Crackle!から2枚のマキシシングルを経て待ちに待った頃の2005年にCDのみでリリースされたUKメロディックバンドMILLOYの10曲入り1stアルバムを、07年にHOUSEHOLD NAMEとBOSS TUNEAGEの共同リリースでジャケを変えて初アナログ化したやつ!Leatheface以降の王道となっている正統派哀愁UKメロディックの後継者としてイギリス国内ではかなり人気があったバンド。この時代のイギリスのバンドは所謂曇り空の真下というイメージのUKメロディックではなく、ゲインズビル経由の男臭さのメロディーを追加していてこのMILLOYもそういったサウンド。SAMIAMやPEG BOY辺りの泣きの部分をくわえてる感じでした。ボーナストラックにはBILY NO MATESとのSplit音源も収録てます!個人的には5曲目の”Dibs”がすげー好きな曲。八王子のBROWNTROUTも思い出すんで。しかしこのバンドメンツ面白くて、のちにCHAOS UKやSICK ON THE BUS、VALUKERSに加入するBriggaが最初に在籍していたバンドだし、MAGNIFICENT、EIGHTY SIXのJames、CONEのRob、それから現在GUNS’N’WANKERSでBILLY NOMATESやCONSUMEDと多くのバンドをやってるWes Wasleyも在籍してた。(O)
受注開始します! 1987年から1992年の間にリリースされたメロディック黎明期の作品の中でも、なんでこんなにいいバンドで、こんなにいい音源なのに世界中の社会からシカトされてるんだよっていう、無名ながらにも愛すべき音源を紹介していたサイトから派生した『CHEERS!』。2014年からはCHEERS! PUNK ROCK RADIOとして毎月1回それらの音源を紹介しており、ありがたい事に視聴者も増えて知名度もついてきた所で記念も兼ねてTシャツを作りました。デザインはお馴染み愛すべきUKショボPUNKヒーローIDENTITYの1stEPのデザインをグングン aka BLOWPOP-T CHEERS!が2001年にアレンジして描いたものをフロントに。バックにはCHEERS!のフライヤー用に描いたTHRASHERとCHEERS!のコラボ的デザインをアレンジしました。現在誰一人スケボーには乗ってませんが、当時は皆スケボー少年(青年)だったのは事実!このデザインなら着てくれる人もいるだろう!と思い作りましたでこれからもWATERSLIDE共々CHEERS! PUNK ROCK RADIOをよろしくお願いします!
90’sシカゴメロディック/ポップパンクシーンを掘っていると必ずぶち当たるバンドの一つがこのAPOCALYPSE HOBOKEN!87年に結成はしたものの、89年までの2年間何もしなかったというアホ集団w AndyとScottの2人は結成以来解散まで固定メンバーだったけど、他のメンバーはコロコロ変わってGHOST AND VODKA、JOAN OF ARC、TETSUOのErik、SMOKING POPESのJosh、TRAITORSのToddなんかも在籍してたんだよね。メロディックにポップパンクが基本なんだけどアレンジがかなり凝っていて一癖あるサウンドはACTION PATROLにも通じる。かっこいい曲はほんとかっこいい。けど、良くない曲は全然理解できない(笑)そこが90’sのシカゴメロディックバンド全体に言えたんじゃないかな。APOCALYPSE HOBOKENもNO EMPATHYもみんなそうだったな。だから玄人受けはしてるんだと思うけどね。そんなバンドの99年リリースの4枚目にしてラストアルバムのデッドストックが残ってましたよ。(O)
FOUR LETTER WORD “A NASTY PIECE OF WORK” CD/LP
91年英国カーディフで結成されたメロディックパンクバンドFOUR LETTER WORDが97年にBYOからリリースした1stアルバムの新品デッドストックを発見。13曲入り。今作ももちろん彼らのことが大好きなLEATHERFACEのフランキー・スタッブスがプロデュース。録音も素晴らしく、メロディーもかなり哀愁度が高く男気の入ったサウンドは盛り上がり必死ですね。個人的にはNAKED RAYGUNとかも感じますね。初期のPROPAGANDHIやFIFTEENの要素も感じるがやっぱり根底にあるのはUKメロディー!現在VIOLENT ARRESTをやってるWellyが実はボーカル。当時スルーしていた人も聴いてみてくださいな(O)
