BEATNIK TERMITESの1st 12″、SENZABENZAの1stアルバム、日本のFifi And The Mach IIIの作品のリイシューで一躍世界中のポップパンクファンの注目を集めたイタリアのHey Suburbiaがまたもや、ポップパンクファン狂気のリイシュー作品を一挙にリリース!これもうワクワクしかないやつ。全て限定300枚なので逃したら痛すぎるぜ!
DEROZER “144…” 7″
中期以降の彼らはStreet Punkサウンドとなりドイツで大人気を博すことになるんですが、初期の彼らはうち好みのスコスコポップパンコスだったのです!猫尻狂はぶっ倒れるでしょうね。と、いうことで後期の彼らが好きな人にとってはこの1st 7″はどういう扱いになるのかわかりませんが、ついに再発されましたぜ!しかも、Record Store Day 2021のためのリイシューだって。マジかよ(爆)日本のRecord Store Dayのリリース作品って… なのにさ。うらやましー!この1st 7″は、後期が売れちゃったおかげで簡単には手の出せないお宝盤になってたからね。リリースは先日、BEATNIK TERMITESの1st 12″をリイシューして度肝を抜いたイタリアのHey Surburbiaからマジで感謝なリイシュー!SHOCK TREATMENTが日本で話題になったと同時期に注目されていたイタリアのショボポップパンクDEROZERは、当時知る人ぞ知るバンドでしたね。2ndアルバムまでは本当完璧なポップパンクでした。その初期の作品の中でもぶっちぎりのかっこよさとスレスレ感がたまらず、HOME ALONEとか好きな人だったら絶対このシングル好きだと思います。「ウーノクワトロクワットロ」な1曲目の時点で完全勝利の内容で、これぞヨーロッパポップパンクの真髄のショボさと勢いです。もちろん早口ボーカルでだし、で、なんといってもラストの名曲”Bomba”収録なんだから。この7″がリイシューされるなんて予測できた人はおそらく皆無だろう。しかし、実現。まさにポップパンコス一家に一枚の作品なのです。これは7″で聴いて盛り上がるべきだぜ。94年、バンド自身のレーベルDerottenからリリース。(O)
日本を飛び出しオーストラリアで活躍したMACH PELICANの99年リリースの1stアルバムもアナログ化!これはアナログで欲しかったやつ!リリースはBEATNIK TERMITESの1st 12″をリイシューしたイタリアのHey Suburbia。まじでこのレーベルのリイシューのセレクション最高だろ。みんながレコードで欲しいのをやってくれる。このアルバムにはぶっ飛ばされましたね。ほんと全曲クオリティー高くて、それまでの日本のポップパンクバンドに抱いてた日本語英語なメロディーが皆無でリアルタイムで聴いてた海外のバンドと匹敵というかなんら遜色ないしサウンドで、どの曲もメロディーがむちゃくちゃ良いんだよね。個人的には”Hey Girl”はNAVEL好きも気に入ってもらえる曲なんじゃないかと思います。疾走チューンはUKポップパンクバンドGANにも通じると俺は思ってる。もちろん、王道3コードポップパンクの名曲”Dance In Chicago”も収録だしね。あとはDICKIESもカバーしてた”Gigantor”にQUEERSの”Ursula’s Finally Has Tit’s”。これを聴いてもらえれば、MACH PELICANが日本で思っている以上に海外ですげー人気あることに納得してもらえると思う。その曲も同じような感じじゃなくて、演歌じゃないけどすげー伝わるもんがあるんだよね。アートワークは1+2のオリジナル盤で使用されたHARD-ONSのRayさんのものをエディティングして生まれ変わってますよ。こっちの方がいいかも?!ちなみに現在HARD-ONSに加入したYou Am Iが当時全豪ツアーのオープニングアウトに指名したことで全豪中に知れ渡ったようだよ。さすがHARD-ONSファンのTim Rogers!(O)
RETARDED “GOES LOUDER” LP+mp3
イタリアのつんのめりポップパンコスHOME ALONE解散後、PacoとPaoloとRiccardoが結成したイタリアン3コードラモーンPOP PUNKの99年作1stアルバムのリイシューの前に、2007年アメリカのInsubordination RecordsからCDでしかリリースされていなかった3rdアルバムが、イタリアのバンドを取り戻せとばかりにBad Man Recordsが初アナログ化!うれしいことにBOYSの”Sick On You”カバー含むボーナストラック2曲追加!PacoとDarioは現在RADIO DAYSをやっていることで、いまだに知名度があるから欲しい人多かったけど、Insubordinationは活動停止しちゃってるから良いタイミングでのリリースだね。SCREECHING WEASEL完全影響下のサウンドから彼らもPEAWEES同様、大人になり渋いロックンロールも取り入れたのが今作。でも、PEAWEESのようにブルージーな完全なロックンロールにまで傾倒してなくて、ポップパンク感はそのまま残してるのがRETARDEDのこのラストアルバムかな1stアルバムのアナログ化もお願いしやす!(O)
SENZABENZA “LIVE AT PUNK ROCK RADUNO” LP
正直ライブ盤って良くてもうちだと全然売れないんで、ほぼほぼ入荷見送ってて今作も見送る予定だったんだけど、収録されてる1曲目になんと、俺が彼らを知るきっかけとなりいまだに大好きな2ndアルバム収録の”Zuma’s Tree”収録だってんで迷わず入荷!したらPunk Rock Radunoでの再結成ライブだったんで収録曲がポップパンク曲中心だったわい!しかも2ndアルバム中心!この時期の彼らはHARD-ONS直系のGREEDY GUTSな曲なので、2ndアルバムリイシューされるまでこのアルバムで予習しておくっていう手もありますよ。(O)
Dee Dee Ramonesが著書「Legend of a Rock Star」の中で名前を挙げたことで世界中のRamonescore狂に人気の高いカナダのラモーンズコアTHE VAPIDSのリイシューシリーズ、97年リリースの3rdアルバムもついに初のアナログ化。リマスタはgeoff Palmerが手がけてます。18曲入り。オリジナルはカナダのFUNBOX、KLOPECSといった良質なB級メロディック/ポップパンクバンドをリリースしているCrack Records作品。国内ではHUNTINGTONSとマッペリのリイシューは話題になってたけど、今作のアナログ化について誰も話題あげてなかったね… でも、海外ではもちろん話題になってたよ!4thアルバム以降、より硬派なRamonescoreになっていくんだけど、このアルバムはジャケのメンバー写真からわかるようにかなり若いので若さ溢れて、そこまでらモーンラモーンしてないポップパンクなのです。なのでバンド自身もRamonescore以前の自分らのサウンドであるこのアルバムをbandcampにこの音源をアップしてないんだと思う。うちら的にはこっちの方が好みだと思うけどね。(O)