今回のEL ZINEのWSユーザ向けのオススメは、ドイツの悪名高きパンク・レーベルRock-O-Rama Recordsについての本を執筆したBjorn Fischerさんへのインタビュー、イアン・グラスパーの80年オブスキュアバンドを紹介した「A COUNTRY FIT FOR HEROES」の流れでカルトな80’s UKパンクバンドの特集記事、それからツアーレポートはどのバンドのものでもとても興味深いよ。(O)
MINDFIELD “ANTI SYSTEM: REALITY WAKE UP CALL” LP/CD
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ハードコアクラシックとも言えるANTI SYSTEMの80年代レコーディング作品と、2017年にリリースされた復活作『AT WHAT PRICE IS FREEDOM』12″の間のミッシング・リンクとなるバンド、MINDFIELDの1994年から95年にかけてレコーディング作品が初めて公表される!90年代半ば、ANTI SYSTEMの名盤アルバム『No Laughing Matter』をレコーディングしたMark Teale、Phil Dean、Mick Tealeというバンドの3/5メンバーは、NAILBOMB UKに一時在籍していたPaul Stoneを加えた4人で何か新しいことを創り出そうと動いていた。そして結成されたのがこのMINDFIELD。彼等は自分たちが影響を受けたDischarge、Antisect、Slayer、New York City Hardcore、Ministry、LARDなどを融合させ、新たに激しいサウンドに挑戦していた。当時いくつかのレーベルからオファーもあり、UKパンクの生き字引イアン・グラスパーにも愛されインタビューを受けたりと順調に活動していた。しかし、事情による歯車が狂ってしまい結局のところリリースも実現しなかった…収録曲は、ANTI SYSTEMのメンバーによって解散と復活の間に存在していた2つの時代に録音された唯一のものであり、ANTI SYSTEMの復活12″へと繋がる攻撃的でスピーディーなメタリック・スラッシュ・サウンドが繰り広げられる3作のオリジナルデモ音源が初めて正式にリリースされることになる。もちろん全音源新たにレストアされ、リマスタリングを経てリリースされたことで音がよりクリアになっている。
INSTIGATORS “Shockgun” LP
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INSTIGATORSが30年ぶりに復活!それを祝し、Boss Tuneageが2ndアルバム「PHOENIX」に続き、彼らの3rdアルバム「SHOCKGUN」を限定カラーヴァイナルで初のアナログリイシュー!しかも、オリジナルレコーディングをレストアしてリマスタリングしているのでサウンドはかなり良くなっている。このアルバムは、UKはHDQのリリースでおなじみのPositive、USはFlipside、ドイツはWeirdからリリースし、ワールドワイドに彼らの存在を世に知らしめた作品であり、アナーコパンク/アナーコ・メロディック全盛期のサウンドで80年代後期に盛り上がるアナーコ・パンク・ムーブメントに多大な影響を与えた。今作はXPOZEZのアンディーがボーカルとして加わり活動を開始した彼らの第2期に残した2枚目のアルバム(通算では3枚目のアルバム)。バックのサウンドはHDQが翌年にリリースしている「Sinking」にも通じるDCからの影響とも言えるギターワークが渋い!やはり、なぜこのバンドのこの時期の音源が日本で過小評価されているのか理解に苦しむ。元々バンドは1980年に高校の同級生であったドラマーのポール・“ハミー”・ハムショー(後にSORE THROATのドラム、CIVILIZED SOCIETYのボーカル)と、ギタリストのサイモン・ムーニーがCRASSやFLUX OF PINK INDIANSに影響を受け結成。UK国内ではすでに人気を確立していたが、85年にパスヘッド運営のPusmortのコンピ「Cleanse the Bacteria」に収録されたことでアメリカでも人気を得ることになった。80年代のUKパンク、Late 80’s UKメロディックに興味のある人は、重要バンドの作品をこの機会に逃すことのないようにしていただきたい。
今作はBUMで”Promise Is A Promise”、”Debbie Speak”、”At The Well”という名曲を世に送りだした彼が、落ち込んでいた自身の音楽生活を総括する気持ちで15年かけて制作した16曲。PopkidのTimに紹介された今作。最初はソロアルバムということもありそこまで期待していなかった。彼のソングライティングスキルの高さは自分の好きなBUMの曲の多くがロブ制作だから、このアルバムも良いだろうけど大人な感じなんじゃないかと疑った。でも1曲目を聴いた時点で嘘じゃなくてぶっ飛ばされた。マジで驚かされた。BUMじゃねーかよと。まさにBUMが2020年にアルバムをリリースしたらっていう内容なんですよ。もちろんBUMだけでなく、CHEAP TRICKやBIG STARから、SUPERCHUNKやPOSIESなんかも感じさせてくれるけどね。本当に聴いていて、うわーっ音楽ってやっぱ最高じゃんと心を揺さぶってくれる大事なものと思い返させてくれます。今作にはBUMのAndrew Molloyも関わっていて、B1の”A Very Well Known Secret”を提供しているし、同じくBUMのGrahamもドラムで数曲参加している。