全てのSTUPIDS狂が納得したとは断言しないが、2009年に復活作としてリリースされたアルバムにヤラレタ人間は相当多く、往年のFUN THRASHに哀愁ギターがプラスされたメロディック色が強まりながらもこれぞSTUPIDSなド級スピードと曲の数々で話題を呼んだ『THE KIDS DON’t LIKE IT』からの路線を保ちながら新ベーシストにPERFECT DAZE/SPACE MAGGOTSのイプスウィッチ同郷のジョンが加入後の初音源であり、マーティーのギターの彩が更に開花したといってもいいだろう今作!まずUKメロディック狂は”Marty Jangle”で完全にやられてくれ!!!怒涛のTHRASHとオフザケを交えたキャッチ―ハードコアな曲と哀愁ギターメロディーを活かした曲が交差するアルバムに仕上げるあたりやっぱりトミーSTUPIDSのセンスは計り知れず!また日本で観れる日がくればいいな!!!(R)
ARTICLES OF FAITH “WAIT” 7″
※デッドストック
1st同様にというかオリジナルは1stEPより少ない500枚プレスなんで手に入れるのが相当困難な83年の2ndEPもオリジナル・フォーマットで666枚限定で再発!しかしA面当時聴いた人は???となったであろう不穏なギター&POST ROCK的アプローチで困惑すること必須!!!速い曲をやるのに飽きたか、バンドの進化なのかはバンドにしか分から事ですが、ジワジワと陰なギターリフが交差し続けるうだつが上がらないのか、怒りを内に溜め込んでるぞ!的サウンドをひたすら繰り返し、これで終わり???と思いきや2週目でいきなりブチ切れ激速ハードコアをブチかますという斬新?さ!で終わる。この一曲だけでA面が終わるという新たな境地だったのでしょうか。今聴けば最高にカッコ良いんですが、自分がもし当時1stEPのだけでAOFが好きだったらこれ聴いたら完全セルアウトだろ!と思うかも(笑)打って変わってB面は、STOP & GOが最高な剛速球ハードコア!これがお前らの望んでるARTICLES OF FAITHだろ?と言わんばかりの爆発力!最高!BUY OR DIE!!!
MDC “METAL DEVIL COKES” LP
※YELLOW VINYL
オリジナルは89年にリリースされた前作のLIVE盤を入れなければ4枚目。恐らく全然人気のない作品だと思うが明らかに82年の1stに返り咲いたスピード感抜群のハードコアナンバーが炸裂する良作だったりするんだよ!!!82年の時点でバックの演奏力の高さからロッキンなフレーズを多用する曲がメインながら、デイヴ・ディクターの早口かつ怒りのこもったヴォーカルによって他のストレートなハードコアとは一線を画すも、86年、87年のアルバムはハードロックやTHRASH METALに接近したりしてたがこのアルバムは速くてマジで良い。そして何よりもUKメロディック狂は反応せずにはいられないイントロから泣きの哀愁ギターが炸裂する”Snuffed Out”は名曲!!!このメロディーと歌いまわしはVISIONS OF CHANGEが脳裏を過ったりしなかったり。しかもこの類の曲はこの1曲のみというのもメロディック狂にはポイントだろう!くしくもSNUFFの1stとくしくも同年に出たのを今更ながらに紐づけできてしまう考察あれこれなメロディック狂の妄想はさておきに、マジでこの曲の為にこのアルバムを手に入れるべし!(R)