本日はWATERSLIDE 3月の新作はLITEARTUREのメンバーによるTrès Ouiの単独第一弾リリースのフラゲ日です。またA PAGE OF PUNKの4年ぶりとなるニューアルバムもフラゲ日です。それから遅くなりましたがkillerpassの現布陣での最後のシングル2作品もアップしました。
Très Oui “Singles Going Nowhere” CD
2016年春にKiliKiliVillaの招聘により突如日本ツアーを行ったLITERATUREの中心メンバーでありソングライターのNateとベーシストSethがフィラデルフィアやっぱり寒すぎ!という理由で元々住んでたテキサス州オースティンに戻り(確かにフィラデルフィアの冬クソ寒い。しかもオースティンと比べたら天地の差すぎ)、そこでLITERATUREの初期メンバー1人に地元の友人二人を加え結成したバンド、Très Ouiの第一弾単独音源が完成!CD盤のみ、ボーナストラックを追加した6曲収録。LITERATUREの登場は日本の若手パンクバンドへ大きな影響を与えたのは皆さんも御存知だと思いますが、このTrès Ouiもボーカルは当然のことながら作曲もNateなもんで正直LITERATUREと変わりはありません。AUSTIN TOWN HALL RECORDSからリリースされたオースティンシーンのバンドを集めたコンピレーションアルバム「SLACK CAPITAL」にひっそりと参加し注目され始めてきてるところでナイスタイミングですね。LITERATUREでも見受けられたモータウンを思わせるベースラインのイントロから、まさに彼らなキラキラギターが鳴りまくる”Fall Back”で幕を開け、気だるく心地良いスローなインディーポップチューン”Dead Ringer”まで、これLITERATUREの新曲と言っちゃっても全然問題ない5曲!で、彼らが最初に録音した「Phillips Calling」をボーナス収録。LITERATUREもニューアルバム制作に向け準備をしておりますのでそちらも楽しみにまずはこちらの音源を聴いてください!(O)
A PAGE OF PUNK “Punk Day~美しい日~” CD+64P BOOKLET
前作よりメンバーが変更し産み落とされた「反対方向」あれは凄かった。それまでのA PAGE OF PUNKのスタイルはブレてはいないけど、かなり新鮮だった。そしてその「反対方向」から4年ぶりとなる待望の今作、もちろん1、2、3、4、1、2、3、4!のスタイルはもちろん変わってない。俺たちこれしかないぜ、ハハハと笑ってる顔がちらつく。けど、やっぱ同じじゃないんだ。今作はこれまでよりもギターのおかずも変化が感じる。いつも激しいと言えば激しいんだけど、今作ではBREAKFASTなんかも感じるハードコアナンバーもある、もちろん全曲シンガロング全開でショートチューンをぶっぱなしている。ハードコアナンバーがあるからポップな曲がいつもよりポップに感じるね。「石原慎太郎」から「安倍晋三」。まだまだこの国には怒ることが山ほどだ。やっぱり家ではブックレット読みながらCDを聴くべし!で、ライブに行ったら心の中でもシンガロング。普通に生きて普通に怒る。そのメッセージはやっぱり日本語のほうが響くね。ギターの亮ちゃんが今作は相当いいですよと電車の中で言っていたのわかるわ。けど、その時の亮ちゃんのニヤついた顔が一緒に思い出されてむかつくけどね!26:32あっという間です。(O)
killerpass “リスタート EP” 7″+mp3
ギタリストけんちゃん在籍時最後のシングルとなる4曲入りその1。彼が入って今のkillerpassの感じが出来たよね。今作はギターとハヤシックボーイの歌だけの「スクールデイズ」って始まりますが、続く「偽善者でかまわない」からはやはりkillerpass。なんといってもドラムのカズキックのロウパンクな音がこのバンドの核。そこにけんちゃんの独特でやりすぎじゃなくて自然な感じの空間系ギターだな。それからもちろんハヤシックの味のあるへたうまボーカルだな。思い返すと正直、初期の頃のkillerpassのサウンドの面影はなくなっちゃったけど別に無理も何もしていない。変わらずこれが今のkillerpass。ラストはモータウン調の「マイアンサー」。この曲が個人的一番のお気にリ。(O)
Hi, killerpass “近鉄 / シェリーに口づけ” 7″+mp3
ギタリストけんちゃん在籍時最後のシングルとなる4曲入りその2。彼が入って今のkillerpassの感じが出来たよね。今作は京都のHi, how are you?とkillerpassの融合ユニットHi,Killerpassとしてリリース。「近鉄」はHi, how are you?のデビュー作に収録された曲。元々はギターと鍵盤ハーモニカ(今、ピアニカって言わないみたいなんだよね)と鉄琴の曲をバンド形態でやったもの。ほっこりします。そしてもう1曲は誰もが一度は聴いたことがあるであるフランスのミッシェル・ポルナレフの「シュリーに口づけ」の日本語カバー。これはハヤシックがメインボーカルかな。この曲聞くと俺が20代中盤にほんの少しだけ在籍した会社時代を思い出して辛くなるんだよね。入社翌日から社員全員俺を残して社員旅行に行っちゃって、1週間わけのわからないまま打ち合わせや業務を何とかこなした日々、繁忙期だからという理由で土日も休みなしで頑張ってるから夕飯奢ってあげる=強制残業で毎日タクシーで帰宅させられた日々、そして辞めるときにはお前次見かけたらぶっ潰すからなと恫喝された過去(5年前に長女が俺の携帯いじってこともあろうにその社長に電話をかけた時は死んだ。結局それで今度ご飯行こうねと死なずにすんだ)、そんな日々にたまたま関わったフランス系のイベントで聴いたのがこの曲だった。そんな日々をイントロの一瞬で思い出させてくれてありがとうkillerpass。音楽の記憶って怖いです。社長、俺今は楽しくやってるんでそっとしておいてください!(O)
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