そうだ、コロナの前はBUMが日本ツアーをしたいっていう流れでこの作品のことも話したんだっけ。とにかく内容はBUMが好きな人であれば絶対に気に入ってもらえる内容。んで持ってなぜに高いかというと、とにかく16年かけて制作したアルバムを自分の思っている仕様でリリースしたいという願いを叶えるために制作したからです。まず音に拘り180gの12″ 2枚という仕様。そしてブックレットというか52ページのフルカラーではっきり言ってレコードのジャケサイズの本がついてます。そのため、トリプルゲートフォールドスリーブが必要。ジャケはプレス工場では作れないため、全てロブが家族とハンドメイドで製作、幸運なことに奥さんがカメラマンだったためブックレット掲載の写真屋ジャケの撮影もしてもらたことで、なんとか価格を$60まで下げることができたそうです。そんな思いが詰まった作品、2020年当時でも絶対に入荷したいじゃないですか。ということでようやく夢が実現しました。ようやく到着したこのアルバムは、最後の35枚です。BUMに人生救われた人は絶対に手に入れてください。物には魂も想いも詰まっている。だから俺はフィジカルが好きなんです。(O)
WHAT GOES UPの7″レコ発来てくれた方ありがとうございます!めっちゃ盛り上がりましたね。 GREEN DAYの”SOUTH AMERICA TOUR”に帯同することが決定し、ついに日本へもやってくることが決定したのでバンドの意向により彼らの音源を国内でサポートすることになりました。前回の入荷を逃してしまった方、本日予約開始です。 初来日は東京のみですが、GREEN DAYとの南米ツアーを経て、より強固になった彼らがやってくる!
DEECRACKSやJAGGER HOLLYで活動中のMattが初のソロ音源をリリース。といってもバンドサウンドなのであまり普段と変わらないというか、タイトル曲はパワーポップで、もう1曲はROMANTICSの”Be My Everything”のカバーなんで、これ正直言うとJAGGER HOLLYのニューアルバム「Rivoltella」なわけなんだよね。つまり最高!「Rivoltella」の殆どの曲はMattが作ったって聴いた時、思わず嘘だろ?って本人に言っちゃったもん(笑)(O)
世界中のパワーポップファンに大人気のイギリス/ノッティンガムのパワーポップバンドSPEEDWAYSの新作届いたよ!ははは、マジでこの人達ハズレがない(笑)あれ?今作はSnap!外されてるよ。ということでいつも同様、Belugaに、スペインはFolc、そして我らのStardumbが参加。3年振りとなる今作はタイトル曲はピアノが印象的なコステロサウンド!めちゃくちゃキャッチーでたまらん。そして、「NOW THAT I KNOW HOW」はこのシングルのみの収録曲となるようでこちらもシンセが入ってゴキゲンなロックンロールパワーポップナンバーで良し!早くもアルバム楽しみになってきたな。(O)
WINDOWSILL “S/T” LP
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これもアナログリイシューきたわ!現在も活動しているオランダの極上3コードポップパンクバンドWINDOWSILLの12曲入り1stアルバム。現在のアナログ高騰化を止めるのはやはりオリジナル盤を出していたStardumbですね。オリジナルはMonster ZeroとこのStardumbによる2レーベル共同ということで傑作ということは想像できるでしょうが、MONSTER ZEROのラモーンポップパンクに、STARDUMBの極上ポップセンスがバーストしまくってます。そこにバブルガムテイストが満載とくりゃー最高ってもんでしょう。単弦ギターの哀愁もさることながら、甘くも切ないメロディーも絶品で。METHADONESの名曲にも匹敵だし、TRAVOLTAS的なポップエッセンスも秀逸だし、完全に3コードポップパンク好きなひとのハートをグワシと鷲掴みでしょう!と、書いてみたものの一番影響丸出しなのはSCREECHING WEASELかな?(笑)。QUEERS、PARASITES~LEFTOVERS、HELLTONSといった泣きのポップパンクチューン好きな人(ってみんな好きだよね?)ドストライクだっしょ?!確かにFOUNTAINS OF WAYNEも影響を受けたバンドにあげてるようにFOWの1st好きな人もこのバンド気に入ってくれると思います。やっぱこの手のサウンドにいつまでたっても弱いですな。(O)
BORN SHIT STIRRERS “LESTER” LP BORN SHIT STIRRERS “SCRATCN N’SNIFF” LP BROCCOLI “Found” 7″ DILLINGER FOUR “This Shite Is Genius” CD DRIVEWAY SPEEDING “Reasons Are Not Answers” CD GROVER “The Dooks’ll Work It Out!” 7″ J CHURCH “DRAMATIC HISTORY OF A BORING TOWN” 7″ ONE CAR PILE-UP “Worst Episode Ever” CD SERVO “EVERYTHING” CD SERVO “NOW WE ARE SIX” 7″ SHUTDOWN “EMITS A REAL BRONX CHEER” LP SKIMMER “TUFTYCLUB” 7″ SPLIT ANNALISE / J CHURCH 7″ SPLIT BROCCOLI / CROCODILE GOD 7″ SPLIT LEIF ERICSSON / MILLOY LP/CD SPLIT OHNO EXPRESS / SOON CD