MOVING TARGETS “THE OTHER SIDE : DEMOS AND SESSIONS EXPANDED” 2LP+CD/CD ついに25年振りのヨーロッパツアーを行うことを発表したMOVING TARGETSが、ツアーに合わせて極初期音源含むこれまで未発表の音源を詰め込んだ24曲入りの秘蔵のコレクションをBOSS TUNEAGEがリリース。嬉しいことにKen Chambersが紛失していたと思っていた音源が発掘されたために曲数が多いということもありアナログ盤は2枚組でのリリースとなりました。収録曲は85年のデモ3曲、83年のスタジオセッション2曲、83年のデモ1曲、87年のラジオ局での一発録り2曲(うち1曲は実は2曲が続いてる)、85年のシングルBURNING IN WATER時のアウトテイク1曲、88年のセッション4曲、そして2007年のセッション11曲です。みなさんも御存知の通り初期の彼らはHUSKER DUの影響を受けた疾走感溢れるメロディック。それがさらに荒々しくなってるんだからこれが悪いわけないじゃないですか?!今聴き直してみるとSnuffy Smileのバンドかなり影響受けてますよね。それに初期EXIT CONDITIONやDRIVEもかなり影響を受けていたんですね。ってかMIDWAY STILLなんてパクってる曲もありますぜ(爆)デモと言ってもしっかりとレコーディングされてるので劣悪なデモ音源集じゃないですよ!これはMOVING TARGETSファンなら大満足のリリース!内容は正式にリリースされているアルバムよりも荒々しいメロディックハードコアで激良っすよ!
SPOILERS “ROUNDABOUTS” CD/LP+mp3
※プレオーダー開始!
現地情報によるとどうやらこのバンドを取り巻く環境がSNUFFが大きくなっていくのと同じような感じのようなんです。最初はおおげさじゃねと思いましたけどね。でも当時リアルタイムでSNUFFを聴いてた人の印象はそうらしいんですよ。ライブを見た人が好きになりどんどん口コミでお客さんが増え続けている感じや、色々なバンドがツアーのオープニングアクトに指名争奪戦になっている様子なども。元々は7 DAY CONSPIRACYといったローカルバンドで活動していたDanが、憧れのサイモン在籍のSOUTHPORTに加入し、自分がやりたいことに気づいて結成したバンド。2015年に6曲入りのミニアルバムをリリースし、地道にライブを重ねてきました。2017年FACE TO FACEのUKツアーのオープニングバンドに指名された途端、急激に彼らの環境は変わり始めたんです。すぐさま、SNUFFからもライブに誘われると一気に火が付き始めました。恐らくDanは過去にSOUTHPORTに在籍してたからダンカンとサイモンの関係はみんな承知なので周りが気を使っていたのかもしれませんね。その後もLAG WAGON、BAD COP BAD COPなどのUKツアーのサポートバンドに立て続けに指名され新たなファンが増えてるんだって。LAG WAGONのヨーロッパツアーの帯同も指名を受け、さらにFACE TO FACEも彼らをカナダツアーに連れていきたいとオファーをもらったようです!この絶好のタイミングで待ちに待った1stフルアルバムのリリース。なんでもFat Mikeも彼らを気に入っててリリースをしたがってたんだって!1stミニアルバムではSTRIKE ANYWHEREやREHASHER直系なUS要素の濃いメロディックハードコアだったんだけど、このアルバムでは一挙にUKフレーバーを全面に押し出してきて、これがすこぶるかっこよい。SOUTHPORTを45回転したようでもあり、SNUFFのReach時代を彷彿させてくれるしで、まさにこのアルバムではSimonいないのにサイモンが存在するような感じなんですよ。また、曲によっては、ダンカンがやってたGUNS’N WANKERSも!これまで同様VISION OF CHANGE/SNUFFのLeeのハモンドオルガン素晴らしいおかずになってる。まさに待ちに待ったUKメロディックパンクバンドの登場。90年代UKメロディックで熱くなった今はおっさんも、メロコア好きな若者もまとめて夢中にさせるアルバムじゃないでしょうか。2曲目の”Roundabouts”のイントロの時点で熱くなる!このアルバムを引っさげて日本にやってくることを望んでいます!よろしくおねがいします。