FOUR LETTER WORD “ZERO VISIBILITY” CD
99年に、YOUTH BRIGADEのメンバー運営のBetter Youth OrganizationがCDオンリーでリリースした2ndアルバムのデッドストックあったわ!今作は彼らのアルバムの中でもベストに挙げる人も多い傑作。UKメロディックパンクをベースにしながらも、ストリートパンク色もあったのでHARD SKINなど支持していた人からも人気がありましたね。もちろん、BYOがリリースしていることでもわかるように男臭い哀愁のメロディーはYOUTH BRIGADEにも通じるものがプンプンしています。STICKS AND STONESや後期POLITICAL ASYLUM、RADON、ADDリリースバンドのような哀愁メロディックファンであれば、大好物の内容ですね。アメリカですごい人気あったのもわかるね。ゲインズビルメロディックサウンドにすごい通じるし。いやぁー疾走感もバッチリでかっこいいわ。(O)
DEAD LAZLO’S PLACE “LONELY STREET” CD GARDEN VARIETY “GARDEN VARIETY” CD TRANS MEGETTI “FADING LEFT TO COMPLETELY ON” CD WESTON “SPLITSVILLE” CD YOU BLEW IT! “ABENDROT” LP
メロディックやポップパンクを掘って行くとカナダ編でBUM以前のバンドで必ずぶち当たるバンドといえばこのNILS!2015年にひっそりとリリースされていた復活アルバムがまだ残ってましたよ。1曲目を聴いてもらえれば、なんでこのバンドが後続の多くのメロディック/ポップパンクバンドへ影響を与えたのかわかってもらえると思います。あのDOUGHBOYSやMEGA CITY FOURも影響を受けてますからね。いっときは落ち着いたサウンドになってたけど、この復活作では疾走感溢れるパワーポップなメロディックを聴かせてくれてます。HUSKER DUやREPLACEMENTSと同様の評価がされてもおかしくないバンドだと思うんだけどね。6曲目とかすっげーワクワクさせられんね。カナダって国は流通の問題があるからね。それさえなければ、もっと一般的に知られ渡ったバンドでしょう。(O)
ISOTOPES “1994 WORLD SERIES CHAMPIONS” LP
ついにアナログ盤入荷!カナダ・バンクーバーのラモーンズコアポップパンクバンドISOTOPESの10曲入り2ndアルバム!”1994 WORLD SERIES CHAMPIONS”とタイトルを付けてるようで相変わらずの野球愛はブレない!曲名には”WHAT WE DO AIN’T SECRET”、”D.O.A.”、”INDIAN SUMMER”なんて80年代を彷彿させてくれるけど、曲は全く関係なく完全なまでの3コードラモーンパンク!もうこれはTEENAGE BOTLEROCKET~LILLINGTONS,NERDY JUGHEADS、MANGESな3コードポップパンクファンからDICKIES~IMPO & THE TENTS好きな人まで大好物なはず!(O)
こういうインタビューが読みたかった!!!マックス・ウォード のインタビュー最高!皆周りに溶け込めない奴等がパンクスなんだよな!625THRASHCOREは日本人パンクスの殆ど言っていいくらい彼が世に出したレコードを好んで聴いていたし、その勤勉さ人柄がこのインタビューから感じ取れるのが読んでてニヤニヤしてしまう。パワーバイオレンスについての彼の見解は読んで是非共感して欲しいですね!やっぱりパンクスの共通は”I hate the Fuckin’ Joks!!!”!そしてメインは大学の話なんですが、読み終わって自分に置き換えてみると、俺は何の為に大学に通っていたんだろう?もっと専門知識を楽しんで勉強すれば良かったなぁと少しだけ思ったりしました!(R)
