1stEPではシンプルなUS型THRASHをみせたWIPESの2ndEPは転調も加わりコーラスもほぼ封印され、ヴォーカルはギターリフに沿ったかつてのSLIMEFISHER(の速い曲)を感る楽曲に。F.O.D.(FLAG OF DEMOCRACY)みたいなファニーなジャケからおぉ!と思って確かにドラムのスピード感とコーラスの入れ方はF.O.D.の1stアルバムっぽさあるな!と思ったり。前作の7 SECONDSオーオーコーラスとSTUPIDS愛は今作も変わらずで、B2の曲なんて両バンドの有名曲のリフまんまじゃねーか!オマージュ愛って事でw(R)
ついにリプレス!EMO/INDIE ROCKのアルバムの中でもレア盤になっていた作品がついにEMPIRE! EMPIRE!のメンバー運営のCOUNT YOUR LUCKY STARSからリイシューされました!98年にイギリスのROSEWOOD UNIONからリリースされたんですけど、当時はポンドがすごい高くて、このCDも殆ど日本で流通されなかったんです。内容は凄まじく良いのは皆さんも御存知かと思います。MINERAL、GLORIA RECORDS的な叙情派美メロ爆発でアレンジも最高!特に「I’LL TAKE YOU EVERYWHERE」の後半の流れは半端ないです!まさにエモリバイバルの中で再発されるべくしてリリースされた大名盤!エモが好きな人でこれが気に入らない人はいないでしょう。歌詞カードがついてるのもうれしいですね。(O)
SNOWING “I COULD DO WHATEVER I WANTED, IF I WANTED” LP+mp3
こちらもようやくリプレス。こちらも一家に一枚の名盤です。初めて針を落として流れてきたリフを聴いたときにすっごい興奮しました!メロディック色の濃いALGERNON CADWALLADER。CAP’N JAZZ、BRAID、CASTEVET、malegoat好きな方は無条件で手に入れちゃってください。7曲目の”KJ Jammin”のようなメローな曲では確実にBUILT TO SPILL、SUPERCHUNK、ARCHERS OF LOAFの影響が見え隠れというかはっきり出ちゃってるのが最高にかっこいいと思いまーーーーす!SNOWING旋風巻き起こったのは必然でしょう。ライブすっげー盛り上がり。(O)
CAMP TRASH “THE LONG WAY, THE SLOW WAY” LP+mp3/CD
お待たせしましたようやく入荷です!デビューシングルで一気にブレイクしてしまったフロリダの4人組の待望の1stアルバムがリリース。エモ、インディーロックにちょびっと90’sパワーポップも足したような青春系サウンドを奏でる彼らはまたもや進化してます。とにかく、曲のフックの作り方を抑えてるというかめちゃくちゃセンスすばらしいんだけど、アルバムでは幅広いアレンジもさらりと披露しているんだ。1曲から良いんだけど、3曲目でガッツポーズあげる人多いんじゃないかな。WEEZERとGET UP KIDSの子供みたいだ。これ、エモとかパワーポップとか関係ないしに、めっちゃくちゃ人気出そうなよかっていうか、これ人気でなかったらまじでやばいっしょ。(O)
EXPERT TIMING “STARGAZING” LP+mp3
フロリダのガールボーカルハッピーエモ/パワーポップEXPERT TIMINGのニューアルバムはCYLSから!いきなりパンチのある曲から始まりフフフーなコーラスでウキウキさせられます。ミニアルバム同様、アップテンポなメロディックとインディーロックの中間のようなサウンドはMARTHAなどのイギリスのパンクポップバンドに繋がりますね。こちらはWEEZERとSUPERCHUNKを組み合わせたようなサウンドにポップパンクを加えたような感じ!”Autonomu”のようなパワーポップチューンとかフックが効いてて中期のGET UP KIDSなんかも思い出させられる。すごいなCYLSのリリースの安定度!(O)
MT. ORIANDER “THEN THE LIGHTNESS LEAVES AND I BECOME HEAVY AGAIN” LP+mp3
Empire! Empire!のKeithのソロプロジェクトMT. ORIANDERの12曲入り1stアルバム登場。演奏はほぼKeithがこなしてますが、奥さんであるCathy、PENFOLDのBrian、ANNABELのBen、JOIE DE VIVREのBrandonにWarren Franklin、MOUNTAIN FOR CLOUDSのAndrewといったCYLS人脈がゲスト参加している。内容は皆さんが想像するようにEmpire! Empire!の流れにあるMINERALのような涙でグシャグシャな号泣エモ炸裂!これぞまさにKeith節だわ。Empire! Empire!が好きなら間違いないっすわ!(O)
