女性ボーカル要するジャングリーインディーポップバンドREMEMBER SPORTSの12曲入りの4枚目のアルバム。今作はBEACH HOUSEを手がけているHEBA CARDYを起用したことでサウンドにも新たな風が吹いた!オハイオからフィラデルフィアへ移住して一気に注目を集めている彼女達でしたが、快進撃は止まらない。GET UP KIDSのオープニングに起用されて以降注目度も上がり彼女達がヘッドイナーを務めるライブもソールドアウトするなど人気は上がってますよ。そろそろ日本でも注目もっと集めてもらいたいっすわ!Specialist Subjects周辺のイギリスのインディーポップトも共鳴したこのサウンドは、Rose Melberg、CAB、CARS CAN BE BLUE、SWEARIN’、HOP ALONG、ALVVAYS、THE BETHSとかと女性ボーカルで可愛くて疾走感あるの好きだったら絶対に好きっしょ!(O)
個人的にはKARATEはこのアルバムが入り口でした。鬼才Geoff Farina率いるKARATEの98年リリースの9曲入り3rdアルバム。様々な音楽を吸収したサウンドはエモファンには聴いてもらいたい。非凡の才能を持つクリアーなギターを弾くギタリストの演奏は一度聴いただけではわからないほど繊細かつ練ってあるし、もうこれ以上ないというほどの悲哀のメロディーはホント深い… 1曲目の”There Are Ghosts”の時点で音像に引き込まれちゃいますけど、”Diazapam”、”Outside Is The Drama”はさらに名曲。こちらも手に入るうちに手に入れた方が良いと思います。(O)
KARATE “UNSOLVED” 2xLP
鬼才Geoff Farina率いるKARATEの00年リリースの9曲入り4thアルバムは12″ 2枚組でリイシュー!しかもリハーサル音源な未発表3曲がボーナスとして追加されてますよ。傑作だった前作「THE BED IS IN THE OCEAN」で知名度も上がった彼らがこのアルバムで体現しているのはさらにジャズやダブを取り入れたエクスペリメンタルなサウンド。このアルバムリリースの頃はソロアルバムでも発表したりしていたので、このバンドではこのアプローチが進んだのでしょう。ジャジーかつブルージー、そして静寂で内向的な美メロディーは、まさに玄人向けの上品なエモ/インディーロック。とはいってもやっぱり聴き込むことでズボズボと引きずり込まれるんだな。Drag City、Thrill Jockyといったあの時代のレーベルとも共鳴した唯一無二の存在。このアルバムのオリジナル盤なんて簡単に手を出せないほど高騰していたんで、もっと早く再評価されてリイシューされていても良かったんじゃないかなと思うよ。確実に早くなくなると思うんで迷ってる時間はないと思います。(O)