2025年5月にYouTubeにアップロードされた1本のライブ動画で世界中で話題となったバンドがいます。カリフォルニア州サンタクルーズを拠点とする大学生の5人により結成されたのが、そのFIRST DAY BACK。恐らくこのバンド名で、もしや?と思われる方も多いと思いますが、そうです、このバンドはBRAIDの曲名から名付けられた。現在進行系の大学生が奏でているのは空気感から何もかも全てが90’sエモ(特に97、98年ごろの)なのです。日本人とのハーフであるMaggieによる女性ボーカルエモ/インディーロックバンド。このMaggieを中心に90’sエモバンドを結成に動くも、やはり同年代で趣向の合うメンバーになかなか出会えず結成までは1年間費やしたそうです。しかし、ついに同じ趣向を持つメンバーが出会いこのバンドは動き始め、完成したデビュー音源となる9曲入りアルバムをリリースさせていただきます。彼等が敬愛するBraid、Cap’n Jazz、The Promise Ring、Mineral、Jejune、Sunny Day Real Estateといったあの時代の先駆者たちが持っていた、シリアスでピュアで未完成なあの世代ならではの感情を、その先駆者たちが当時活動していた頃と同世代の彼等が鳴らしているのは、90年代後期に所謂エモと言われた静と動のアンサンブルを奏でるバンドに出会った人であれば共鳴してくれるはずでしょう。面白いことに彼等の活動方法も90年代のDIYメソッドに則ったもの。ほぼ一発録音で制作されたが故に(空気感を出すためにわざとです)、音質も90年代を再現しているという徹底ぶりです。テクニカルではあるけれど、テクニカルであることを全面に出すのではなく、そこにバイオリンやハーモニカでスパイスを入れている彼等のセンスが好きです。発祥の国であるにも関わらず、今では第何世代ムーブメントなのかはわかりませんが、こうして先駆者へのリスペクトを詰め込んだシリアスなバンドが現れたのは嬉しい限り。せひ聴いていただきたい。そして、なるべく早い時期に彼等が日本ツアーで来てくれることを切に願います。
13日の金曜日です!今日は委託中古放出あります。22時スタートです。それからWHAT GOES UPのニュー7″リリースします。詳細は来週発表します。めっちゃ良いんでお楽しみに!FIRST DAY BACKはCD先行でアナログもリリースします。それからbedgravityにイギリスの某バンドも作業中です。まじで高校生の頃の俺が再度震えるでしょうね。
厚木の日本語詞エモ/インディーロックバンドORANGE POOLSIDEの6曲入りミニアルバム。もちろんリリースはRaft Recordsから。海外のエモ/インディーロックバンドの影響(1曲目ではRADIOHEAD、3曲目はTEXAS IS THE REASON風アプローチも感じる)を受けながら、曲を知らずしても日本語ならではの韻の踏み方が心地良い。サビでのシンガロングなどもこれまで以上にメロディーセンスが良くなってきてるね。2ndアルバムですげー良かった「通り雨」も新体制で再収録。good luck with your fun好きな人もチェックしてみて!(O)
THE LOBLAWS、THE ROBINSONSのメンバーによるVISTA BLUEが2025年4月にニューアルバムをリリースしたんで早速入荷!今作めっちゃ良いですよ。チープなシンセがなりまくるオープニングトラックから今作ではLILLINGTONSにTRAVOLTASを感じます。でももちろんしょぼさ全開で、バブルガムビーチコーラスもバッチバッチに決めてくるんでこの手の3コードポップパンク好きな人は撃沈されること間違いなし!昔のPARASITES好きな人も聴いてちょうだいね!CARPETTESっぽさもあるな。(O)
待ちに待ってた3rdアルバム!しかも14曲収録とボリュームも満点。前作からLASTKAJ 14と同じSecond Class Kidsへ移籍して知名度も超絶アップ!そして内容は文句なしときたもんだ。3rdアルバムでもこれまでと変わらず飛ばしまくりで変幻自在なアレンジは現在進行系DLKっしょ。合唱に、クレージーな面白展開とまさにTrallpunk好きであればハイテンション・イン・マイ・ルーム!でもユーロメロディック好きも絶対に気にいるであろうサウンドなんでチェックしてね。リフとかもいちいちカッコいいし時折VARNAGELっぽいフレーズとかもあったりして!これで熱くならなきゃ俺とは合わないだろう。(O)
新たに登場した女性ボーカルメロディックハードコアバンドで、2022年にカセットでリリースされた9曲入りのアルバムにそれ以降にレコーディングされた6曲を追加してSecond Class Kidsがリリース。Second Class KidsといえばTrallpunkなんだけど、このバンドはそれほどTrallpunk色は濃くなくて、GRIMPLEやLEFTOVER CRACKにも通じるメロディックだけどハードコアなサウンドをやっている。NOT ON TOURとか、HOGPiTS好きな人にもチェックしてもらいたい。ほんと攻撃的だけどメロディーフックあってキャッチーなんであっという間に15曲が駆け回る感じ。(O)
SPLIT HATA SOM LEJON / MENUDA LP/CD
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スウェーデンの若手Trallpunk 2バンドによるスプリット。おそらくプレス代の問題でそれぞれの12″という形でのリリースを取れずに2バンドがそれぞれ6曲ずつ収録のスプリット音源にしたのだという裏事情だろう。が、Trallpunkのニューカマー2バンドをまとめて聴けるのはありがたい。HATA SOM LEJONはセーデルハムン出身で、MENUDAはヘルシンボリを中心に活動しているバンドらしい。HATA SOM LEJONは音的には所謂Trallpunkではないのかもしれない。母国語でスピードこそ速いけど、メロディーラインは一般的に言われるメロコアに近くてすげー聴きやすい。と入っても時折思いっきりスウェーデンメロディー入るけどね(笑) 個人的にぐっときたのはMENUDAの方!このバンド、90年代初頭のスウェーデンメロコアシーンのスケートパンクバンドみたいだ!これやばい、めっちゃ新鮮!しかも音色が若干しょぼいのもバッチリだぜ!あの頃のReally Fastコンピとかでメロコアバンド掘っててあの時代のNO FUN AT ALL、SATANIC SURFERS、VENERAとかでワクワクした人はこのバンドチェックしてちょうだい!(O)
こちらも再入荷でっす!
ANTI-LAM FRONT “VERDENSLANSERING” LP/CD ASTMATISK GAPSKRATT “HA EI SATANS GOD JUL!” LP/CD BJORNARNA “HISTORIEREVISIONISM” 2xLP COSA NOSTRA “1000DB”12” EPA “TRETTON OVNINGAR I MINDFULNESS” LP/CD KKPA “PESTENS TID” LP LASTKAJ 14 “SPEGLAR OCH ROK” LP+CD SARDO NUMSPA “SPOKET I MASKINEN” LP/CD SLAVERIET “ETT SMASKALIGT KRIG” LP/CD SPLIT BJORNARNA / UNDERHUND 12″