MT. ORIANDER “THIS IS NOT HOW I WANTED YOU TO FIND OUT” 7”+mp3
このバンド全然知りませんでしたよ。99年から03年の間にミシガン州で活動していたエモーショナルメロディック/ハードコアバンドDEAD BY SUNDAYの全音源集が限定100本のカセットで登場。歌うパートと絶叫パートを使い分けるボーカルに、SMALL BROWN BIKEのような激しさもあるエモサウンドに、GET UP KIDSチルドレンのEMPIRE STATE GAMESのようなメロディック感が衝突してる感じ。このバンド活動当時にしっかりとした音源が出されてたら、多くの人に知られていただろう。もったいないよ。(O)
ななななんとTHE ERGSがライブをやる!ってかDIRT BIKE ANNIEにCHARLIE BROWN GETS A VALENTINEも復活じゃんか?!しかもさらっとSTEINWAYSにSHORT ATTENTIONもだし…これ去年リリースしたWHIMSYLANDのレコ発です。やばすぎる!今夜は20時にアップします。PERFECT DAZE、LOVEJUNKのScruffが2019年にリリースした名作がボートラ追加でアナログ化!これもありがたすぎる事件です。
バンド運営のPlastic Recordsとの共同リリースですがプレスは国内。これまでのパワーポップ全開サウンドから一転しての日本のシティーポップからの影響もありなキラキラなサウンドが開花!根底はパワーポップなんだけど、ニューウェーブ、ガールズポップも吸収した北欧サウンド/メロディーはある意味現在では新鮮に感じるんじゃないでしょうか。”Ruins Of May”のイントロのギターから弾けるサウンドへの展開にやられましたね。XERO FICTION好きな方もチェックを!女性ボーカルポップ好きはマジでチェックを!(O)
日本ツアーも行ったスコットランドのTHE MURDERBURGERSの中心人物、Fraserが新バンドを始動。THE MURDERBURGERS解散後はもうバンドはやらないと宣言したものの、速攻でその宣言を撤回。そして結成されたこのバンドは、UKメロディック狂も驚きのサッドメロディックパンク!はっきり言うと、後期MURDERBURGERSの時点で、過去のラモーンパンクから脱却してメロディックサウンドに進化してましたが、このバンドではさらに哀愁度を突き詰めたサウンドをかき鳴らしてる!これが、中期以降のMEGA CITY FOURをも彷彿させる音!歌詞もパーソナルな内容ながら、そんじょそこらのエモバンドも真っ青な激サッドな内容で、より楽曲を泣かせるものだ。また、メロディーの載せ方も、曲にドンピシャで流れるよう。まさにMEGA CITY FOURからSKIMMERといったイギリスのバンドでしか出せない音像が詰まった1stアルバム。1曲目のタイトルが「暴力の鍵」、そしてラストは「希望の鍵」と、落ちっぱなしではなく最後に光が差し込むところも最高!10年後にも色褪せることなく、愛される作品となることは間違いない。DUCKING PUNCHESのPeteがドラマーとして今作に参加。(O)
SUBURBAN NOISE “SOMEWHERE BETWEEN NOW AND FOREVER” LP
SUBURBAN NOISEは知る人ぞ知るバンドだった。KINA、EVERSORといったイタリアンメロディックバンドの先駆者に加えて、LIFETIME、SENSEFIELDなどに影響を受けたスケボー少年たちが1995年に結成。疾走感と哀愁メロディーの見事な調和が織り成すビューティフルサウンドで熱心なメロディックファンには知られていますが、なんせイタリアのバンドなので入手が大変だったのです。2009年に日本のSP Recordsが彼らの解散までの期間にリリースされた全音源集をリリースし反響を集めました。2018年に動脈瘤を患った親友であるEVERSOR/THE MILES APARTのベーシスト、マルコのリハビリを励ますために2019年再始動を決意。そしてついに完成させたのがこの8曲入りのアルバム!実は今作がSUBURBAN NOISEの1stアルバムとなるのです!