■小特集: ハードコア・パンクと学術 〔インタビュー〕 ・パンクは常に、「学校」だった/ジェフ・エヴァンス (Skaven, Lachrymose, Asunder) 【80 年代初頭のパンクとの出会いから90 年代ベイエリア・シーンの話、アジア思想研究へ進んだ経緯から、現在のベ イエリアのハイパー・ジェントリフィケーションの話まで】 ・パワーバイオレンスから思想犯罪まで/マックス・ウォード (625 Thrashcore/Plutocracy, Spazz, What Happens Next? Scholastic Deth 他) 【日本のパンクス、スラッシャーズもお世話になったMax 625。「パワーバイオレンスとは何だったのか」という回想から、アメリカの大学制度の基本的情報、日本史研究者として現在の日本社会をどう見ているかまで、24,000 字超のロングインタビュー!】 ・私たちのパンクのアイデアを積極的に再考すべき/スチュアート・シュレイダー (Game of the Arseholes, Shit-Fi.com) 【知る人ぞ知る学者パンクス、スチュアートが見る現代のDIY パンクシーンとは? 過去にリリースもしていたDiscloseについての言及は読み逃し厳禁!】 ・〔付録〕DSA(アメリカ民主社会主義者)について/A. K.アコスタ ・解説―学びの場としてのハードコア・パンク・シーン/鈴木 智士
■レビュー(音源、書籍、映画) ・Henryk Górecki: Symphony No. 3 (Symphony of Sorrowful Songs) Op. 36 /Beth Gibbons and the Polish National Radio Symphony Orchestra /鈴木 智士 ・The Caretaker/Everywhere At The End Of Time/ Terroreye (Kaltbruching Acideath) ・Thergothon / Through the Pits Of Time /鈴木 智士 ・離散者がいずれの国家も選択せず生きる道のり ――中村 一成『ルポ 思想としての朝鮮籍』/新井 一三 ・私たちの物語を ――チョ・ナムジュ『82 年生まれ、キム・ジヨン』/堀エマソン ・「私たちの将来を考えなくてはいけない」――『異国に生きる 日本の中のビルマ人』/どあのぶ
DOWN AND OUTSの初の日本ツアーにやってきたMark以外のメンバーがやっているPARDON USの1stアルバムのCDバージョンがリリース。アナログはEverything Sucksからリリースされてて入荷したいんだけど、とにかくこのレーベルやってるやつが仕事で忙しくてタイミングうまくいかないと入荷できないのがほんと勿体無い!なんで、これFixing A Holeがリリースしてくれて助かったわ。はい、DOWN AND OUTS/FLAMINGO 50のMorganとTOWN BIKEのGabbyがやってるUKメロディックバンドで、正直にいうとDOWN AND OUTSをMorganがメインボーカルで歌ってる感じです。けど、DOWN AND OUTSよりも線が細いんで、泣きの感じはこのバンドのほうが強いね。うん、泣きのCOCK SPARRERって感じ!さすがの英国産!(O)
FAULT “EIGHT YEARS CHANGE INTO AMBER” (CD)
町田からかつての八王子のRinky Dink 8スタ時代を彷彿させるメロディックバンド現れました!まっさきに頭に浮かんだのはSHIPYARDSの前身SUFFERING FROM A CASE!シノザワがナーバス前回の頃のバーニングメロディックサウンドでございます。コーラスもモロに熱いあの感じが蘇る!時折、HER SPECTACLESも思わせるリフなんかもあるんだよ。そしていかにも初音源って感じの荒さもいいと思いますぜ!この音源の何が俺的に熱いかっていうと、レコーディングはハンヤさん、そしてマスタリングがジュンタハヤシっていう俺の守護神の二人がレコーディングに関わっている。このことも胸熱なんだよね。うおーもっとこういうバンドどんどん出てきてくれよ!8曲入りで1200円。これは手に入れるべし!(O)