久々の待望の6曲入り音源登場でっす!SILVERWIGSでも一時期ドラムを叩いていたヨシキくん在籍のバンドで、bowsとsummer monthsとの3 way splitで初めて耳にした人も多いのでは?これはalgernon cadwalladerもちろん大好きなんだろうなって感じでSNOWING、初期malegoat、日本語詞もあるからoffseasonもね、fallsといったタッピングツインクルエモでありながらメロディック要素もしっかりとあるサウンド好きな人であれば超テンションの上がっちゃうウキウキ系なやつです。そうなんだよ、こういうエモが好きなんだよ。パワーポップとかシューゲイザーにならないやつ!ですよね?!レコーディングはトロゴリで一点の隙もありやしません!いや、海外ツアーとか行って是非とも現地のやつらをビビらせてきて欲しい。(O)