彼らの真骨頂でもあるエモーショナルなメロディーを持ちなら疾走感をもつサウンドである”Our simple song”がオープニングトラックとなり、メンバーのルイージ(彼は現在EVERSORのベーシストでもある)がやっているJUNE AND THE WELL同様にREVELATIONエモを感じさせる”A Poem’s line”や”A new day”、それにやはりEVERSORやKINAといった彼らがバンド結成の決定打となった地元のバンドからの影響を随所に感じさせてくれるんだ。鍵盤もアレンジに加え大人に成長した彼らのサウンドだが、ピュアなハートはこれでもかというほどに伝わってくる感動のアルバム。(O)
HUNTINGTONS “BACK TO RAMONIA” LP/CD I’M GLAD IT’S YOU “THE THINGS I NEVER SAY” LP/CD TEENAGE HALLOWEEN ” LP TONY MOLINA “DISSED AND DISMISSED” CD TONY MOLINA “CONFRONT THE TRUTH” LP
ゲストボーカルとしてLaura Stevenson、Rick Johnson (MUSTARD PLUG)、Jamie Woolford (THE STEREO)が参加。さらにゲストギターにはMiski Dee Rodriguez (CITY MOUSE)も参加。レコーディングはRick Johnson(MUSTARD PLUGのベーシスト)、マスタリングはJustin Perkins(SCREECHING WEASEL、RIVERDALES)。そしてアートワークは89年からLookout! Recordsで働き始め、97年にレーベル権利を買取り、レーベル終焉まで運営していたChristopher Appelgrenによるもので、全てにおいてまで90年代に拘った作品づくりです!今作はCount Your Lucky Stars (US)、Sell The Heart Records (US)、 Engineer Records (UK)との共同リリース。
THE STAYAWAKES “DOGS AND CATS / LIVING TOGETHER (Special Edition)” CD
2018年にリリースされたCDは廃盤となってましたが、ボーナストラック6曲追加してアメリカのKool Kat Musikから再登場!90’sインフルエンスギターメロディックバンドでバンドから連絡をもらって入荷していました。ポーツマスという海沿いの街のバンドなんだけど、これBEEZEWAXの”South Of Boredom”好きな人は気にってもらえるっしょ!パワーポップ、メロディックが混ざったこのサウンドはBEEZEWAXをメロディック寄りにしたようなサウンドで、一瞬USの音っぽいんだけど、やっぱり聴いてるとUKのバンドっていうのがよくわかるね。優しさと切なさが同居したメロディーに90年代ギターメロディックな質感がむちゃくちゃ良い!DOUGHBOYS、中期以降のMEGAS、PERFECT DAZEといったバンドが好きな人はこの現行バンドチェックすべし!5曲目の間奏に日本語でのメッセージ入っててビクッとさせられる(笑)ボーナストラックはデジタルオンリーのシングルの曲や、コンピ提供曲でっす。GUIDED BY VOICESのカバー(コピー?)がすごいハマってる。(O)
THE STAYAWAKES “DOGS AND CATS / LIVING TOGETHER” LP
すでにレーベルソールドアウトのBroken Bone White Vinylで再入荷!やったついにきたこれ!CHEERS! PUK RADIOでPPHが流したことで一同が衝撃を受けたメリーランド産ハードコアバンドHATED!エモの元祖とも言われてますが、このサウンドはもう完全にメロディックハードコアでしょう!HUSKER DU、DEEP WOUND、TONKAでピンときた方、あなたのためのレコードです!なぜにこのバンドがこれまでスルーされていたんだろうか。それくらい、破壊力が凄まじすぎるんだよ!84年から89年の間に活動していたバンドで、お隣のDC周辺で活動していたらしんだけど、とにかく音源が手に入らない&出てきてもクソ高い!ためこのバンドの音源はかなり難易度の高いもの。そんな彼らの85年にカセットオンリーで500本リリースされていた音源「The Best Piece Of Shit Vol. 3」がついに正式にリイシュー!リリースしたのはCRIMPSHRINEのリイシューを手がけたNUMEROから。商業的レーベル的なイメージを持っていたんだけど、この作品のリイシューの手がけ方を見て考えが変わりました。まず、オリジナルマスターテープからのリマスタリング、それにバンドのことや当時のシーンについて書かれたライナーノーツに加えて、当時の写真も掲載した24pという読み応え&見応えのあるブックレット、さらに「The Best Piece Of Shit Vol. 3」だけじゃなくて、”No More We Cry” 7″にコンピ提供曲や未発表曲を詰め込んだ全25曲でアナログ2枚組というとんでもないボーナス仕様なんだよ!このデモに収録されてるピアノの曲も素晴らしい。この曲は後にIDAで活動するDaniel LittletonによるものでIDAファンもニヤリとすること間違いないでしょう!とにかく、A面の最初の数曲を聴いただけで全メロディック狂は興奮で震えると思います。確実にソールドアウト必死なので絶対に逃すことないように!まじで後悔しますぜ!今後、他の作品もリイシューされてくそうなのでワクワクしかない!(O)
TURNING POINT “ITS ALWAYS DARKEST…BEFORE THE DAWN” LP (Indie)
※Indie Store Exclusive Blue Vinyl(500枚限定)
ニュージャージーの伝説TURNING POINT。このバンドがいなければSxEバンドがDCからの影響はあったにせよこのような形でエモ化していくことはなかったと思うんですごいことをやってのけたバンドっす。同郷で後輩のENCOUNTER(後のRAIN STILL FALLS)によれば、マジでTURNING POINTの変化(進化)は衝撃以外の何物でもなかったそうです。90年にNew Ageからリリースされたエモコアの名盤がオリジナルに忠実にRevelationからリイシュー!Jade TreeからCDでの編集盤、そしてTHINK FAST画素の編集盤を12″ 2枚でリイシューしましたがすでにそちらも高騰していたため、このリイシューは嬉しいですよね。やっぱりこのジャケでアナログを持っていて欲しいです。マジでクラシック!メロディック好きもこのアルバムは聴いて欲しいぞ!(O)
TURNING POINT “ITS ALWAYS DARKEST…BEFORE THE DAWN” LP
※Orange Vinyl
ELLIOTT “U.S. SONGS” LP
時は96年。エモが世界中の音楽シーンを沸かせたいた頃、FALLING FORWARD、BY THE GRACE OF GOD、EMPATHYといったエモ前夜から活動していたバンドのメンバーが集い結成されたのがこのバンド。待ち焦がれて98年ついにRevelationから産み落とされたのがこの1stアルバム。新たなカナーヴァイナルで登場。Revelationが当時「第二のTEXEA IS THE REASON、SENSEFIELD」として大々的にプッシュしていたバンド。確かにTEXAS IS THE REASONからの影響大のグルーヴを持つエモサウンドで、インストの曲も今聴いてもめちゃくちゃかっこいい!この作品はあの時代の教科書的内容なので間違いはない。(O)
ELLIOTT “FALSE CATHEDRALS” LP
1stアルバムでブレイクを果たしたELLIOTTがよりディープかつエモーショナルに進化して2000年に産み落としたこの2ndアルバムも新しいカラーでリイシュー。一気にRevelation Emo勢の中核へと登りつめたこのアルバムまでが個人的にピークです。SUNNY DAY REAL ESTATEにも近づいたより深く、美しい旋律が爆発した作品。彼らの作品の中でもベスト音源と多くの人に称されてるのもわかるでしょう。late 90’sエモシーンから登場し、このアルバムではさらにハーモニーとピアノを導入してスケールアップ。とにかく美しい世界感でリリース当時はRADIOHEADまで比較に出てたような気がする。MINERALのような悲壮感と開放感を持ちつつもTEXAS IS THE REASON、SENSE FIELDのようなハードコア畑出身故のダイナミックスさも併せ持つサウンド。EMO好きな人で聴いたことのない人は聴くべし。ex-FALLING FORWARD、BY THE GRACE OF GOD。JIMMY EAT WORLD並に爆発するかと思ったけどそうはならなかったな。(O)